房総フラワーライン沿いに立つ憩いのリゾート「たてやま温泉 千里の風」
公開日:2023.08.13
|更新日:2023.08.13
太陽が明るく輝き、潮の香りを含んだ海風が心地よく吹き渡る房総半島の先端部。「たてやま温泉 千里の風」は、そんな房総半島先端部の館山市に位置するリゾートホテルです。
館山駅西口からシャトルバスで20分ほど。約5kmにもわたって砂浜が弓なりに伸びる平砂浦[へいさうら]海岸と、海岸脇を走る「日本の道100選」の房総フラワーライン沿いにあるホテルのロケーションは、まさに“海辺のリゾート”そのものです。
「たてやま温泉 千里の風」は、館山市内に個性的な3つの宿と4つの食事処などを展開する「花しぶきリゾート」の施設の一つ。地元に密着したグループ会社だけに、館山の海・山の自然や風土、食文化を知り尽くし、その魅力を伝えたい、という想いがこのお宿に感じられます。
魚介の旬の美味しさを味わってもらうために定置網漁船を保有する「網元」になり、地元の農家さんたちとしっかりと連携を取るなど、食へのこだわりはそのまま朝・夕の食事にも反映されています。カジュアルなリゾート感溢れる客室に自家源泉の温泉、にこやかなスタッフのさりげない心配りもうれしいところ。
2023年3月には、さらなる寛ぎを追求して屋外テラスをリニューアル。温泉露天風呂付客室も新設し、それまで以上に訪れた誰もが笑顔になれる“新しいスタイルの温泉リゾートRYOKAN”になりました。
憩い&寛ぎを心地よく体感したい、「千里の風」の過ごし方
2階ラウンジ「シオサイノテラス」のムードあるテラス席
南房総国定公園に指定されている平砂浦海岸エリア。その海辺の自然の中に立つお宿だけに、ここではホテル内外で素敵なリゾートタイムを過ごすことができます。
お宿に到着したゲストが最初に寛ぎを感じるのは、デザイナーズチェアが配された「THE LOUNGE」。フリードリンクで本や新聞がゆっくり読める落ち着いたラウンジです。その外に広がる屋外テラスには、2023年3月のリニューアルで設置したアーティスティックな水盤が。揺らぐ水が演出する“癒し”と潮風を感じながらのコーヒータイムは格別です。3階建てのお宿の2階には、もう一つ海のパノラマを楽しめるテラス付ラウンジ「シオサイノテラス」もありますよ。
屋外のガーデンスペースの一角には「THE CAMP」が整備されています。オートキャンプ、レギュラーキャンプ、ソロキャンプができ、お宿内のお風呂やレストラン、ラウンジの利用もOK。グループや家族連れなら、食材をオーダーして日帰り利用でBBQも。お宿での宿泊と合わせてのプランもおすすめです。
ホテルから徒歩すぐの平砂浦海岸は波が高いのでサーファーに人気がありますが、一般の遊泳は禁止。その分、夏には、ホテル内にチャイルドプールもある大きな「SHIOKAZEガーデンプール」が開設します。5~6月のハマヒルガオなど、いろいろな花が咲く海岸での散策やビーチコーミングは、素敵な海旅の思い出になりますね。
プライベートな贅沢温泉タイムを客室でたっぷり堪能
琉球畳のゆったりとしたスマート和モダンの客室(一例)
エントランス棟から細長く伸びる客室棟に客室は38室。3階建てで全てのお部屋が海側にあります。どのお部屋もシンプルで機能的な造りで、スタンダードな和室からモダンな仕様のベッドルーム、贅沢な温泉露天風呂付客室まで10タイプ。それぞれの旅のスタイルに合わせて選べます。
