日本のインドアスポーツにおける初めてのプロリーグ「Bリーグ」がスタートしたのは2016年9月のことです。
現在はB1、B2合わせて36クラブで構成されています。
最初のシーズンは栃木ブレックス、2年目はアルバルク東京がチャンピオンになりました。
レギュラーシーズンの入場者数は初年度が年間223万8359人(B1とB2の合計)。2年目は前年比11.8%増の250万2931人を記録しました。
Bリーグが誕生する前、国内には2つのトップリーグが存在していました。
地域密着型の日本プロバスケットボール(bjリーグ)、企業が主体のナショナル・バスケットボールリーグ(NBL)です。
国際バスケットボール連盟(FIBA)は、長きに渡ってこの2つのリーグの統合を要請していました。
だが残念なことに、進展はあまり見られませんでした。2014年11月、ついにFIBAは日本バスケットボール協会(JBA)に対し、資格停止処分を下しました。
この処分は大変厳しいもので、解除されない限り、オリンピック予選を含む国際試合への出場は不可能というものでした。
この難局を打開したのがJリーグ初代チェアマンの川淵三郎さんでした。タスクフォースのチェアマンに就任した川淵さんはリーダーシップを発揮して FIBAが課したノルマをクリアし、Bリーグ創設にこぎつけたのです。
Bリーグ創設にあたり、川淵さんは「5千人以上収容のアリーナを持つこと」を参入条件に定めました。その狙いについて、川淵さんはこう語りました。
「仮に入場者数が1500人で平均入場料金を1500円とすると、1試合の売り上げは200万円くらい。これではプロのスポーツビジネスとして成立しない」
川淵さんによれば、「日本のアリーナは土足厳禁とか物販禁止とか規制が多過ぎる」とのことです。その根底には「スポーツは学校体育の延長線上にある」との根強い考え方があります。
プロスポーツの基本は「地域密着」です。地元の人々に愛され、リピーターを増やさないことには早晩、経営は立ち行かなくなります。すなわちクラブとして自立するためには、ホームアリーナの整備は急務なのです。
JTBもBリーグの先行きには、大きな期待を寄せています。 サポート活動の一環として川崎ブレイブサンダース(B1)とはオフィシャルパートナー、西宮ストークス(B2)とはオフィシャルスポンサー契約を結んでいます。 B1の3年目のシーズンは10月4日に開幕します。
マラソン・ウォーキング|トライアスロン・自転車|ゴルフ|サッカー|野球|バスケットボール|テニス|ラグビー|フィギアスケート|モータースポーツ|その他