【福岡タウン】“うまかもん”が集まる食の都で味めぐり
貿易の拠点として発展してきた博多(現在の中洲川端あたり)と、黒田藩の城下町として栄えた歴史をもつ福岡(現在の天神あたり)がエリアの中心。
博多ラーメンやもつ鍋、水たき、餃子、うどんなどご当地グルメの宝庫で、人気の飲食店が集まります。「キャナルシティ博多」や「大濠公園」などの観光スポット、糸島に広がるリゾートエリア、商業施設が集まるベイエリアなど、みどころも盛りだくさん。楽しみがぎっしりつまっています。
【太宰府】“学問の神様”を祀る合格祈願の聖地
受験シーズンにはたくさんの学生が訪れる「太宰府天満宮」
菅原道真公(天神さま)を祀る全国約1万2000社の総本宮「太宰府天満宮」には、毎年全国から多くの参拝者が訪れます。梅の名所でもあり、約200種、約6000本が1月下旬から3月上旬にかけて咲き誇ります。
太宰府天満宮そばにある「九州国立博物館」もおすすめ。重要文化財など豊富な収蔵品を見学できます。周辺には昔ながらの街並みが残り、おしゃれなカフェも点在。くつろぎの店でひと息ついてみてはいかがですか。
【門司港】「門司港レトロ」で大正ロマンに浸る
写真の「旧大阪商船」など「門司港」にはモダンな建造物がたくさん!
北九州市の最北端にあり、本州との玄関口の役割を果たしてきた「門司港」。外国貿易が盛んだった大正・昭和期の建造物にモダンな都市機能をミックスさせた、古くて新しい「門司港レトロ」は散策するだけで楽しいスポットです。大正時代にタイムスリップした気分で旅を満喫してみませんか?
周辺には、「焼きカレー」や「ちゃんらー」といったご当地グルメの名店がたくさんあり、おいしい料理に出会えるのも魅力です。
【小倉】ユニークな城下町文化を今に伝える
「小倉城」の城下町として栄えた歴史あるエリア。慶長7年(1602)から、7年の歳月を費やして築城された「小倉城」は、北九州のシンボル的な存在です。4階より5階が大きい「唐造り」という珍しい様式で、みどころもいろいろ。
ご当地グルメは、ぬかみそで青魚を炊き込む「ぬか炊き」に注目。城下町に伝わる独自の食文化を味わってみてください。
【宗像・福津】世界遺産にも登録された神々の宿る土地
2017年に世界遺産に登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、このエリアにあります。
宗像「宗像大社辺津宮」は日本最古の神社の一つとして知られ、日本神話にも登場する由緒ある大社。境内は静謐で厳か、神聖な雰囲気が漂う場所にある本殿で、神様に祈りを捧げましょう。
福津「宮地嶽神社」は、毎年2月と10月になると「光の道」が現れることで有名。まっすぐ伸びる参道の直線上に、夕日が沈んでいく光景は美しく、SNS映えすること間違いなしですよ。
【柳川】水郷の街をどんこ舟で進む
最後に紹介するのは、水郷の街・柳川。立花氏・柳川藩の旧城下町で、どんこ舟で街なかをめぐる「柳川お堀めぐり」が観光の定番です。船上から眺める街の風景と季節の花々、船頭の小粋な語りが楽しめます。
ランチは柳川名物のウナギのせいろ蒸しがおすすめ。国の名勝に指定されている「柳川藩主立花邸 御花」、詩人・歌人として有名な北原白秋の生家や記念館などもあり、歴史と文化にふれられます。