宮城県の人気温泉地 おすすめ10選

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宮城県の温泉地 おすすめ10選 | JTBスタッフのおすすめ旅記事&ブログ
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公開日:2021.12.31
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更新日:2024.04.30
宮城県みやげといえば笹かまぼこ、仙台の牛タンもポピュラーな名物です。伊達藩の城下町・仙台をはじめ、日本三景に数えられる松島や金華山、紅葉が美しい鳴子峡などの観光地も多くの人に人気のスポットですね。 温泉では渓谷美が素晴らしく、仙台の奥座敷ともいわれる作並温泉や秋保温泉、県北の鳴子温泉など、自然を堪能できる温泉が多数あります。そんな宮城県の温泉地10選をご紹介します!
JTBホームページ エディター 竹内 寿夫
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作並温泉

作並温泉(さくなみおんせん)
100万都市・仙台市中心部から車で約40分とわずかな距離だが、深い森と清流に恵まれた別天地で、秋保温泉とともに仙台の奥座敷として親しまれてきた。今から約1300年前の奈良時代、行基上人が東北行脚の際、渓流の響きと共に聞こえた仏法僧の声に誘われて渓流に下りたところ、勢いよく噴き出す温泉の湯気を発見したとの伝説が残る。湯治場としての開湯は江戸時代のこと。現在は4軒ほどの宿泊施設が国道48号や広瀬川に沿うように立ち、渓谷の眺めや渓流を望む露天風呂を名物にしている宿もある。国道48号は山形と宮城を結ぶ重要なルートでもあり、山形県の山寺や蔵王観光のベースの宿泊地としても便利だ。
作並温泉の情報
・所在地:宮城県仙台市青葉区作並 ・泉温:38~70℃ ・源泉数:11 ・湯量:1150リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:単純温泉、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、皮ふ病、婦人病、痔疾、美肌ほか ・宿泊施設数:4 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR作並駅から仙台市営バス作並温泉行きで5分、バス停:作並温泉元湯などで下車。(車)東北道仙台宮城ICから国道48号経由21km

秋保温泉

秋保温泉(あきうおんせん)
低い緑の山並みを背景にして、名取川沿いを中心に10数軒の宿が立ち並ぶ温泉地。その歴史は古く6世紀頃に発見され、江戸時代には仙台藩主の湯浴み御殿が置かれ、伊達政宗も入浴したといわれる。かつては皇室の御料温泉であったことから「名取の御湯」と呼ばれていた。また、福島の飯坂、宮城の鳴子とともに奥州三名湯に上げられるほど、由緒ある温泉として知られ老舗旅館も多い。仙台市街から車で約30分とアクセスも良く、仙台の奥座敷として、国内外から訪れる多くの観光客を受け入れている。秋保大滝や磊々峡(らいらいきょう)など、豊かな自然景観に恵まれているのも魅力。
秋保温泉の情報
・所在地:宮城県仙台市太白区秋保町湯元 ・泉温:28~78℃ ・源泉数:16 ・湯量:不明 ・飲用:不可 ・泉質:ナトリウム-塩化物泉、単純温泉、硫酸塩泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、胃腸病、腰痛、打ち身、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など ・宿泊施設数:22 ・日帰温泉施設数:3 ・アクセス:(公共交通)JR仙台駅から宮城交通バス秋保温泉方面行きで55分、バス停:秋保・里センター、秋保温泉湯元などで下車。またはタケヤ交通仙台西部ライナーで40分。。(車)東北道仙台南ICから国道286号、県道62号経由9km

松島温泉

松島温泉(まつしまおんせん)
日本三景・松島に初の高温泉である「太古天泉 松島温泉」が誕生。平成20年(2008)に開湯した新しい温泉だ。松島温泉元湯の「ホテル海風土(うぶど)」をはじめ、「ホテル絶景の館」「松島センチュリーホテル」「小松館 好風亭」に、アルカリ性単純温泉が引かれている。その後も「松島 一の坊」がナトリウム-塩化物泉、「ホテル壮観」がナトリウム-塩化物・硫酸塩泉の温泉を敷地内に湧出させ、平成23年(2011)には「ホテル大松荘」に配湯を開始。現在7軒の宿泊施設がある。松島湾を眺めながら入浴を楽しめる露天風呂を自慢にしている宿が多い。松島湾クルーズや瑞巌寺、五大堂などの観光のベースに宿泊するのに好適な温泉地だ。
松島温泉の情報
・所在地:宮城県宮城郡松島町松島東浜、高城浜、磯崎浜 ・泉温:52.5~54.8℃ ・源泉数:3 ・湯量:179.6~638.9リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:アルカリ性単純温泉、ナトリウム-塩化物泉、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、切り傷、痔疾など ・宿泊施設数:7 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR松島駅下車。またはJR松島海岸駅下車。(車)三陸道松島海岸ICから国道45号経由4km

