大崎温泉
自然公園にある公共の宿に引かれる温泉大崎半島の西海岸にある温泉で、「公共の宿 くじゃく荘」が一軒宿。5階にある展望浴場からの眺めがすばらしく、地上23mにある露天風呂からは大村湾が見渡せる。浴槽には塩分を含む保温効果が高い温泉がたたえられ、日帰り入浴で温泉を楽しむこともできる(営業時間等は要確認)。広大な大崎自然公園の中にあり、オートキャンプ場やくじゃく園、テニスコートなどのレジャースポットが充実しているほか、海水浴や磯釣りにも適している。宿に隣接して、露天風呂や歩行浴も楽しめる日帰り入浴施設の「しおさいの湯」もある。
大崎温泉の情報
所在地:長崎県東彼杵郡川棚町小串郷
泉温:56℃
源泉:1
湯量:380リットル/分
飲用:不可
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など
宿泊施設数:1
アクセス:(公共交通)JR川棚駅から車で15分(車)長崎道東そのぎICから国道205号経由12km
稲佐山温泉
稲佐山の中腹にあり、長崎の夜景を一望できる温泉長崎駅より車で5分。市内より好アクセス地にある「稲佐山温泉 ホテルアマンディ」は、日帰り温泉施設(営業時間等は要確認)としても評判のホテル。日帰り温泉は、和風・バリ風の2種類を週替わりで満喫できる。また、日本三大夜景とうたわれる稲佐山からの絶景を、館内各所より一望できるのもうれしい。レストランでは、長崎名物からデザートまで和洋多彩なメニューを用意。その他、岩盤浴・エステ・ボディケア・あかすりなど、癒しのサービスやカラオケ・卓球・ビリヤードなど、アミューズメントも充実。1日ゆっくり、多彩なメニューを楽しめる。
稲佐山温泉の情報
所在地:長崎県長崎市曙町
泉温:20.5℃
源泉:1
湯量:165リットル/分
飲用:不可
泉質:温泉法上の温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性など
宿泊施設数:1
アクセス:(公共交通)JR長崎駅から車で5分(車)長崎道長崎ICからながさき出島道路、国道499号・202号経由7km
田の浦温泉
とれたての魚介類がたっぷり味わえる白岳西麓に位置し、横島や度島[たくしま]を望む海辺の温泉地。宿は小さな入江に面した、大正13年(1924)創業の老舗「旅館 田の浦温泉」一軒のみ。敷地内に湧出する鉄分やラジウムを含む20℃の源泉を浴用加温し、かけ流しで浴槽にたたえている。夕食はその日とれたばかりの地元の魚介類をたっぷりと味わうことができる。
田の浦温泉の情報
所在地:長崎県平戸市大久保町
泉温:20℃
源泉:1
湯量:不明
飲用:可
泉質:炭酸鉄泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、皮ふ病、やけどなど
宿泊施設数:1
アクセス:(公共交通)松浦鉄道たびら平戸口駅から車で25分(車)西九州道佐々ICから県道227号、国道204号・383号、県道153号経由32km
五島列島・荒川温泉
五島列島・荒川温泉(ごとうれっとう・あらかわおんせん)
玉之浦に湧く旅情豊かな温泉でゆったり五島列島の福江島西岸にある荒川港に湧く湯。東シナ海に面した起伏の激しい荒磯にあり、宿で食膳にのぼる魚介類のイキのよさには定評がある。夕日を眺めながら、ゆっくりしたい温泉地だ。日帰り入浴施設の「地域福祉センター 荒川温泉」や無料の足湯があるほか、温泉を引く宿が4軒ある。
五島列島・荒川温泉の情報
所在地:長崎県五島市玉之浦町荒川
泉温:65.6℃
源泉:1
湯量:222リットル/分
飲用:可
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、婦人病など
宿泊施設数:4
