大分県の人気温泉地 おすすめ10選

大分
別府温泉郷(べっぷおんせんきょう)(C)別府市観光協会
別府温泉郷(べっぷおんせんきょう)(C)別府市観光協会
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公開日:2023.01.06
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更新日:2024.05.30
海産物が豊かで「城下カレイ」や「関サバ」、「関アジ」などのブランド海産物があるほか、カボスや乾シイタケの生産量も日本一を誇る大分県。八幡様の総本宮・宇佐神宮や耶馬渓、国東半島に点在する摩崖仏などの観光地でもおなじみです。大分は源泉数・湧出量とも日本一を誇る「おんせん県」。別府温泉郷、由布院温泉、筋湯温泉など、有名温泉地がズラリと並んでいます。そんな魅力ある大分県の温泉地10選をご紹介します。
JTBホームページ エディター 石原 優子

別府温泉郷

別府温泉郷(べっぷおんせんきょう)
別府温泉郷(べっぷおんせんきょう) (C)別府市観光協会
源泉数も湧出量も日本随一。湯煙が上る日本の温泉文化を伝える地町の至るところから立ち上る湯煙がシンボリックな湯の町・別府。源泉数約2200、1分間の湧出量約8万リットル以上と、日本でも随一の源泉数と湧出量を誇る大温泉地だ。市内には、別府・鉄輪・明礬・浜脇・観海寺・柴石・堀田・亀川と8カ所の温泉が点在し、別府八湯として親しまれている。また、街の中に地元の人々が集う共同浴場や、昔ながらのレトロな建物もあちこちに残り、温泉情緒をかき立てている。宿泊施設も、高級旅館から湯治向きの宿まで、約300軒が市内の各地区に点在する。観光には、別府の温泉パワーを実感できる「地獄めぐり」がお薦めだ。
別府温泉郷の情報
所在地:大分県別府市 泉温:44~135℃ 源泉:約2200 湯量:約8万7248リットル/分 飲用:施設により異なる 泉質:単純温泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、五十肩、切り傷、やけど、皮ふ病、動脈硬化症など 宿泊施設:約1000 アクセス:(公共交通機関)JR別府駅下車(車)大分道別府ICから県道11号、国道500号経由3km

由布院温泉

由布院温泉(ゆふいんおんせん)
由布院温泉(ゆふいんおんせん)
アートの町としても魅力いっぱい。美しい由布岳の山麓に広がる里雄大な由布岳の南西に広がるのが由布院温泉。一般家庭でも温泉が使われているほど湯量が豊富で、全国第3位の湧出量を誇っている。湯は無色透明でさらりとした肌ざわり。多くの旅館が露天風呂をもち、客室から由布岳を望むロケーションに恵まれている。また、秋から初冬にかけては朝霧に包まれたすばらしい眺めが有名な、金鱗湖[きんりんこ]に行くのをおすすめしたい。映画祭などの芸術文化も盛んで、個性的なギャラリーや美術館などが点在するアートの町としても知られる。もてなしに定評のある高級和風旅館から、エコノミーな宿まで、さまざまなタイプの宿泊施設が100軒以上もそろう日本屈指の人気温泉地だ。
由布院温泉の情報
所在地:大分県由布市湯布院町 泉温:41~98℃ 源泉:859 湯量:4万3777リットル/分 飲用:不可 泉質:単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病など 宿泊施設:約300 アクセス:(公共交通機関)JR由布院駅下車(車)大分道湯布院ICから県道216号経由5km

湯平温泉

湯平温泉(ゆのひらおんせん)
湯平温泉(ゆのひらおんせん)
約300年の歴史をもつ石畳に旅館が連なるレトロな温泉郷湯平温泉の開湯は約800年前の鎌倉時代。その歴史は、由布院温泉よりも古く、湯治湯として多くの人たちに利用されていた。今日のような温泉街の骨格が出来上がったのは、江戸時代後期とされている。現在でも古い時代に造られた木造の旅館が残るなど、その歴史を垣間見る事が出来る温泉地だ。今では、そのレトロ感を残す石畳通りには、毎夜、赤提灯を点灯させて、地元客や観光客が楽しく散策出来る演出を施している。
湯平温泉の情報
所在地:大分県由布市湯布院町湯平 泉温:60℃など 源泉:7 湯量:不明 飲用:不可 泉質:炭酸水素塩泉、ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、胃腸病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、婦人病、美肌など 宿泊施設:約20 アクセス:(公共交通機関)JR湯平駅から車で10分(車)大分道湯布院ICから県道210号、国道537号経由12km