鳴子温泉

鳴子温泉(なるこおんせん)
宮城県の北西部に流れる、江合川(荒雄川)沿いに点在する鳴子、中山平、東鳴子、川渡、鬼首の5つの温泉を総称して鳴子温泉郷とよぶ。中心となる鳴子温泉は、平安時代の「続日本後紀」にも登場する歴史ある温泉で、古くから湯治場として親しまれてきた。国内で確認される10種の泉質のうち、7種類の泉質が湧出し、種類の豊富さ・源泉数の多さでは日本有数を誇る。大半の旅館・ホテルが独自の源泉をもち、温泉三昧を楽しめるのが魅力だ。JR鳴子温泉駅周辺に広がる温泉街には、緩やかな斜面に大・小18軒ほどの旅館・ホテルが立ち並び、名産のこけしなどを売る店も軒を連ねている。足湯や共同浴場も人気スポットだ。宿の風呂と共同浴場が利用できる「湯めぐりチケット」も販売している。
鳴子温泉の情報
・所在地:宮城県大崎市鳴子温泉湯元 ・泉温:不明 ・源泉数:163 ・湯量:不明 ・飲用:不可 ・泉質:単純温泉、硫黄泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、含鉄泉、酸性泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、動脈硬化症、高血圧症、慢性皮ふ病、糖尿病、痔疾、慢性婦人病、美肌など ・宿泊施設数:18 ・日帰温泉施設数:2 ・アクセス:(公共交通)JR鳴子温泉駅下車。(車)東北道古川ICから国道47号経由30km

遠刈田温泉

遠刈田温泉(とおがったおんせん)
開湯は江戸時代初期と伝えられる古い温泉地。蔵王連峰の山中から流れ出る清流・松川に沿って、大小30軒あまりの宿泊施設が温泉街を形成している。蔵王エコーラインの東側入口にあたるため観光の拠点となっているほか、蔵王への登山基地としても有名。温泉街には青森ヒバで造られた共同浴場の「神の湯」や「壽の湯」、足湯などもあり遠刈田の湯を満喫できる。少し離れた新地集落は遠刈田こけしの産地で、「みやぎ蔵王こけし館」では地元遠刈田系こけしの展示のほか、こけしの製作風景も見られる。
遠刈田温泉の情報
・所在地:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉 ・泉温:約70℃など ・源泉数:73 ・湯量:約1000リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、動脈硬化症、切り傷、やけど、痔疾、婦人病など ・宿泊施設数:33 ・日帰温泉施設数:3 ・アクセス:(公共交通)JR白石蔵王駅からミヤコーバス遠刈田温泉行きで47分、バス停:遠刈田温泉下車。(車)東北道白石ICから国道4号、県道12号経由16km

南三陸温泉

南三陸温泉(みなみさんりくおんせん)
宮城県内では珍しい、太平洋沿岸に湧き出している温泉。源泉をもつ「南三陸ホテル 観洋」の無色透明の湯は、地下2000mから湧出する深層天然温泉。海に突き出すように造られた男女別の絶景露天風呂をはじめ、4カ所ある大浴場で堪能できる。潮風を感じ、カモメが近くを飛び交う開放感あふれる浴場では、日常の生活では感じることのできないゆったりとした、ひと時を満喫。沿岸のドライブの途中に、日帰り入浴も可能だ(営業時間など要確認)。海を望むレストランなども併設、宿泊の夕食では新鮮な「鮑の踊り焼き」や「フカヒレ姿煮」も名物。
南三陸温泉の情報
・所在地:宮城県本吉郡南三陸町黒崎 ・泉温:26.2℃ ・源泉数:1 ・湯量:101.4リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、慢性婦人病など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR陸前戸倉駅からタクシーで5分(無料送迎あり)。(車)三陸道桃生津山ICから国道45号経由18km

