九份のおすすめ観光スポット｜レトロな絶景に魅せられるファンタジーな世界へ【台湾 台北】

レトロな空気漂う素朴な商店街が九份観光のスタート地点です。九份老街バス停のすぐそばにあるセブンイレブンの隣にある｢九份𦾔道｣と書かれた入口は、目立たないので見落とさないように注意しましょう。アーケードの下に続く石畳の道沿いに、魚丸湯(魚のつみれ団子スープ)や草仔粿(草餅)などの九份名物を味わえる食堂やデザート店、みやげ物店が軒を連ね、クレープやジェラートなどのおしゃれスイーツを提供する店も見つかります。

基山街のなかほどにある老舗で、現在は3代目の店主が切り盛りしています。自慢の一品はもち米にヨモギに似た草の粉を混ぜ込んだ伝統的おやつ・草仔粿（草餅）。甘い小豆餡が入りでデザート感のある甜紅豆のほか、干しエビの香りが食欲をそそる切り干し大根入りの菜蒲米、ほんのり塩味の緑豆が入った鹹緑豆、からし菜入りの鹹菜と軽食に適したラインナップもある。

基山街と直角に交差する石段で、九份といえばここのイメージ、という人も多いのではないでしょうか。石段の両側に茶藝館や飲食店が立ち並び、軒先にノスタルジックな情緒を誘う赤提灯が連なる、どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。日が沈みライトアップされると、通りはがらりと表情を変え、ぐっと幻想的な雰囲気に。日没時間は、夏は19時前、冬は17時ごろ。石段沿いの茶藝館のテラスや窓際でゆっくり過ごしながら、昼夜どちらの光景も堪能したいところです。

豎崎路の石段を上ったところにある、九份名物芋圓の人気店です。芋圓はタロイモなどを使ったもちもち食感の台湾を代表するスイーツで、夏なら冷たいかき氷にON、冬なら温かいおしるこにINと季節を問わず楽しめます。多い日には1日1000杯も売れるそうです。高台にあり抜群の景色が広がるイートインスペースもあり、眺めも最高のごちそうです!

基山街を豎崎路で階段を下りず奥に進んでいくと、崖沿いの眺めの開けた道となり、九份が斜面の街であることが実感できます。やがて廟の前にある展望台に到着。天気のよい日なら基隆まで見渡せる大パノラマが広がっています! 近年、周辺は絶景自慢のバーや民宿も増えているので、1泊して九份を思いっきり満喫するのもおすすめです。