神奈川県の人気温泉地 おすすめ10選

神奈川
塔之沢温泉(とうのさわおんせん)
塔之沢温泉(とうのさわおんせん)
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公開日:2023.01.24
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更新日:2024.04.23
神奈川県は三浦半島のダイコンやスイカ、小田原の梅干し、相模湾の水産物などの名産が有名です。中華街のある港町・横浜や古都・鎌倉とそれに続く湘南海岸、箱根や芦ノ湖などと、人気の観光地もたくさんあります。箱根湯本温泉をはじめ、強羅温泉、仙石原温泉、それに伊豆半島の付け根に位置する湯河原温泉など、一度は訪れてみたい温泉が随所に湧き出ています。そんな神奈川県の人気温泉地10選をご紹介!
JTBホームページ エディター 石原 優子
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箱根湯本温泉

箱根湯本温泉(はこねゆもとおんせん)
箱根湯本温泉(はこねゆもとおんせん)
箱根の玄関口にあたる、奈良時代に開湯した歴史ある古湯箱根観光の玄関口として賑わいを見せる温泉地。温泉街は小田急ロマンスカーが運行する箱根登山鉄道・箱根湯本駅付近から、早川とその支流の須雲川[すくもがわ]に沿って広がる。温泉の歴史は古く、奈良時代に発見されたと伝わる古湯で、箱根七湯の一つに数えられる。江戸時代には湯治場として、また宿場町としても栄えた。早川にかかる旭橋の近くには、戦国時代の武将・北条早雲が、戦いで疲れた足を癒したと伝わる源泉が「早雲足洗いの湯 和泉」に残っている。温泉街から須雲川に沿って箱根旧街道を進んだ山間の地区は奥湯本温泉とよばれる。温泉を引く宿泊施設は、全部で40数軒。「天山湯治郷」や前述の「和泉」など、人気の日帰り温泉施設も多い。
箱根湯本温泉の情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町湯本 泉温:23~77℃ 源泉:74 湯量:4679リットル/分 飲用:一部可 泉質:アルカリ性単純温泉、ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、痔疾、美肌など 宿泊施設:43 アクセス:(公共交通機関)箱根登山鉄道箱根湯本駅下車(車)東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道1号経由35km

塔之沢温泉

塔之沢温泉(とうのさわおんせん)
塔之沢温泉(とうのさわおんせん)
早川沿いに老舗旅館が並ぶ、多くの文人墨客に愛された温泉地箱根湯本温泉から少し山間に入った早川の渓谷沿いに、古き良き時代の面影を残した宿が立ち並ぶ。温泉は、弾晢[たんぜい]上人によって慶長10年(1605)に発見されたと伝わる。温泉地としては江戸時代以降に開湯し、七湯の中では新しい温泉になる。弥次郎兵衛と喜多八で知られる、江戸時代の人気小説「東海道中膝栗毛」の中にも描かれており、島崎藤村をはじめ川端康成、夏目漱石など多くの文豪たちもこの地の湯を愛し、幾度となく訪れている。老舗宿「環翠楼」は、木造4階の風情ある建物で国の有形登録文化財に指定されている。療養に来ていた皇女和宮が薨去した地としても知られる宿だ。
塔之沢温泉の情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢 泉温:38~63℃ 源泉:9 湯量:793リットル/分 飲用:不可 泉質:アルカリ性単純温泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔疾など 宿泊施設:10 アクセス:(公共交通機関)箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス箱根町線、または伊豆箱根バス箱根・関所線ほかで2分、バス停:塔ノ沢下車(車)東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道1号経由36km

宮ノ下温泉

宮ノ下温泉(みやのしたおんせん)
宮ノ下温泉(みやのしたおんせん)
国際リゾート地として人気の箱根を代表する温泉地国道1号沿いに宿や骨董品店などのショップが立ち並ぶ、箱根を代表する温泉地のひとつ。大きく発展し始めたのは幕末から明治にかけてだ。馬や椅子形の駕籠に乗って、横浜から箱根へ外国人が多く訪れ、リゾート地として大いに発展した。明治11年(1878)には、外国人専用ホテルとして「富士屋ホテル」が開業。現在でも、当時の面影を残す富士屋ホテルは、宮ノ下温泉だけではなく箱根温泉郷の宿のシンボル的存在。他にも全室露天風呂付きの人気旅館「箱根吟遊」など、全部で10軒以上の宿がある。宮ノ下の名は、熊野神社の下に開けた温泉だからともいわれている。
宮ノ下温泉の情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下 泉温:24~96℃ 源泉:21 湯量:1999リットル/分 飲用:不可 泉質:単純温泉、塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、高血圧、痔疾、婦人病など 宿泊施設:13 アクセス:(公共交通機関)箱根登山鉄道宮ノ下駅下車(車)東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道1号経由41km

