レジデンツ
バイエルン王国を治めたヴィッテルスバッハ家の居城だった「レジデンツ(Residenz)」。現在は博物館や劇場となっていて、王宮の内部をそのまま見学することができます。豪華な調度品や宝物、貴重な肖像画や彫像などはもちろん、ヴィッテルスバッハ家により増改築が繰り返されたことで、それぞれの部屋に採用されたルネッサンスや初期バロックなど時代に合わせた建築様式も見どころのひとつ。なかでもアルブレヒト5世が収集した骨董彫像が66mのルネッサンス様式の間に展示されている「骨董の間」は必見です。
レジデンツの情報
住所:Residenzstr.1
営業時間:9~18時(10月下旬~3月は~17時)
定休日:なし
料金:レジデンツ€9、宝物館€9、キュヴィリエ劇場€5(レジデンツと宝物館の共通券€14、レジデンツ、宝物館、キュヴィリエ劇場の共通券€17)
ニンフェンブルク城
「ニンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)」はヴィッテルスバッハ家の夏の離宮。1662年のマックス・エマヌエル皇太子誕生を機に、バイエルン選帝侯フェルディナント・マリアの命により建てられました。現在の規模になったのは、マックス・エマヌエル選帝侯の治世1679~1726年頃といわれています。広大な敷地には建物が点在。ハイライトの宮殿本館では、家具や陶磁器、絵画などが残る部屋やギャラリーを見学できます。時間に余裕がある場合は、庭園や離宮礼拝堂なども見て回るのがおすすめです。
ニンフェンブルク城の情報
住所:Schloss Nymphenburg, Entrance 19
営業時間:9~18時(10月16日~3月は10~16時)
定休日:なし
料金:€8。宮殿、うまや博物館、アマリエンブルクなどとの共通券€15(10月16日~3月は€12)
※2023年3月現在、改修工事のため一部見学不可。城内の工事は数年間継続予定
フラウエン教会
「フラウエン教会(Frauenkirche)」は、1468~1588年に建てられた後期ゴシック様式の聖母教会。タマネギのような形をした屋根をもつ2つの塔がシンボルになっています。見どころは堂内にあるキリストの受難を説明したステンドグラスや、黒大理石で造られたルートヴィヒ皇帝の記念廟など。ミサの間は見学できないので事前に確認を。
フラウエン教会の情報
住所:Frauenpl.1
営業時間:8~20時(冬期は~20時)※ミサの間は見学不可、南棟は10~17時(日
曜、祝日は11時30分~)
定休日:なし
料金:無料(南棟は€7.50)
マリエン広場&新市庁舎
ミュンヘン観光の起点「マリエン広場(Marienplatz)」でひと際目を引く、高さ85mの尖塔が印象的なネオ・ゴシック様式「新市庁舎(Neues Rathaus)」。中央鐘楼の仕掛け時計はバイエルン公ヴィルヘルム5世の結婚式を32体の人形が再現する仕掛けになっていて、11・12・17・21時(時期によって異なる)に動き出します。また塔の上は展望台になっていて、周囲に高い建物がないため街の見晴らしは抜群。天気が良ければアルプスの山並みが見えることもあるそうです。
マリエン広場の情報
住所:Marienpl.8
営業時間:見学自由(新市庁舎の見学はツアーのみ)。塔は10~19時(日曜、祝日は~17時)※入場は15分前まで
定休日:年数回の特定休
料金:€6.50
聖ペーター教会(St. Peterskirche)
11世紀に建造された「聖ペーター教会」はミュンヘン最古の教会。最も古い教会であることから地元の人々からは“年寄りのペーター”ともよばれています。内部はフレスコ画の天井や装飾が美しく、第二次世界大戦で破壊された当時の写真も展示。尖塔には約300段の階段で上がる展望台もあり、苦労して上った先にはミュンヘンで一番ともいわれる絶景が待っています。
※2023年3月時点の情報です。営業内容などの詳細はホームページなどでご確認ください。
聖ペーター教会の情報
住所:Rindermarkt 1
営業時間:7時30分~19時(塔は12時~16時30分)
定休日:なし
料金:€5