2020年東京オリンピック・パラリンピック開幕まで、残り1000日を切りました。1000日なんて、あっという間です。
そこで今回はホストシティ、そしてホストカントリーの住人として、どのような態度や心構えでゲストを迎えるべきか。それについて考えてみましょう。
ホストが楽しんでいなければゲストは楽しめない――。過去にオリンピック・パラリンピック、サッカーW杯などを数多く取材してきた経験上、まず、そのことを申し上げたいと思います。2012年大会の成功によりロンドンは「成熟都市」の評価を不動のものにしました。
近年のオリンピック・パラリンピックで、東京が参考にすべきは、このロンドンではないでしょうか。
ロンドンではボランティアのことを「ゲームズメーカー」と呼び、彼らは競技運営や選手のサポートに主体的にかかわっていました。
それにしても、なぜゲームズメーカーなのでしょう。
アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でパラリンピックの射撃競技に出場した田口亜希さんは、こう語っていました。
「彼ら、彼女らはただ上から言われたことを忠実にこなすのではなく、自発的に行動していました。要するに選手や観客と一体となってゲームをつくるんです。
私はエアライフルの試合の時、調子が悪くて一番最後まで撃っていた。撃ち終わった時、最初に称賛の声をあげてくれたのがゲームズメーカーの人たちでした。それを合図に観客から拍手が起きました。点数が悪くてがっくりきていた私が笑顔で会場を後にできたのは、その歓声と拍手のおかげでした
」
常に選手に寄り添い、ともに喜び、ともに泣く。田口さんは彼ら、彼女らのそんな姿勢に救われ、勇気付けられたと言います。
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「お・も・て・な・し」という言葉は、世界中から関心を集めました。言葉をかたちにするためには、私たちひとりひとりに「ゲームズメーカー」の心構えが求められます。
JTBは『感動をそばに、いつも。(Perfect moments,always)』をブランドスローガンに掲げています。3年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックこそは<このスローガンを実践する最高のステージ>と位置付けています。
数あるオフィシャル・パートナーの中でも「最良にして最高のゲームズメーカーはJTBだった」と呼ばれるサポートを期待しています。
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