「出島&長崎港ベイエリア」をおさんぽ(1日目 11:00)
最初の目的地は、鎖国政策の一環で作られた「出島」。江戸時代、ヨーロッパとの唯一の貿易地だった小さな島は、開国後に少しずつ埋め立てられ、特徴的な扇形は姿を消していました。現在は復元整備が進み、復元された19世紀初頭の建物や、現存する明治の洋風建築、当時の暮らしぶりが分かる史料などを見ることができます。
つかの間のタイムスリップを満喫したあとは、「長崎出島ワーフ」や「長崎水辺の森公園」などのスポットがある長崎港ベイエリアへ。開放的な海景色を眺めつつ散歩をすれば、日常から離れてリフレッシュできます。ランチは「長崎出島ワーフ」にあるレストランで。オーシャンビューの特等席で、ゆったり食事を楽しみましょう。
「大浦天主堂」や「グラバー園」など南山手・東山手の観光スポットを巡る(1日目 14:00)
南山手の高台に位置する「グラバー園」 写真提供:長崎県観光連盟
腹ごしらえを終えたら、王道観光スポットを巡るため、長崎湾を見下ろす丘の上に移動。南山手と呼ばれるこのエリアは、かつて外国人居留地となっていた場所で、信徒発見の舞台として知られる国宝「大浦天主堂」や、幕末から明治期の洋館が並ぶ「グラバー園」などがあります。
隣接する東山手の居留地は、開国と同時に整備されました。異国情緒あふれる石畳の坂「オランダ坂」や、和華蘭文化が感じられる「東山手洋風住宅群」などがあり、エキゾチックな気分に浸れます。
「稲佐山公園」から見る夜景にうっとり(1日目 18:00)
「稲佐山公園」は国内でも屈指の夜景スポットです 写真提供:長崎県観光連盟
本日の宿にチェックインする前に、上海、モナコと並ぶ「世界新三大夜景」にも選ばれた絶景を見に行きましょう。「稲佐山公園」の山頂展望台は標高333mにあり、宝石を散りばめたかのような、キラキラ輝く長崎の街並みを堪能できます。
麓から山頂を結ぶ「長崎ロープウェイ」も魅力的。全面ガラス張りのゴンドラからは、大迫力のパノラマビューが楽しめます。
あこがれの島「軍艦島」に上陸!(2日目 9:00)
昭和49年(1974)に炭鉱が閉山し無人島となった「軍艦島」 写真提供:長崎県観光連盟
2日目は「軍艦島」に上陸できるツアーからスタート! その姿が軍艦に似ていることから、通称「軍艦島」と呼ばれる端島(はしま)は、かつて海底炭鉱の島として栄え、多いときには5000人以上が暮らしていたそうです。現在は、無人島となっていて、数社が催行している上陸ツアーに参加すれば、島内に残る日本最古の鉄筋コンクリート造りのアパートや、竪坑跡を見学することができます。
ツアーの参加には事前予約が必須となりますが、満席になることも多く、また天候等により上陸できない場合があるので注意が必要です。
「長崎新地中華街」でご当地グルメに舌鼓(2日目 12:00)
冬に開催される「長崎ランタンフェスティバル」も有名です 写真提供:長崎県観光連盟
本日のランチは「長崎新地中華街」で。横浜中華街、神戸・南京町中華街と並び日本三大中華街の一つに数えられ、多くの中華料理店が軒を連ねるエリアです。角煮まんじゅうや肉まんをほおばりながら、色鮮やかなチャイナタウンを散策するのがおすすめです。
長崎の名物料理であるちゃんぽん・皿うどんを提供している店も多く、県民がこよなく愛する郷土の味を楽しむことができます。海鮮と野菜がたっぷり入った一皿に、大満足間違いなし!
「平和公園」で平和への祈りを(2日目 14:00)
「平和記念像」の前に立ち、あらためて平和について考えましょう
長崎駅の北側にある浦上地区は、原爆の歴史や平和の尊さを学べる地。中心部にある「平和公園」や近隣のスポットは、長崎観光で必ず訪れておきたい場所です。広大な公園内に点在する「平和祈念像」や「長崎の鐘」、「平和の泉」に足を運び、平和への祈りを捧げましょう。
おみやげの購入は長崎駅で行えます。駅構内の「長崎街道かもめ市場」には多くのショップが入り、ちゃんぽんやカステラといった定番から、変わり種のおみやげまで多彩な商品が並んでいるので、出発の時間まで思う存分ショッピングが楽しめます。