美食と寛ぎと温泉と、3拍子そろった南房総の宿でリフレッシュ【千葉県　宿 中屋】

5階「星空の歌」フロアは全室が自家源泉の温泉を引いたお風呂付きの客室です。和室の「ジャパニーズ 楾」と洋室の「ロマンティックハリウッドツイン 楾」のお部屋が並び、フロア両端には洋室「楾」の造りに和室とダイニングテーブルを加えたワンランク上の「サンセットスーペリア 星空の歌」が1室と、キングサイズの和ベッドを置いた「サンセットデラックス 浪漫の歌」が1室あります。 サンセットスーペリアは定員4名で、4階にもフロア名と同じ室名の「夕映えのうみ」というお部屋があって女子会やグループにおすすめです。サンセットデラックスは広いお部屋に定員2名という贅沢なお部屋で、3階に「潮騒の花」、4階に「海辺の町」の名のお部屋も。いずれも自家源泉の温泉風呂を設置していて夫婦旅や母娘旅に人気があります。 客室のお風呂は大きな窓から青い海が眺められる半露天風呂です。円形の陶器造りの湯船で、ゆったりと自家源泉の温泉につかり、潮風を感じながら雄大な海と空、夕日を眺めるのは最高の贅沢。想像以上に気持ちをリフレッシュさせてくれますよ。

楽しみな夕食は、宿泊プランによって「料亭 渚」か「稟[りん]」、または「平安の間」で。房総半島といえば、豪快な磯焼きや新鮮なお魚のお刺身が名物。「宿 中屋」のお料理は、料理長を筆頭に、板前さんが真心を込め、技を駆使して創り出す磯会席です。夕食には、その日に房総の海から水揚げされた新鮮な魚介類を贅沢に使ったお料理がズラリと並びます。 伊勢海老やサザエ、平目などのお造りに、伊勢海老と鯛のしゃぶしゃぶ、鮑の踊り焼き、牛肉石焼きなど、どれも手の込んだ贅沢な献立。「伊勢海老と鯛のしゃぶしゃぶ会席」や「鮑のステーキ会席」、そして季節感溢れ創意工夫のみごとな創作会席「浜千鳥会席」や季節限定の「ふぐ会席」など、季節に合わせて作られる料理プランから選ぶことができます。 朝食には、地元の長狭米のコシヒカリを土鍋で炊いたご飯、手作りのお豆腐、無農薬野菜をたっぷり使ったサラダ、房総のひじきなどが並びます。なかでも、炊き立てのご飯に、たれを絡めた鯛のお刺身をのせ食べる「鯛ごはん」が絶品です！

「宿 中屋」に温泉が誕生したのは平成半ばの2002年のこと。それほど昔のことではありません。なんでも先代のご主人が掘っていた井戸を現社長が改めて調べたところ温泉だったそう。天津小湊温泉「城崎の湯」と名付けられた源泉は、源泉の泉温約20度で無色透明。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩冷鉱泉。pH8.7のアルカリ性の天然温泉（治療の目的に供しうる療養泉）として日本温泉協会に認められていて、神経痛や筋肉痛、関節痛、冷え性、皮膚乾燥症などに適応があります。 男性大浴場「城崎の湯」、女性大浴場「華海の湯」は1階です。ほぼ同じ造りなので入れ替えはありませんが、いずれも内湯の大きな湯船にはかけ流しの温泉のお湯がたっぷり。外には露天風呂も造られています。貸切風呂「浜千鳥」は有料ですが、内湯と露天風呂の2つの湯船があって、星空を眺め、潮風を頬に感じながら入る露天風呂はなんとも心地のいいものです。

「宿 中屋」での楽しみは、温泉や食事だけではありません。2階の寛ぎ感たっぷりのサンセットラウンジで見る夕日も楽しみの一つ。コーヒーやハーブティーのサービスを受けながらゆったりとソファに座って美しい夕日を眺める優雅なひと時はこの宿ならでは。眺望はありませんが、4・5階の特別フロアには各フロア専用のラウンジも用意されています。 ロビーでは、不定期で「音楽とジャズの夕べ」を開催しています。ピアノやフルート、ユーフォニウム、サックス、ヴァイオリンなどのミュージシャンの生演奏に耳を傾けていると、このお宿で過ごす旅の一夜がより印象的に心に残るようです。 入浴の後には、館内にあるアロマルーム「柚子」でアロマオイルを利用したリラクゼーショントリートメントはいかがでしょう。フェイシャルマッサージをはじめ、全身リンパアロマオイルトリートメントやボディマッサージ、ストレッチマッサージなどコースはいろいろ。 夏にはガーデンプールが開設されるので、プールサイドでのんびりもおすすめです。 そして、ぜひおすすめしたいのが、ホテルの目の前に広がる城崎海岸のお散歩です。細かな白砂の浜にたくさん落ちている貝殻を拾うのがとても楽しいのです。夕日が美しいことで知られる城崎海岸ですが、冬には、海から上る朝日を見ることもできます。 どこまでも青く広がる雄大な海のそばにたたずむ「宿 中屋」。ひととき日常を忘れてリフレッシュするのにぴったりのお宿です。