青森県の人気温泉地 おすすめ10選

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青森県の温泉地 おすすめ10選 | JTBスタッフのおすすめ旅記事&ブログ
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公開日:2021.12.29
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更新日:2024.04.22
青森の名産といえばリンゴ、三方を海に囲まれているため豊富な魚介類も美味しい県。 世界遺産の白神山地や2021年に登録されたばかりの北東北の縄文遺跡群、十和田湖に奥入瀬渓流と訪れたい観光地も豊富です。 温泉は千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉、ランプの宿の青荷温泉など、一度は訪れたい秘湯の宿が数多くあるのが特徴。今回はそんな青森県の温泉地10選をご紹介します!
JTBホームページ エディター 竹内 寿夫
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黄金崎不老ふ死温泉

黄金崎不老ふ死温泉(こがねざきふろうふしおんせん)
世界遺産・白神山地の麓、青森県の最西端に位置する黄金崎にある海辺の一軒宿。古くから温泉が湧く海辺として知られ、地元の人々は岩場を掘って温泉を楽しんでいた。昭和45年(1970)にボーリングしたところ、地下200mから温泉が自噴。以来、日本海に沈む夕陽を一望できる絶景宿として高い人気を誇っている。変わった温泉名は「ここで養生すれば老いたり弱ったりしない」ということに由来。独特の赤褐色をした湯は鉄分を多く含んだ塩化物泉で、体の芯まで温まり湯冷めしにくいことから「熱の湯」ともよばれる。荒磯の海辺を目前にする露天風呂や館内のパノラマ露天、大浴場でこの温泉を満喫できる。日帰り入浴も受付けている(営業時間など要確認)。
黄金崎不老ふ死温泉の情報
・所在地:青森県西津軽郡深浦町艫作字下清滝 ・泉温:51.7~53.9℃ ・源泉数:2 ・湯量:700リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:含鉄-ナトリウム・マグネシウム-塩化物強塩泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JRウェスパ椿山駅から送迎車で5分。(車)秋田道能代南ICから国道7号・101号経由62km

鰺ヶ沢温泉

鰺ヶ沢温泉(あじがさわおんせん)
津軽藩発祥の地として知られ、江戸時代には年貢米の積出し港および北前船の寄港地として、城下町の弘前に次ぐ賑わいを見せていた鯵ヶ沢に湧く温泉。塩分濃度が高い湯は、はるか昔、地中に閉じ込められた海水が30万年の時を経て湧き出したもので、柔らかく、すべすべになる肌触りが心地よい。保温と保湿に優れ、よく温まると好評だ。日本海に面した高台の「ホテルグランメール山海荘」には海が一望できる露天風呂がある。ほかに姉妹館の「水軍の宿」がある。
鰺ヶ沢温泉の情報
・所在地:青森県西津軽郡鰺ケ沢町舞戸町 ・泉温:39.5~55.1℃ ・源泉数:2 ・湯量:400リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:ナトリウム-塩化物泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、婦人病など ・宿泊施設数:2 ・日帰温泉施設数:1 ・アクセス:(公共交通)JR鰺ケ沢駅下車。(車)津軽道つがる柏ICから国道101号経由22km

古牧温泉

古牧温泉(こまきおんせん)
古牧温泉の事業再生を手がけた星野リゾートが、青森文化を堪能できる温泉宿「星野リゾート 青森屋」として運営する。総青森ヒバ造りの内湯と、水に浮かんでいるような開放感のある露天風呂「浮湯」があり、トロリとした感触の温泉が自慢。食事は「かっちゃ(=お母さん)の温もりご飯」がコンセプトのビュッフェレストラン「のれそれ食堂」、古民家レストラン「南部曲屋」で。熱い青森の夏を感じる「青森四大祭りのショー」や津軽弁ラジオ体操が毎日開催されるなど青森の魅力を体感できる。約22万坪もの敷地には池のある公園もあり、季節ごとに内容が変わる馬車などのアクティビティも行われている。
古牧温泉の情報
・所在地:青森県三沢市古間木山 ・泉温:43℃ ・源泉数:1 ・湯量:929リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:単純温泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾など ・宿泊施設数:3 ・日帰温泉施設数:1 ・アクセス:(公共交通)青い森鉄道三沢駅から徒歩15分。(車)八戸道八戸北ICから第二みちのく有料道路経由16km

