田沢湖湖畔に立つ料理自慢の日本旅館で“極上の癒し”を贅沢に楽しむ【秋田県 花心亭しらはま】

秋田
田沢湖湖畔に立つ料理自慢の日本旅館で“極上の癒し”を贅沢に楽しむ【秋田県 花心亭しらはま】
秋田新幹線田沢湖駅から車で約10分の距離にある「花心亭しらはま」
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公開日:2022.12.10
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更新日:2022.12.10
静かに広がる瑠璃色の湖面に、黄金色の美しい姿で立つ「たつこ像」。周囲約20kmのほぼ円形の湖・田沢湖はたつこ姫伝説に彩られる神秘的な雰囲気をたたえた湖です。水深423.4m、日本一の深さを誇り、「日本百景」の一つにも選定されている景勝地。その湖面は、新緑、紅葉、雪景色と、一年を通して様々な彩を映し出して表情豊かに訪れる人を魅了します。 2022年1月には夜景観光コンベンション・ビューローによる「日本百名月」に、「田沢湖にのぼる月」として田沢湖の月が認定されました。夜の深い闇に包まれる湖の湖上に昇る月が、湖面に白く光の道をつくる光景はまさに感動もの。空を茜色に染めて湖の向こうに沈んで行く夕日の景観とともに自然の雄大さを感じて旅情が一気に高まります。 そんな美しい夕日や月を眺めることができる客室をもつ宿が、田沢湖畔に立つ「花心亭しらはま」です。全15室の純日本旅館。全室に専用のダイニングルームが用意されていて、秋田の旬の山海の幸をゆっくりと味わえる人気のお宿です。さりげなく心のこもった接客と清掃の行き届いた落ち着いた客室で、田沢湖の四季折々の景色を楽しんだり、温泉に浸かって日頃の疲れを癒やしたり、と贅沢なひと時を楽しんでください。
JTB地域ナビゲーター 東北担当 鈴木 優子

畳敷きで落ち着いた和モダンの館内、素足で歩く心地よさがとってもフレッシュ

原寸大の秋田蕗をモチーフとした照明が印象的なロビー
原寸大の秋田蕗をモチーフとした照明が印象的なロビー
花心亭しらはまは、創業が大正末期の1924年という歴史をもつ老舗の宿です。その歴史をもって建てられた5階建ての館内は全館畳敷き。玄関で靴を脱いだ後はスリッパをはく必要もなく、素足でリラックスして過ごせます。家具や照明にもこだわりがあり、ロビーで目を引く天井の照明は秋田蕗がモチーフ、柱や木組みの天井、木造りのテーブル、イスには木の温もりを感じます。大広間の襖絵には秋田蕗の押し花、館内の随所に地元の植物や木をモチーフにしたデザインが取り入れられ、秋田杉を使用した組子細工、曲げわっぱなど、秋田らしさを感じる心地よい空間が広がっています。 全15室という規模に押さえたことで、館内の移動がラクで、多人数で混雑することもないため、快適に過ごせると、年配者はもちろん、小さな子ども連れの家族にも喜ばれています。

広さや眺望の異なる5タイプの客室は、どれも心がほぐれる寛ぎの空間

和室にベッドが配されたステンドグラスが素敵な「花」のお部屋
和室にベッドが配されたステンドグラスが素敵な「花」のお部屋
客室は5タイプあります。スタンダードな和室「心」は14畳の本室と、本室の廊下をはさんで向かい側に専用ダイニングルームがあります。マッサージチェアが置かれたそばの窓からは斜めに湖も眺められます。11畳のモダンな和室にツインベッドを設置した和室「花」には、秋田駒ヶ岳の高山植物「シラネアオイ」をデザインしたステンドグラスがあり、とてもステキです。 四季折々の田沢湖の眺望が、15畳の本間と副室の専用ダイニングルームの両方から楽しめるのは「望[のぞむ]」。「岳」も和室16畳と副室に専用ダイニングルームがあり、湖は斜めに。「粋」は、「岳」と同じ和室16畳と副室の専用ダイニングルームですが、和室にツインベッドとデザイナーズブランド「KASHIWA」のリビングチェアを置いた寛ぎの和洋室です。 いずれも、朝に夕に変化する雄大な自然を眺めながら、ゆったりと寛げる空間です。ベッドはシモンズ社製。リビングチェアとオットマンが置かれた広縁付き客室も多く、旅情を満喫しのんびり過ごすことができるお部屋ばかりです。

