10月27日と28日の両日、大阪市にあるヤンマースタジアム長居をメイン会場に、「ザ・コーポレートゲームズ関西2018」が開催されました。
ところで「ザ・コーポレートゲームズ」なるスポーツ大会については、初めて知ったという方も少なくないのではないでしょうか。
コーポレートゲームズはオリンピックや世界選手権のような、トップアスリートが集う、いわゆるスポーツエリートのための大会ではありません。国籍、年齢、性別、職業を問わず、全ての人々のために用意された参加型の国際マルチスポーツフェスティバルです。世界中で毎月のように行われており、昨年は18回開催されました。3月には沖縄が舞台になりました。
コーポレートゲームズは1988年の初開催以来、これまで世界37カ国85都市で開催されています。参加者は累計で100万人を超えると言われています。
JTBはコーポレートゲームズのライセンス契約を代理人とかわし、協賛、参加者営業、会場確保、イベント運営、広報活動を展開しています。
文部科学省が2010年に策定した「スポーツ立国戦略」の中にスポーツを「する人、観る人、支える人」に分け、全てを充実させるという項目があります。この3つの中で、最も遅れているのが「する人」です。やりたくても時間がない、場所がない、仲間がいない、というのが大きな理由です。
関西大会では大手から中小まで様々な業容の会社員が参加しました。健康の増進や交流の促進に一役買ったことは間違いありません。
日本には古くから「社会体育」の文化がありました。身体的な活動を通じて地域や職場に貢献しようという考え方で、企業や自治体主催の運動会などがそれにあたります。
社会教育法では、社会教育を<学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動>と定義していますが、体育やレクリエーションに特化したものを「社会体育」ととらえることもできます。
「ザ・コーポレートゲームズ」は、いわば「社会体育」の国際版であり、ヘルスケアの重要性が世界的に叫ばれる今、今後、そのニーズはますます高まっていくように思われます。
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