八甲田温泉

八甲田温泉(はっこうだおんせん)
田代平湿原の入口に立つ「ぬぐだまりの里 秘湯 八甲田温泉」は、大自然に溶け込んだ山荘風の一軒宿。昭和初期に炭焼き職人が自然湧出している湯を発見したと伝えられ、昭和39年(1964)に温泉宿として創業。平成26年(2014)にリニューアルした「龍神の館」と「らむねの館」があり、4種の異なる源泉をかけ流しで楽しめる。湯量豊富な龍神の湯は八甲田産の木材をふんだんに使用し、樹齢200年を超えるナラの巨木が中央にそびえる湯殿が魅力。湯の中に気泡が立ちのぼる名物の「らむねの湯」は、湯に含まれる炭酸の刺激が心地よい。日帰り入浴も受付け(営業時間などは要確認)。例年11月中旬~3月末は冬期休業する。
八甲田温泉の情報
・所在地:青森県青森市駒込・泉温:57℃(らむねの湯は41℃) ・源泉数:4 ・湯量:400リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:酸性・含鉄・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-塩化物・硫酸塩泉[硫化水素型](低張性弱酸性高温泉) ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、動脈硬化症、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ炎、切り傷、やけど、高血圧症、痛風、痔疾、婦人病など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR新青森駅からJRバス東北十和田湖行きで50分、バス停:萱野茶屋下車、車で20分。(車)青森道青森中央ICから国道103号、県道40号経由27km

酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)
貞享元年(1684)、鹿が傷を癒している姿を、地元猟師が発見したことが温泉の始まりと伝わる。酸性度が高いため酸ヶ湯の字があてられ、鹿湯がなまって酸ヶ湯とよばれたとも。江戸時代から湯治場として賑わう歴史ある温泉地だ。標高約900mの清涼な高地に位置しており、昭和29年(1954)には国民保養温泉地第1号にも指定された。160畳もの広さがあるヒバ千人風呂で有名な「酸ヶ湯温泉旅館」が一軒宿で、日帰り入浴も可能だ(営業時間など要確認)。混浴だが源泉が異なる浴槽が4つあり、打たせ湯が落ちる湯滝もある(女性専用タイムも設定)。車で5分ほどの場所に同経営の「八甲田ホテル」もあり、こちらに宿泊しても千人風呂まで送迎してくれる。この地は日本でも有数の豪雪地帯だが、冬期も営業する。
酸ヶ湯温泉の情報
・所在地:青森県青森市八甲田山 ・泉温:42~43℃ ・源泉数:5 ・湯量:110リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、胃腸病、皮ふ病、切り傷、やけど、糖尿病、貧血、痛風、痔疾、慢性婦人病など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR新青森駅からJRバス東北十和田湖行きで1時間30分、バス停:酸ヶ湯温泉下車。(車)東北道黒石ICから国道102号・394号・103号経由25km

青荷温泉

青荷温泉(あおにおんせん)
山に深く切れ込んだ、青荷渓谷の渓流沿いに立つ一軒宿が「ランプの宿 青荷温泉」。昭和4年(1929)、歌人の丹羽洋岳(にわようがく)が浴場や客室を立てたのが温泉の始まりだ。以来、ひなびた風情を求めて多くの湯治客が集まる。電気をいっさい使わないランプの宿として知られ、夕暮れの時間帯になると、深い山峡にほんのりと琥珀色の明かりが幻想的に浮かび上がる。浴場は「健六の湯」「本館内湯」「滝見の湯」「露天風呂」と館内に4カ所あり、湯巡りをしながら豊かな自然を楽しめる。通年、日帰り入浴も可能(営業時間などは要確認)。渓流でとれるイワナや山菜など、山の味覚も魅力で、冬期も営業している。
青荷温泉の情報
・所在地:青森県黒石市沖浦 ・泉温:45℃ ・源泉数:1 ・湯量:75リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:単純温泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)弘南鉄道黒石駅から弘南バス温川線(板留経由)で35分、バス停:虹の湖公園下車、送迎車で15分、送迎者は要予約。(車)東北道黒石ICから国道102号経由25km

浅虫温泉

浅虫温泉(あさむしおんせん)
青森市街から車で約30分と、アクセス便利な青森県屈指の規模を誇る温泉地。開湯は平安時代末期のこと。慈覚大師(円仁)が温泉を発見し、その後、法然が村人たちに広めたと伝えられる。弧を描く美しい海岸線に林立するホテルや旅館群からは、津軽半島に沈み行く落陽が眺められ、絶好の夕陽スポットとして高い人気を博している。浅虫温泉にある旅館・民宿11軒のうち、2~3カ所の温泉を体験できる湯巡り札「麻蒸湯札(あさむしゆふだ)」も販売しており、日帰り入浴は道の駅「ゆ~さ浅虫」でも可能だ。温泉街周辺には浅虫水族館や海づり公園、サンセットビーチあさむし(海水浴場)などのレジャースポットがあり、家族連れにも人気。
浅虫温泉の情報
・所在地:青森県青森市浅虫 ・泉温:56~73℃ ・源泉数:150 ・湯量:不明 ・飲用:一部可 ・泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、切り傷、やけど、慢性消化器病、痔疾、婦人病、打ち身、慢性皮ふ病など ・宿泊施設数:9 ・日帰温泉施設数:3 ・アクセス:(公共交通)青い森鉄道浅虫温泉駅下車。(車)青森道青森東ICから県道47号、国道4号経由10km