なかでもおすすめは、やっぱり2023年3月に1階に登場した3タイプ6室のシックで和モダンな温泉露天風呂付客室ですね。広いテラスに大きな湯船の温泉露天風呂、クッションを置いたデイベッドも設置されていてプライベートで優雅な温泉タイムがたっぷりと楽しめます。「温泉露天風呂付和モダン」は定員2名、「温泉露天風呂付スタンダード」はソファベッドを使用すれば定員3名。「温泉露天風呂付プレミアムガーデン」は定員4名で、温泉露天風呂に加えてミストサウナも付いているとってもスペシャルなお部屋です。
もう一つうれしいのは、泣き声が心配な赤ちゃん連れのための客室。1日2組限定の客室は、フロントロビーの真上に位置する広くて独立した和室で、しっかりとサポートしてくれる宿泊プラン「温泉デビュープラン」もあって安心です。
各お部屋の冷蔵庫の飲み物は全て無料。浴衣やパジャマタイプのリラックスウェアは、フロント前の棚から好きな色柄のものを選んで楽しんでください。
網元ならではの“漁船直結”仕入れで究極の美食を味わう
お宿自慢の「定置網直送の地魚舟盛り」は鮮度抜群のお刺身が満載
「食のまち・館山をネットワークし、地元の旬の美味しさを集めて発信していく」という花しぶきリゾートの理念は、このお宿にもしっかりと根付いています。花しぶきリゾート漁業部門の「こがね水産」は定置網漁船を保有する“網元”です。漁師さんはみんな社員。その漁師さんと調理スッフがダイレクトに連絡し合うことで超新鮮な魚介が手に入るのです。野菜や卵、お米、そしてお肉なども地元館山の農家さんたちや養鶏場が生産した安心・安全でおいしいものばかりですよ。
そんな食材へのこだわりが詰った朝・夕の食事はレストラン「KOOBEI(くうべい)」で。夕食は会席料理と食べ放題料理の両方が楽しめるお宿オリジナルの「ハーフ会席&食べ放題」です。
まずは名物「定置網直送の地魚舟盛り」から。貝焼きや南房総ブランド牛「里見伏姫牛」のローストビーフ、握り寿司など、時によって違いますがどれも美味の極みです。キッチンカウンターで焼くアツアツの浜焼きもぜひ。テーブルのタブレット端末で料理や飲み物のオーダーができるのが楽ちん。お刺身が苦手という場合の加熱用陶板の用意があるというのもうれしいですね。
朝食は和洋折衷のビュッフェスタイル。悪天候で漁のない場合を除いて、その日の朝に水揚げされた鮮魚の新鮮なお刺身を提供。釜戸炊きご飯で地魚漬け丼も最高です。朝食時のキッチンカウンターも活気があり、焼き立ての干物はタブレットオーダーで。
因みに、夜食コーナー「とび屋」では、自家製あごダシスープが自慢の絶品のらーめんを無料でご提供。見逃さないでくださいね。
雄大な海景を美肌の湯とともに楽しむ自家源泉の千里の湯
「たてやま温泉 眺望千里の湯」は、海の景観と美肌の温泉を同時に満喫できる男女入替制の露天風呂付温泉大浴場です。円形の石造りの半露天風呂と広い展望内風呂のほか、旅の疲れを癒してくれる中温サウナを備える「里の湯」と、展望内風呂に開放的な展望露天檜風呂を備えた「千の湯」。いずれのお風呂からも海が眺められ、天気の良い日には伊豆大島や富士山も。感動的なサンセットの後には、漁火や月の情景が旅情を誘います。自然が創り出す刻々と変化する景観で温泉タイムは極上のものになりますね。
お宿の自慢の一つのたてやま温泉は、敷地内に湧出するナトリウム-炭酸水素塩泉の温泉。弱アルカリ性の“美肌の湯”で、肌の角質を溶かして水分発散を活性化させるとか。さっぱりすると同時に身体の芯はずっとポカポカ。そんな湯上り効果を実感できます。
貸切露天風呂は「風見台」と「潮見台」の2つ。有料で、宿泊当日の先着順の予約制です。内風呂の檜の湯船とテラスの陶器の露天風呂の2つの湯船が備わっているちょっと贅沢な設計で4名まで利用できます。ゆったりと海を眺め、温泉を独り占め。贅沢な温泉タイムですね。
お風呂上がりには「湯冷まし処安房の森」でクールダウンを。時間帯によってアイスキャンディーや飲み物の無料サービスがありますよ。