天然木を多用したロビーは神殿のような趣
ロビーに案内されるとそこから非日常的な空間が広がっています。館内には神代杉や吉野杉など天然木を多用し、天井の梁や漆黒の柱、一枚板のテーブルにも重厚感があり、そこかしこに木のぬくもりを感じることができます。ゆったりとしたソファに腰掛け、ウェルカムドリンクでほっとひと息。花柄のカップでコーヒーをいただくと、飲み進めるうちにハートが現れました。さりげない遊び心に気持ちが和みます。
1階のオープンスペースには中庭を眺めながら楽しめる足湯ギャラリーがあります。天然木のベンチに座って足の疲れやストレスを解消しましょう。ガイドブックを片手に、こちらで旅のプランを相談するのもいいですね。
木のぬくもりを感じる贅沢な空間
館内には48室の客室を備えていて、それぞれに間取りが違います。室内には木目を生かしたテーブルや曲木を使ったアームチェアなど、やさしい風合いの木製インテリアを配しています。
2023年4月にリニューアルオープンした和モダンな客室をお愉しみください。
琴高(きんこう):シャワーブース付温泉露天風呂ツイン / 75㎡+庭
神馬(じんま):シャワーブース付温泉露天風呂ツイン / 75㎡
宝珠(ほうじゅ):シャワーブース付温泉露天風呂ツイン / 65㎡+庭
石橋(しゃっきょう):シャワーブース付温泉露天風呂ツイン / 40㎡+庭
錦(にしき):スイート(温泉露天風呂付き三間続き) / 75㎡+庭
匠(たくみ):スイート(温泉露天風呂付き三間続き) / 75㎡+ベランダ
聖(ひじり):温泉露天風呂付きツイン / 40㎡+庭
華(はな):露天風呂付き一般客室(12畳・布団)/ 40㎡+ベランダ
華(はな):ツイン温泉露天風呂付きツイン(12畳)/ 40㎡+ベランダ
和(なごみ):スイート(三間続き) / 75㎡
櫟(いちい):一般客室(12畳・布団)40㎡
目覚めたらすぐ温泉入浴できる夢のような客室(聖-ひじり)
庭付露天風呂付き客室ツインには専用の庭と露天風呂を備えています。庭園の木々や灯籠と調和するように造られた露天風呂は、樽風呂、陶器風呂、石風呂など部屋によって異なります。部屋で過ごしながら何度でも自由に源泉を楽しめる、贅沢なひとときを過ごすことができます。
入浴後には肌がつるんとなめらかに
荷物を整理してひと息ついたら、宿自慢の大浴場へ足を運びましょう。地下1200mから湧き出る「神代の湯」は、飛騨高山の温泉宿のなかでも数少ない自家源泉だそうです。ナトリウム炭酸水素塩泉の湯はとろみのある化粧水のような泉質で、湯の中で肌をさわるとぬるっとした手触りに驚かされます。湯上りには肌がつるつるになり、美肌の湯と称されるのも納得です。
大浴場には広々とした内湯と開放感あふれる岩風呂があり、夕刻には湯船に照明の明かりがゆらめき幻想的な雰囲気に。なめらかな湯に肩までつかり、手足を伸ばして日々の疲れを解消できます。館内には貸切風呂もあるので、気兼ねなく湯浴みを楽しみたい人にはこちらがおすすめです。体の芯まであたたまったあとは、湯上りサロンでひと休み。ソファに座って冷たい健康茶で喉を潤します。
飛騨高山の素材の魅力を堪能できる京風会席
夕食、朝食ともに個室の食事処でいただきます。こちらでは「地産地消」をテーマに、最高級ブランドの飛騨牛をはじめ、富山湾の海の幸、清流を泳ぐ川魚、山菜や高原野菜など飛騨の食材をふんだんに取り入れています。宿自慢の京風会席では美しく仕立てられた料理が膳を賑わし、食べてしまうのがもったいなくなるほど。プランによっては飛騨牛を炙りにぎり、ステーキ、しゃぶしゃぶなど多彩な調理法で飛騨牛を味わい尽くす「飛騨牛尽くし会席」も楽しめます。
また、飛騨高山は雪解け水と良質な米に恵まれ、昔から酒造りが盛んです。飛騨亭花扇では5つの蔵元から地酒を取り寄せ、料理に合う地酒だけを厳選しています。いろいろな銘柄を飲み比べ、お好みの一本を探してみましょう。
また、夜中に小腹がすいたら館内にある「飛騨亭そば」へ。自慢の「高山らーめん」は、あっさりとした醤油ベースのスープにちぢれ麺がよく合います。お好みで1人前か半ラーメンを選べるのも嬉しいですね。
朝食は飛騨高山のお米をおいしく味わうために作られた和食膳です。だし巻き卵や豆腐、焼き魚など品数も豊富。飛騨高山名物の「朴葉味噌」は朴の葉の上で焼き上げた味噌が香ばしく、いくらでもご飯がすすんでしまいます。
チェックアウトのあとは飛騨の小京都とよばれる「古い街並み」を散策しましょう。江戸時代末期から明治時代にかけて建てられた歴史的建造物が残り、フォトジェニックな街並みが広がります。町家を利用したおしゃれなカフェやショップもあるので、食べ歩きも楽しめますよ。