アクセス:(公共交通)福江港から五島バス荒川丹奈行きで40分、バス停:荒川温泉下車(車)長崎県福江港から国道384号、県道27号経由20km
長崎温泉
長崎港の沖合いにある伊王島に湧く温泉長崎市街地より南西約10kmの海上に浮かぶ伊王島。その中心部にあるのが、長崎温泉を引く「i+Land nagasaki[アイランド ナガサキ]」。広大な敷地には、3つのホテルとロッジが点在している。温泉大浴場「天然温泉YUYU SPA[ユユ スパ]」は日帰り入浴も可能(営業時間等は要確認)で、露天風呂をはじめ、檜風呂や樽風呂などの浴槽が揃う。敷地内にある展望露天風呂と庭園風呂、家族風呂などを備える日帰り温泉施設「Ark Land Spa[アーク ランド スパ]」や岩盤浴とヒーリングスペースが魅力の「MINATO SPA 岩盤TERRACE」も人気だ(宿泊者は無料で利用可)。伊王島へは、平成23年(2011)に伊王島大橋が開通し、車でのアクセスも可能になった。
長崎温泉の情報
所在地:長崎県長崎市伊王島町
泉温:44.7℃
源泉:1
湯量:720リットル/分
飲用:不可
泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
効能:神経痛、筋肉痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾など
宿泊施設数:4
アクセス:(公共交通)JR長崎駅から徒歩15分の長崎港ターミナルから高速船で19分、伊王島港下船、徒歩3分(車)長崎道長崎ICから長崎南環状線新戸町IC、県道237号、国道499号、県道29・250号経由19km
雲仙温泉
もくもくと噴煙上がる地獄のほとりで極楽気分島原半島の中央にある雲仙岳は、普賢岳、国見岳、妙見岳など8つの山の総称。雲仙温泉は、これらの山々に囲まれて、標高700mの高地に位置する。明治時代には外国人の避暑地として賑わい、シーボルトは著書の中で当時の様子をヨーロッパに紹介したという。温泉街の中心部にある雲仙地獄では、30余りの噴気孔群がもくもくと噴煙を上げる。映画『君の名は』の舞台にもなり、全国的に名を広めた。また、昭和9年(1934)に、日本で初めて国立公園に指定されたことでも有名だ。温泉は硫黄分をたっぷり含んだ白濁した湯や、無色透明な湯が湧出する。13軒ほどの温泉宿が点在し、施設の充実した大型温泉旅館・ホテルが多い。手軽に温泉を楽しめる共同浴場などもある。
雲仙温泉の情報
所在地:長崎県雲仙市小浜町雲仙
泉温:79~95℃
源泉:約40
湯量:1000リットル/分
飲用:不可
泉質:酸性-含硫黄-硫酸塩泉など効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、皮ふ病、打ち身、慢性消化器病、痔疾など
宿泊施設数:13
アクセス:(公共交通)JR諫早駅から島鉄バス雲仙行きで1時間20分、バス停:雲仙お山の情報館前、雲仙などで下車(車)長崎道諫早ICから国道34号・57号経由40km
小浜温泉
潮の香りと湯煙立ちのぼる夕日が美しい海辺のいで湯背後に雲仙の山並み、眼前に橘湾が広がる海辺の温泉。明治時代には斎藤茂吉などの文人墨客や、上海、香港、ロシアからの外国人も訪れ、温泉地として栄えてきた。現在も27カ所の源泉から湧く温泉は、塩分が多く湯上がりも湯冷めしにくいのが特徴。穏やかな橘湾を黄金色に染める美しい夕景、潮風にたなびく湯煙などの風景が旅情をかきたてる。共同浴場や宿の立ち寄り湯でも、気軽に温泉を楽しむことができる。温泉街の宿湯と外湯を、それぞれ2軒づつ利用できる、日帰り入浴の「湯めぐり札」も販売されている。105℃という高温の源泉温度にちなんだ、全長105mの日本一長い足湯「ほっとふっと105」(無料)には、ペット用足湯もある。
小浜温泉の情報
所在地:長崎県雲仙市小浜町北本町・南本町
泉温:80~105℃
