【長崎タウン】異国の薫りと平和への願いを感じる港町
「稲佐山公園」からは「世界新三大夜景」にも選ばれた長崎の夜景が見渡せます 写真提供:長崎県観光連盟
長崎旅行で外せない定番スポットが揃う長崎の市街地。幕末の開国後に作られた南山手・東山手地区は、立ち並ぶ洋風住宅や世界文化遺産の「大浦天主堂」など、エキゾチックで魅力的な風景が特徴です。「稲佐山公園」からの夜景観賞や「長崎新中華街」での食べ歩き、「平和公園」の散策といったテーマごとの楽しみ方もできます。ちゃんぽんに皿うどん、カステラといった長崎の定番グルメは要チェック!
【佐世保・ハウステンボス・九十九島】港町で味わうアメリカンなグルメ
店ごとの独自のアレンジを比べるのも楽しい「佐世保バーガー」 写真提供:長崎県観光連盟
長崎第二の都市・佐世保には米海軍基地があることから、街の雰囲気もグルメもアメリカンな雰囲気。「ハンバーガー伝来の地」といわれ、注文を受けてから作り始める「佐世保バーガー」が名物です。ヨーロッパを思わせる美しい街並みや季節の花々、さまざまなアトラクションなどが楽しめる「ハウステンボス」も佐世保市にあります。
九十九島は、佐世保港外から平戸まで連なる大小200以上の島々が、美しい景色を織りなす景勝地。島と島との間を回る観光遊覧船クルーズが人気です。
【波佐見】かわいらしい器をゲットしよう
普段使いできるポップなデザインの陶器もいっぱい! 写真提供:長崎県観光連盟
焼き物の産地として知られている波佐見町。名物の「波佐見焼」は、現代の暮らしにもマッチするような、新しいデザインが魅力です。陶器づくりの中心地である中尾山は、400年以上前から器の生産地として栄えてきた地域で、世界最大級の登窯跡が現存しています。ゴールデンウイークに合わせて開催される「波佐見陶器まつり」は全国的にも有名です。
【雲仙温泉・小浜温泉・島原】島原半島に温泉地が点在
「雲仙地獄」の遊歩道は30分ほどで歩くことができます 写真提供:雲仙観光局
島原半島の中央に位置する雲仙温泉。白い蒸気と強い硫黄臭があたりに立ち込める「雲仙地獄」が有名で、整備された遊歩道を行けば、“地獄巡り”を五感で満喫することができます。
雲仙の西側、海沿いに位置する小浜温泉は、1日に1万5000tもの湯が湧出する温泉地。橘湾に沈む夕日が眺められる露天風呂も点在しています。
東側にあるのが湧水の城下町・島原。「島原城」は安土桃山様式の壮麗な姿を残す城で、郷土史料が展示されている建物内部を見学することができます。
【平戸】教会も寺院もある城下町
教会と寺院が同時に見られるポイントもあります 写真提供:長崎県観光連盟
日本初の洋風建築物である平戸オランダ商館や、平戸を代表するゴシック様式の教会堂・平戸ザビエル記念教会がある一方、平戸城や寺院といった和の建造物も。和洋折衷の街並みが広がる、散策が楽しいエリアです。オランダやポルトガルを起源に持つ南蛮菓子や、高級食材の平戸ひらめ、平戸和牛といった名物グルメも押さえておきましょう。
【五島列島】歴史・文化と自然美に触れる
断崖絶壁の上にポツンと立つ「大瀬埼灯台」は人気の絶景スポットです 写真提供:長崎県観光連盟
本土から100㎞ほど離れた場所に浮かぶ150あまりの島々からなる列島で、豊かな自然が魅力です。江戸時代には数多くの潜伏キリシタンたちが移住したこともあり、その歴史を偲ぶ教会が列島内に点在しています。雄大な海や緑に調和した教会がある4つの集落は世界遺産でもあります。ただし、教会はあくまでも信仰の場所なので、訪れる際には事前の連絡や予約が必要。マナーを守って見学しましょう。