玖珠温泉郷

玖珠温泉郷(くすおんせんきょう)
玖珠温泉郷(くすおんせんきょう)
大自然に恵まれた登山客に愛される温泉地田園風景に囲まれ、玖珠川沿いに湧く温泉。ミヤマキリシマの咲く万年山[はねやま]が近くにあり、登山基地としての利用客も多い。湯は無色透明のアルカリ性単純温泉の源泉が多く湧出し、肌がつるつるすると女性客に好評だ。アトピー性皮ふ炎などにも効能があるといわれ、湯治目的で訪れる人も多い。玖珠川に沿って5軒の宿泊施設や日帰り入浴施設が点在する。
玖珠温泉郷の情報
所在地:大分県玖珠郡玖珠町中山田・帆足など 泉温:33~53℃など 源泉:15 湯量:200リットル/分 飲用:一部可 泉質:アルカリ性単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、アトピー、慢性消化器病、痔疾、美肌など 宿泊施設:5 アクセス:(公共交通機関)JR豊後森駅下車(車)大分道玖珠ICから国道387号・210号経由5km

日田温泉

日田温泉(ひたおんせん)
日田温泉(ひたおんせん)
小京都の風情を残す水郷の里に湧く温泉水郷の名にふさわしい豊かな自然と、天領時代の古い町並みを残す日田。三隈川[みくまがわ]沿いに立ち並ぶ宿では、豊富な湯量を誇る温泉と、地元の山の幸、アユやヤマメなど川の幸が満喫できる。日田温泉の旅館では、各宿が屋形船を所有し、通年三隈川での船遊びが楽しめる。5月20日から10月末の期間は、鵜飼いを見学しながら屋形船で食事もでき人気が高い。詳しくは旅館組合に問合せを。日田駅の北1kmほどにある天領日田の中心街として栄えた豆田町の古い街並みも人気なのであわせて訪れたい。
日田温泉の情報
所在地:大分県日田市隈 泉温:約40℃ 源泉:2 湯量:不明 飲用:不可 泉質:単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、痔疾、美肌など 宿泊施設:4 アクセス:(公共交通機関)JR日田駅下車(車)大分道日田ICから国道212号経由5km

宝泉寺温泉

宝泉寺温泉(ほうせんじおんせん)
宝泉寺温泉(ほうせんじおんせん)
平安時代から続く古い歴史をもつ温泉地平安時代から利用されてきた、古い歴史がある温泉。空也上人がつき立てた杖が大杉となり、その根元から湯が湧いたという伝説が残る。珍しい石櫃を利用した共同露天風呂は、現在は無料の足湯としていつでも利用可能だ。他にも「せせらぎの湯」などの日帰り温泉施設がある。温泉を引く宿泊施設は11軒あり、豊富な湯量を利用した露天風呂や貸切風呂を備えている宿も多い。
宝泉寺温泉の情報
所在地:大分県玖珠郡九重町町田 泉温:68~94℃など 源泉:不明 湯量:不明 飲用:一部可 泉質:単純温泉、ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、胃腸病、痔疾、婦人病など 宿泊施設:11 アクセス:(公共交通機関)JR豊後森駅から玖珠観光バス宝泉寺行きで30分、バス停:宝泉寺温泉入口下車(車)大分道九重ICから国道210号・387号経由9km

湯坪温泉

湯坪温泉
湯坪温泉(ゆつぼおんせん)
多種多彩なステイが楽しめる温泉くじゅう連山の北西に位置し、筋湯温泉の下流に湧く温泉。古くから温泉が湧出する地だったが、昭和50年代に地元農家が民宿を始めたのをきっかけに、多くの民宿ができた。現在では「湯坪民宿村」ともよばれ、温かいもてなしをしてくれる。安価な宿泊料金で温泉宿に滞在できることから、湯治・保養・レジャー基地として、人気スポットとなっている。
湯坪温泉の情報
所在地:大分県玖珠郡九重町湯坪 泉温:45~70℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:不可 泉質:単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、動脈硬化症、胃腸病、打ち身、皮ふ病、痔疾など 宿泊施設:1 アクセス:(公共交通機関)JR豊後中村駅から九重町コミュニティバス九重縦断線で40分、バス停:湯坪下車(車)大分道九重ICから国道210号、県道40号経由18km