大鰐温泉

大鰐温泉(おおわにおんせん)
およそ800年前に円智上人によって開かれた歴史ある温泉。江戸時代には津軽藩主がよく湯治に訪れ、眼病を癒していたという。現在、町を流れる平川沿いやあじゃら高原に宿泊施設が数多く見られるが、昔ながらの共同浴場もあり、古き良き風情を残す温泉情緒を楽しめる。肌に優しく保温に優れているという湯の効能には定評があり、日帰り温泉施設・鰐come(わにかむ)の「鰐の湯」も人気。また、大鰐温泉駅前など、街のあちこちに見られるかわいいワニのキャラクターにも注目しよう。秋のリンゴ狩り、冬の大鰐温泉スキー場など、季節の楽しみもある。
大鰐温泉の情報
・所在地:青森県南津軽郡大鰐町大鰐・蔵館・上牡丹森など ・泉温:68.4℃ ・源泉数:9 ・湯量:1000リットル/分 ・飲用:不可 ・泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、眼病、慢性消化器病、打ち身、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、慢性婦人病、痔疾など ・宿泊施設数:14 ・日帰温泉施設数:5 ・アクセス:(公共交通)JR大鰐温泉駅下車。(車)東北道大鰐弘前ICから国道7号経由6km

嶽温泉郷

嶽温泉郷(だけおんせんきょう)
津軽富士とよばれ、古くから信仰を集めてきた岩木山の南西麓にあるのが嶽温泉。江戸時代初期、薪の切り出しに出かけた地元住民が発見し、その後、津軽藩主が開発した400年近い歴史がある。6軒の宿や食事処、みやげ店などが軒を連ねる温泉街は、昔ながらの湯治場の風情を色濃く残している。温泉は白濁した硫黄泉で、美肌効果も期待でき、日帰り入浴を受け付けている宿も多い(営業時間などは要確認)。近くの湯段(ゆだん)温泉の2軒の宿を加え、嶽温泉郷と総称している。嶽温泉郷・百沢(ももさわ)温泉郷の18施設の中の3つの温泉を体験できる、湯めぐり手形も販売されている。周辺各所から望むことができる岩木山の眺めも見事だ。
嶽温泉郷の情報
・所在地:青森県弘前市常盤野 ・泉温:42~50℃ ・源泉数:5 ・湯量:不明 ・飲用:不可 ・泉質:硫黄泉、酸性‐カルシウム-塩化物泉など ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、糖尿病、痛風、痔疾、慢性婦人病、美肌など ・宿泊施設数:8 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR弘前駅から弘南バス枯木平行きで55分、バス停:嶽温泉下車。(車)東北道大鰐弘前ICからアップルロード・県道3号経由30km

奥入瀬渓流温泉

奥入瀬渓流温泉(おいらせけいりゅうおんせん)
特別名勝にも指定される奥入瀬渓流の畔に唯一立つ宿泊施設「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」に引かれる温泉。周囲にはトチ、ブナ、ミズナラ、カエデなどの自然林が鬱蒼と茂り、豊かな自然を満喫できる。館内には、眼下に渓流を望む露天風呂がある。また、ホテルから送迎車で5分ほどのところにある宿泊者専用露天風呂「八重九重の湯」では、目の前に滝が流れ、野鳥のさえずりや四季折々の風景を楽しめる。家族や夫婦でも入浴できる混浴の時間や、女性専用の時間も用意。4~6月の新緑や、10月の紅葉の時期がおすすめだ。
奥入瀬渓流温泉の情報
・所在地:青森県十和田市奥瀬 ・泉温:56℃ ・源泉数:不明 ・湯量:不明 ・飲用:不可 ・泉質:単純温泉 ・効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾など ・宿泊施設数:1 ・日帰温泉施設数:なし ・アクセス:(公共交通)JR八戸駅からJRバス東北十和田湖行きで1時間30分、バス停:焼山下車すぐ。またはJR東北新幹線新青森駅からJRバス東北十和田湖行きで2時間8分、バス停:焼山下車。(車)東北道十和田ICから国道103号・102号経由58km
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