源泉:27
湯量:1万5000トン/日
飲用:不可
泉質:ナトリウム-塩化物泉など効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、切り傷、やけど、痔疾、うつ状態など
宿泊施設数:14
アクセス:(公共交通)JR諫早駅から島原鉄道バス雲仙行きで55分、バス停:小浜などで下車(車)長崎道諫早ICから国道251号・57号経由31km
島原温泉
澄んだ湧水、有明海の情景、城下町の歴史絵巻に浸る島原半島東部にある城下町・島原。町のいたるところに水が湧き、清らかな水路では鯉が泳ぐ姿を見ることができる。有明海に面した島原温泉は、昭和42年(1967)に開湯した、比較的新しい温泉地。中性で肌にやさしい温泉が湧き、風光明媚な環境に、宿泊施設が点在している。周辺には島原城や武家屋敷などの歴史スポットや全国初の火山体験学習施設「雲仙岳災害記念館」など、観光ポイントも充実。温泉は飲用でも効果があるため、市内6カ所に無料の飲泉所があるほか、足湯もあるので要チェックだ。
島原温泉の情報
所在地:長崎県島原市湊町・下川尻町
泉温:30.1℃
源泉:2
湯量:350リットル/分
飲用:一部可泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、糖尿病、高血圧、痔疾など
宿泊施設数:4
アクセス:(公共交通)島原鉄道島原駅または島原港駅下車(車)長崎道諫早ICから国道34号・57号・251号経由55km
平戸温泉
エキゾチックな南蛮文化の薫りただよう情緒あふれる温泉地オランダ商館が長崎の出島に移るまで、オランダ貿易が盛んだった平戸。当時の商館跡や教会、城などの歴史ポイントが多く残り、エキゾチックな雰囲気が漂う。温泉は平成13年(2001)に開湯した比較的新しい湯。透明でしっとりと肌になじみ、美肌効果もあるという。海を望む眺望自慢の露天風呂をもつ宿も多い。各ホテルや旅館などでは、平戸名物のヒラメや平戸牛などの料理も味わえるので問合せしたい。
平戸温泉の情報
所在地:長崎県平戸市大久保町・岩の上町など
泉温:35℃
源泉:1
湯量:200リットル/分
飲用:不可
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、美肌など
宿泊施設数:9
アクセス:(公共交通)松浦鉄道たびら平戸口駅から西肥バス平戸桟橋行きで13分、バス停:平戸桟橋などで下車(車)西九州道佐々ICから県道227号、国道204号・383号経由24km
壱岐・湯本温泉
玄界灘の夕日を眺めながら壱岐島の塩湯でくつろぐ玄界灘に浮かぶ壱岐島西部に7軒の宿泊施設がある湯本温泉。鉄分と塩分を含む湯が湧出し、入浴すれば体がぽかぽかすると評判だ。風光明媚な温泉郷で、近くにある湯本湾からは海に沈む幻想的な夕日を眺められる。島全体が観光地ともいえる壱岐には、自然の景勝地や太古のロマンあふれる歴史・文化遺跡など見どころが豊富。四方を海に囲まれていることもあって、釣りやマリンスポーツのメッカとしても人気だ。鮮度抜群の海産物を使った郷土料理や壱岐牛など、壱岐でしか味わえない味覚も楽しみ。
壱岐・湯本温泉の情報
所在地:長崎県壱岐市勝本町
泉温:69℃
源泉:17
湯量:施設により異なる
飲用:不可
泉質:ナトリウム-塩化物泉など
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、動脈硬化症、慢性消化器病、打ち身、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など
宿泊施設数:7
アクセス:(公共交通)郷ノ浦港<壱岐島>から壱岐交通バス勝本行きで30分、バス停:国民宿舎前などで下車(車)長崎県壱岐郷ノ浦港から国道382号、県道174号経由10km