秋田自慢の郷土の味は地元の旬の食材から、四季を彩る豊かな美味を

秋田錦牛陶板焼き付きの郷土料理会席膳(イメージ)
秋田錦牛陶板焼き付きの郷土料理会席膳(イメージ)
宿泊客に評判の食事では、秋田の海の幸、山の幸を中心にした地元でとれた新鮮かつ安心・安全な食材を使用。総料理長が自ら栽培した朝摘み野菜などを使った料理も堪能できます。夕食は一品一品丁寧に作られた季節を彩る郷土懐石。食前酒は珈琲豆から作ったお宿のオリジナルの自家製珈琲豆酒。旬の食材を使った御椀や造り、蓋物などの料理に加え、季節によってイワナのしゃぶしゃぶなどの郷土色豊かな味覚も堪能できます。台物には秋田のブランド牛である秋田錦牛の陶板焼、鍋には本場の比内地鶏入りのきりたんぽ鍋、または粘りとコクが特徴の田沢湖産長芋を使った山の芋鍋が用意されています。 朝食は「日本のあさげ」と名付けた自慢の朝食。「日本人に生まれてよかったと思えるような素材」を使った身体によい多彩な料理内容。お米は契約農家の秋田こまち米、お豆腐は地元田沢湖の老舗「善五郎豆腐店」の天然水仕込みの濃厚な味わいのお豆腐、料理長が考案した岩魚のハーブ燻製など、厳選された味が勢揃い。燻した香りがなんとも懐かしい秋田名物の漬け物「いぶりがっこ」もご飯のお供にぜひ食べてくださいね。

“泊食分離”を実現した専用ダイニングルームはまるでリビング

個室空間で食事が楽しめる客室専用ダイニングルーム
個室空間で食事が楽しめる客室専用ダイニングルーム
全てのお部屋に専用のダイニングルームが用意されているのも、こちらのお宿の大きな特徴です。お部屋のタイプによって、副室として、またはお部屋の廊下を挟んだ向かい側に、という違いはありますが、夕食、朝食ともに各お部屋の専用のダイニングルームでの食事となります。他の宿泊客に気を遣うこともなく食事ができ、寝室に料理の匂いがこもることもないので快適だと評判です。サーブするスタッフとの会話も弾みます。お部屋専用のダイニングルームであり、大きめのテーブルと椅子も柏の木の温もりが感じられ、食事はもちろん、お茶や読書、テレビを楽しめるリビングのように使えるのもポイント。小さなお宿だからこそできる贅沢な造りを楽しんでください。

24時間入浴可能なお風呂で、肌に優しい田沢の湯に浸る

貸切家族風呂は和室の広々とした小上がり付き
貸切家族風呂は和室の広々とした小上がり付き
お宿のお風呂は24時間利用可能。いつでも温泉に浸かることができるのが魅力です。自家源泉の「田沢の湯」の泉質はナトリウム‐塩化物泉で、肌に優しい透明な温泉です。男女別の大浴場は大きくはありませんが、シンプルな造りの内湯と心地の良い露天風呂付き。湯船には、大館市産の希少な天然石の十和田石が使われているので、ぜひその心地よい感触を確かめてください。 無料の貸切家族風呂は20畳ほどもある和室の小あがり付きです。予約制ではなく、空いていれば最長40分間入れます。入口のボードに出る時間を書き、鍵をかけるのを忘れずに。六角形の石造りの湯船で、周りのガラス戸を開ければ半露天風呂に。田沢湖の風を感じ、ゆったりと日頃の疲れを癒やしてリフレッシュしてくださいね。

遊覧船、湖水浴、レイクアクティビティがたくさん、田沢湖観光に格好の宿

田沢湖西岸のたつこ像をはじめ、思い出の潟分校や御座石神社など、歴史ある名所・旧跡のほか、レジャースポットも充実している田沢湖。田沢湖東岸にあるお宿は田沢湖観光の拠点にピッタリのロケーションにあります。 お宿の目の前の白浜は、田沢湖遊泳場として7月中旬~8月下旬に開場。白砂が美しく、遠浅で透明度が高く、波が穏やかなので、小さな子どもでも安心。4月下旬~11月上旬には、お宿から徒歩5分ほどの乗船場から田沢湖遊覧船で湖上遊覧を。湖上や湖畔でのアクティビティや散策、ドライブ、サイクリングに加えて、秋田駒ヶ岳のトレッキング、田沢湖スキー場でのスキーと一年中楽しみがいっぱいです。 さらに、お宿の隣のお祭り広場ともいわれる田沢湖畔イベント広場は、7月の「たざわ湖 龍神まつり」、9月の「田沢湖マラソン」などのメイン会場。お宿に泊まってイベントに参加するのもおすすめです。 ▶宿の基本情報・アクセス・地図はこちら
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