台北から日帰りで行ける！気軽に行けて楽しめる4つの郊外タウン観光 【台湾　台北】

最初に紹介するのは平溪線の中ほどにある街「十分」。大きなランタン（天燈）に願いを書いて飛ばすランタン上げ体験ができることで知られています。ランタン上げは旧正月に行われる伝統行事で、年に一度の天燈節は絶景として名高いですが、十分駅の近くに並んでいるランタン店では一年中ランタン上げ体験ができます。また街の中心を通るローカル鉄道「平溪線」もみどころの一つです。沿線には風情ある街や村があり、なかでも十分は台北からの日帰り旅行で訪れる人々などでいちばんの賑わいをみせています。十分駅を降りればすぐにランタン店や食堂が並んでいるので、ランタン上げの後はレトロな街並みの老街を歩き、グルメなどを楽しみましょう。

続いては台北からMRTとロープウェイを乗り継ぎ、台北の南郊外のオアシス「猫空」へ。MRT動物園駅から猫空駅まで、全長約4㎞を結ぶ観光ロープウェイの「猫空䌫車」に乗り、台北市街や斜面に続く茶畑が見える約30分の空中散歩を楽しみましょう。特に木柵市内や「台北101」が遠く彼方に見える、標高299mからの景色は圧巻！ 指南山の麓にあり、パワースポットとしても知られる台湾道教の総本山「指南宮」へは、ロープウェイを利用して途中下車するのがおすすめです。また鉄観音茶の産地として名高い猫空では、中国茶器を使い丁寧に淹れた台湾茶が味わえる茶藝館が点在しているので、ティータイムにぜひ訪れてみましょう。

台北駅からMRTに乗って約40分、淡水河の河口にある歴史的な港町の「淡水」。レジャー漁港の「漁人碼頭」から見る夕日は幻想的で美しく、デートスポットとしても人気です。17世紀以降に各国が覇権争いを行い、19世紀に欧州の開港地となった淡水には、往時の歴史を伝える要塞や史跡、古い廟などが点在しています。淡水の歴史に触れ、川沿いを散歩した後は、淡水河のさわやかな風景を望む岸辺のカフェでひとやすみしましょう。もちろんカフェから眺める夕日も格別です。

最後に紹介するのは台北市中心部からMRTで約25分、市北部の陽明山の麓に広がる温泉街の「新北投」。日本統治時代に温泉文化が流入した後、一度は衰退しましたが、1990年代後半から再び温泉復活の機運が高まり、現在ではミシュランガイド認定を受けるまでの温泉地になりました。また温泉だけではなく、史跡・名所なども点在しているので、観光も楽しめます。散策後の疲れを癒すなら、日帰り入浴ができる旅館がおすすめ。旅館の温泉は男女別大浴場や部屋風呂など水着不要の日本式温泉が多いので、ゆったりと入ることができます。