気仙沼温泉

気仙沼温泉(けせんぬまおんせん)
気仙沼市の高台にある「サンマリン気仙沼ホテル観洋」の敷地内、地下1800mから湧出した温泉。高濃度のイオンの温熱効果によって血行が促進され、体がぽかぽかと温まる。気仙沼湾を一望できる大浴場と、巨岩を組んだ大露天風呂でゆったりとくつろげる。三陸の海の幸の料理にも定評がある宿だ。姉妹館の「気仙沼プラザホテル」もこの湯を引き、大浴場や露天風呂から気仙沼港を見下ろせる。
気仙沼温泉の情報
・所在地:宮城県気仙沼市柏崎 ・泉温:29.1℃ ・源泉数:1 ・湯量:不明 ・飲用:不可 ・泉質:ナトリウム-塩化物泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、慢性婦人病など ・宿泊施設数:2 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR気仙沼駅から車で10分。(車)東北道一関ICから国道284号経由55km

白石湯沢温泉

白石湯沢温泉(しろいしゆざわおんせん)
1200年前に自噴した温泉で長い間利用されていなかったが、平成6年(1994)に一軒宿の「旅館やくせん」が立ち、白石湯沢温泉として広く知られるようになった。入浴はもちろん、飲用にも適した日本でも数少ない含石膏芒硝泉の泉質の湯が湧く。日帰り入浴も可能だ(営業時間等要確認)。効能豊かな温泉をもとめて訪れる湯治客も多い。
白石湯沢温泉の情報
・所在地:宮城県白石市小原八幡前 ・泉温:35.8℃ ・源泉数:1 ・湯量:77.9リットル/分 ・飲用:可 ・泉質:硫酸塩泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、動脈硬化症、慢性皮ふ病、切り傷、やけど、糖尿病など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR白石蔵王駅から車で30分。(車)東北道国見ICから県道46号経由11km

中山平温泉

中山平温泉(なかやまだいらおんせん)
紅葉の名所として名高い鳴子峡の南西約1kmほどの地に湧き、鳴子温泉郷の中では最も西にある。山形県境に近い大谷川の清流に沿って、湯治宿から観光客向けまで、9軒の温泉宿が点在する。公衆浴場は「しんとろの湯」がある。環境省認定の国民保養温泉地にも指定されている。
中山平温泉の情報
・所在地:宮城県大崎市鳴子温泉星沼 ・泉温:49~72℃ ・源泉数:86 ・湯量:不明 ・飲用:可(一部の旅館のみ) ・泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉、単純硫黄泉、炭酸水素塩泉、単純温泉、塩化物泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、高血圧症、皮ふ病、切り傷、やけど、糖尿病、痔疾、慢性婦人病、美肌など ・宿泊施設数:9 ・日帰温泉施設数:2 ・アクセス:(公共交通)JR中山平温泉駅下車。(車)東北道古川ICから国道47号経由35km

鬼首温泉

鬼首温泉(おにこうべおんせん)
宮城と秋田の県境、鳴子ダム北側の禿岳や荒雄岳などの麓に湧く温泉。近くに吹上、轟、宮沢などの一軒宿の温泉もあることから、鬼首温泉郷と呼ばれることもある。日帰り入浴施設は、吹上高原に「すぱ鬼首の湯」がある。春から夏にかけては、テニス、キャンプ、釣り堀、サイクリング、冬はオニコウベスキー場でのスキーなど、アウトドアスポーツが楽しめる。
鬼首温泉の情報
・所在地:宮城県大崎市鳴子温泉鬼首 ・泉温:29~98℃など ・源泉数:59 ・湯量:約716リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:単純温泉、塩化物泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、痔疾、美肌など ・宿泊施設数:6 ・日帰温泉施設数:1 ・アクセス:(公共交通)JR鳴子温泉駅から大崎市営バス鬼首線で20~40分、バス停:リゾートパークオニコウベなどで下車。(車)東北道古川ICから国道47号・108号経由45km
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