旭山動物園の「行動展示」とは?
旭山動物園では、動物が本来の能力や行動を発揮できる環境を作り、展示する「行動展示」に力を入れています。飼育員が動物たちの快適な暮らしを研究し、工夫して作られた展示で、動物たちの自然体な姿を見れるのが魅力です。
迫力あるホッキョクグマが大きな話題に。ダイナミックな姿に子どもたちも大喜び
この動物園で絶対に訪れてほしいのが「ほっきょくぐま館」です。放飼場は2つあり、ひとつには泳ぐ姿が見られる巨大プールがあります。ホッキョクグマの巨体が水に飛び込む様子はダイナミックで、ずっと見ていても飽きることがないほどです。
もうひとつには、陸上のホッキョクグマを観察できる「シールズアイ(カプセル)」があります。地面に埋め込まれたカプセルから、アザラシの視点でホッキョクグマを観察できます。目の前に迫る大きな顔は迫力満点。ぜひ体験してみてくださいね。
寒冷地に住む動物がいっぱい。アザラシやペンギンも大人気
もうひとつのおすすめは「ぺんぎん館」です。ここではキングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンの4種類が見られます。圧巻なのは水中トンネル。下から見るペンギンはまるで空を飛んでいるようで、ペンギンが鳥の仲間であることを改めて思い出させてくれます。
また、毎年雪が降り積もる時期には「ペンギンの散歩」が見られます。ひょこひょこと歩く姿がユーモラスで、あまりのかわいさに癒やされること間違いなしです。
北海道の漁港で、野生のアザラシの生態を観察
小さな漁船やテトラポットが置かれ、まるで北海道の漁港のような一画に、2004年にオープンした「あざらし館」があります。
館内には「マリンウェイ(円柱水槽)」や大水槽があり、アザラシの特徴的な泳ぎをゆっくりと観察できます。ゴマフアザラシの愛らしい姿をたっぷりとご覧くださいね。
そのほか、北海道の魚類などを観察できる水槽もあります。
お食事中おじゃまします!「もぐもぐタイム」で動物の特徴を観察
動物園ではガイドにも力をいれており、そのひとつが「もぐもぐタイム」です。
これは、飼育スタッフが少量のエサを与えながら動物について解説するガイドのことで、毎日、さまざまな動物のタイムスケジュールが発表されています。どんなエサをどれくらい食べるのかを聞くこともでき、驚きとともに動物の生態を学べます。
北海道旅行の合間の、動物たちとのふれあいタイム。旅をさらに充実させて、思い出づくりにひと役買ってくれるのではないでしょうか。
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