筋湯温泉

筋湯温泉(すじゆおんせん)
筋湯温泉(すじゆおんせん)
懐かしい山里の風情漂う温泉地。名物の打たせ湯も利用したい湧蓋山[わいたさん]、一目山、黒岩山などの雄大な山々に囲まれ、標高約1000mの山峡に20数軒の旅館やホテルが立ち並ぶ温泉地。古くから湯治場として知られ、今でも自炊できる宿がある。昨今は、くじゅう連山への登山基地としても人気で、シーズン中は大勢の登山客で賑わう。筋湯の温泉名の由来は、筋肉の筋に効果があることからという。男女それぞれ18本の打たせ湯が並び、広々とした湯船もある「筋湯温泉 うたせ大浴場」は、名物の共同浴場。ぜひ入浴して筋肉の凝りをほぐしたい。
筋湯温泉の情報
所在地:大分県玖珠郡九重町湯坪筋湯 泉温:58~63℃ 源泉:4 湯量:不明 飲用:不可 泉質:単純温泉、ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、運動器障害、打ち身、慢性消化器病、切り傷、痔疾など 宿泊施設:21 アクセス:(公共交通機関)JR豊後中村駅から九重町コミュニティバス九重縦断線で45分、バス停:筋湯下車(車)大分道九重ICから国道210号、県道四季彩ロード・40号経由20km

長者原温泉

長者原温泉(ちょうじゃばるおんせん)
長者原温泉(ちょうじゃばるおんせん)
くじゅう連山の大自然に恵まれた温泉くじゅう連山の麓、標高約1000mの飯田高原の中心地に湧く温泉。やまなみハイウェイ沿いや高原の中に、旅館や日帰り入浴施設が点在する。登山口もあるので登山の拠点にも利用される。レストランとみやげ店を兼ねる「長者原ヘルスセンター」の2階には公衆浴場があり、気軽に汗を流せるので登山者に人気。また、日帰り入浴を受け付けている宿も多い(営業時間等は要確認)。周辺の星生[ほっしょう]温泉、牧の戸温泉、寒の地獄温泉と合わせて、長者原温泉郷と称されることもある温泉地だ。
長者原温泉の情報
所在地:大分県玖珠郡九重町田野 泉温:58~70℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:不可 泉質:単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾など 宿泊施設:10 アクセス:(公共交通機関)JR豊後中村駅から九重町コミュニティバスくじゅう登山口方面行きで50分、バス停:くじゅう登山口下車(車)大分道湯布院ICからやまなみハイウェイ経由20km

長湯温泉

長湯温泉(ながゆおんせん)
長湯温泉(ながゆおんせん)
飲んで効き、長湯して効く自然が育んだ良質の炭酸水素塩泉大分県久住山麓の丘陵地に位置する長湯温泉は、豊富な湧水と日本有数の炭酸泉に恵まれている。発泡入浴剤の7倍もの炭酸成分が含まれる温泉は、血行を促進するため、神経痛や高血圧に悩む湯治客に人気。飲めば胃腸病や慢性便秘にも効能があり、4カ所の飲泉所がある。また、古くから与謝野晶子ら文人墨客に好まれ、ゆかりの歌碑が点在。清流でとれるエノハやスッポン、湧水を使った豆腐が名物だ。芹川沿いにある共同露天風呂「ガニ湯」も有名だが、混浴なので入浴する時は、水着の着用も可。最近は長湯温泉療養文化館「御前湯」が、公衆浴場として温泉のシンボル的な存在になっている。
長湯温泉の情報
所在地:大分県竹田市直入町長湯 泉温:27~51℃ 源泉:36 湯量:16.1~290リットル/分 飲用:一部可 泉質:炭酸水素塩泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、肝臓病、動脈硬化症、高血圧、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、糖尿病、痛風など 宿泊施設:17 アクセス:(公共交通機関)JR豊後竹田駅から大野竹田バス久住経由長湯温泉行きで50分、バス停:道の駅ながゆ温泉下車(車)大分道湯布院ICから国道210号、県道30号経由40km
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