鳥取県の人気温泉地 おすすめ10選

歴史ロマンを秘めた田園風景の中の温泉名峰鷲峰山北麓の古い城下町に湧く温泉で、環境省指定の国民保養温泉地に選ばれている。宿は全室、かけ流し露天風呂付きの｢お宿 夢彦｣や、公共の宿ながら広々とした庭園露天風呂をもつ｢国民宿舎 山紫苑［さんしえん］｣がある。気泡湯、サウナ、露天風呂など、近代的設備の日帰り温泉館「ホットピア鹿野」も人気だ。

山あいの温泉地に湧く弘法大師伝説の湯自然豊かな山間の静かな温泉地。無色透明、無味無臭の温泉は、効能も豊かで、その湯の美しさから“しろがねの湯“とも呼ばれている。隣町の三朝温泉とともに、世界有数のラドン温泉で、自然治癒力を高めるホルミシス効果と美肌効果も抜群の温泉だ。環境省が指定する国民保養温泉地と、温泉療法医が薦める日本の名湯百選にも選ばれている。天平時代の開基と伝わる大滝山地蔵院の周辺に、共同浴場「関の湯」と足湯、日帰り入浴施設の「せきがね湯命館」、鳥飼旅館や湯楽里などの温泉宿が点在する。

雄大な大山の山懐に抱かれた温泉地大山［だいせん］に降り注いだ雨や雪が、地下でろ過され清らかな伏流水となり、地熱で温められた温泉。地下約1000mから汲み上げられた温泉で、客室数200室以上と山陰有数の規模を誇るリゾートホテル「メルキュール鳥取大山リゾート＆スパ（旧Royal Hotel 大山）」の露天風呂と壺湯にたたえられている。温泉は日帰り入浴(営業時間等は要確認)も可能なので、大山の恩恵をたっぷり満喫したい。周辺の大自然の中には牧場も点在、高原リゾートの雰囲気が漂っている。

大山を望む弓ケ浜沿いに湯が湧く山陰地方屈指の温泉地白砂青松の美しい海岸が続く弓ケ浜に沿って、東西1kmに渡り近代的な建物の観光旅館が立ち並ぶ温泉地。明治時代に地元の漁師が海中に湧く湯を発見したのが始まりで、伯耆富士・大山［だいせん］の山並みを望む風光明媚な山陰屈指の温泉街として発展した。源泉数は19カ所と豊富な湯量を誇り、美肌効果に優れていることから、女性に人気の温泉として注目を集めている。夏は海水浴、冬は大山でのスキーを楽しめ、松葉ガニ料理など山陰の海の幸が好評だ。昭和56年(1981)に日本初のトライアスロンが開催された発祥の地でもあり、毎年7月には全日本トライアスロン皆生大会が開かれ、全国から鉄人が集まる。

世界屈指のラジウム泉が湧き川辺の温泉街散策を楽しめる世界屈指のラジウム泉で有名な人気の温泉地。温泉に含有されるラドンが体の細胞を活性化させ、自然治癒力を高めるホルミシス効果を与えるという。開湯850年以上を誇る歴史ある温泉で、河原にある名物の露天風呂のほか、公衆浴場や足湯、飲泉所も随所にあり、温泉三昧が楽しめる。温泉街に点在する27カ所のミニギャラリーをまわる｢湯の街ギャラリー｣巡りや、昔懐かしい駄菓子屋、射的場などを巡る温泉街散策がおすすめ。宿泊施設は県内でも有数の数を誇り、館内施設も整った高級旅館や老舗和風旅館が多い。

湯かむり唄で知られる山陰最古の温泉地湯かむり唄に合わせて柄杓で湯を叩き、頭に湯をかける奇習が伝わる温泉地。開湯から約1200年の歴史を誇り、のどかな田園地帯に湧出する。環境省認定の国民保養温泉地にも指定されている。古くは山陰道の宿場町として多くの湯治客で賑わったが、現在は「岩井屋」、「明石屋」の閑静な2軒の旅館に温泉好きが通う。どの宿にも露天風呂があり、日帰り入浴も受け付けている(営業時間等は要確認)。また、共同浴場｢ゆかむり温泉｣もある。湯量豊富でいずれも源泉かけ流しで温泉を使用している。

県庁所在地の市街で温泉を楽しもうJR鳥取駅から徒歩10分圏内の繁華街に湧く珍しい温泉。観光・ビジネス両方に便利な立地で、和風旅館、ホテル、カプセルホテル計5軒がすべて自家源泉を所有しており、ゆったりと温泉を楽しめる。江戸時代末期創業の老舗宿「観水庭こぜにや」、「温泉旅館 丸茂」、シティホテルの「ホテルモナーク鳥取」は、日帰り入浴が可能(営業時間等は要確認)。「元湯温泉」や「宝温泉」など、温泉銭湯も旅館ホテルの周辺に4軒ある。

昔より鳥取の奥座敷として有名。初夏はホタルが飛び交う、素朴で静かな山あいの湯処JR鳥取駅から車で約10分。日本最大の池・湖山池［こやまいけ］の南方にある山間の温泉郷で、鳥取の奥座敷ともよばれる。昭和41年(1966)には、国民保養温泉地に指定された。古くから湯治場として親しまれ、江戸時代には藩主池田公の浴場もあったという。悪瘡を病んでいた娘の顔をこの霊泉で洗い流すと、たちまち快癒したとの伝説があり「美肌の湯」としても有名。遠方から皮ふ病の治療に訪れる人も多い。吉岡温泉街には10軒の旅館と日帰り温泉施設吉岡温泉会館「一ノ湯」、足湯が2カ所ある。宿は家庭的でおもてなし重視のゆったりできる宿が多く、鳥取西道路の開通でアクセスも便利になっている。

湖上の湯もある温泉リゾート。気軽に行ける「日本のハワイ」地名の一致から別名「日本のハワイ」として知られる湖畔の温泉地。ハワイ海水浴場にも近く、夏は海水浴客で賑わう。東郷湖西岸に突き出した岬にホテルや旅館が立ち並び、対岸から眺めるとまるでそれらが湖上に浮かんでいるように見える。一度に100人が入浴できるという日帰り温泉施設の「ハワイゆ～たうん」や、足湯も4カ所あり、町中のあちらこちらで気軽に温泉が楽しめる。宿泊施設は10軒ほどあり、館内施設の充実した大規模な宿からエコノミーな宿まで大小さまざまで、露天風呂から東郷湖を一望できる宿もある。

中国庭園や花が彩る公園など、周辺に見どころも満載東郷湖南東岸の湖畔に数軒の宿が点在する温泉地。全国でも珍しく、湖底から温泉が湧出し、四ッ手網、水鳥など水郷情緒あふれる景観が見られる。また、対岸のはわい温泉では昇る朝日を望めるが、こちら東郷温泉では湖面をオレンジ色に染める夕日がロマンチックだ。温泉街の近辺には中国風建物の施設があり、町を散策するとエキゾチックな雰囲気も楽しめる。鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして造られた｢中国庭園 燕趙園｣は観光におすすめ。日帰り入浴など多目的温泉保養施設｢ゆアシス東郷 龍鳳閣｣や足湯、温泉玉子を作ることができるコーナーなどもある。