強羅温泉

強羅温泉(ごうらおんせん)
強羅温泉(ごうらおんせん)
避暑地として人気の別荘地として開発された温泉エリア温泉の歴史は、明治27年(1894)の早雲地獄からの引湯が始まり。本格的な温泉開発は、明治45年(1912)頃からで、大正8年(1919)に箱根登山鉄道が強羅まで開通すると、温泉保養地として、また、高級別荘地として発展した。現在は、それらの別荘が旅館や保養所に姿を変え、瀟洒な雰囲気の温泉地となっている。大正3年(1914)に開園した、フランス式整型庭園の箱根強羅公園は、時代と共に変化してきた強羅温泉のシンボル的存在だ。宿泊施設は、強羅駅周辺から早雲山駅にかけてのケーブルカー沿線を中心に、40軒以上が点在する。
強羅温泉の情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町強羅 泉温:30~93℃ 源泉:10 湯量:不明 飲用:不可泉質:単純温泉、ナトリウム-塩化物泉、硫酸塩泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、婦人病など 宿泊施設:要問合せ アクセス:(公共交通機関)箱根登山鉄道強羅駅下車。早雲山ケーブルカー強羅駅へはすぐ(車)東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道1号経由44km

仙石原温泉

仙石原温泉(せんごくはらおんせん)
仙石原温泉(せんごくはらおんせん)
広大なススキの原など手つかずの自然が残る芦ノ湖の北側、標高700m付近に広がる高原が仙石原。自家源泉のほか、大涌谷や姥子から温泉を引く宿泊施設が、芦ノ湖から箱根外輪山の金時山の山麓にかけて点在している。その昔は噴火によってできた火口原湖だったが、一面が草原地帯になって、その名残りをとどめる。秋にはススキの名所となる地域でもある。仙石原温泉は、この火口原に点在する下湯、上湯、元湯、俵石[ひょうせき]、仙石の5地区の総称だ。温泉の歴史は江戸時代中期に始まり、その後、大涌谷から引き湯をし、温泉が本格的に利用されるようになったのは明治に入ってから。一帯には箱根湿生花園やポーラ美術館、箱根ガラスの森美術館、箱根ラリック美術館、星の王子様美術館など、観光スポットも多い。
仙石原温泉の情報
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 泉温:70℃など 源泉:32 湯量:3212リットル/分 飲用:不可 泉質:硫酸塩泉、硫黄泉、単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、動脈硬化症、打ち身、慢性消化器病、高血圧、皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、慢性婦人病など 宿泊施設:42 アクセス:(公共交通機関)箱根登山鉄道箱根湯本駅から箱根登山バス仙石・桃源台方面行きで25分、バス停:仙石、仙石案内所前などで下車(車)東名高速御殿場ICから国道138号経由11km

湯河原温泉

湯河原温泉(ゆがわらおんせん)
湯河原温泉(ゆがわらおんせん)
万葉の時代から知られる千歳川・藤木川沿いに広がる温泉地湯河原温泉は奈良時代の『万葉集』にも詠まれている古湯。趣のある老舗旅館が軒を連ねる温泉街は、相模灘へ注ぎ込む千歳川とその上流の藤木川沿いに広がる。宿泊施設数は70軒ほどもある大温泉地だ。周辺には不動滝や湯河原梅林などの景勝地が点在し、子宝の湯として知られる湯量豊富な温泉に加え、温暖な気候もあって、国木田独歩や島崎藤村、芥川龍之介など多くの文人にも愛された。藤木川上流の奥湯河原温泉は、緑深い静かな環境に洗練された温泉宿が点在し、心がいやされる。
湯河原温泉の情報をみる
所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上 泉温:70~80℃ 源泉:99 湯量:6944リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉、単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、動脈硬化症、慢性皮ふ病、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:71 アクセス:(公共交通機関)JR湯河原駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス不動滝・奥湯河原行きで10分、バス停:温泉場中央、公園入口などで下車(車)東名高速厚木ICから小田原厚木道路、国道135号、県道75号経由45~53km

奥湯河原温泉

奥湯河原温泉(おくゆがわらおんせん)
奥湯河原温泉(おくゆがわらおんせん)
箱根連山の麓に湧く緑豊かな温泉地湯河原温泉街から、さらに藤木川を2kmほど上流に溯ったところに湧く温泉。箱根連山の山麓・緑豊かな渓流沿いに、趣ある老舗旅館が10軒ほど点在する。高級和風旅館の代表格「海石榴[つばき]」、その姉妹館の「山翠楼」、小林秀雄や水上勉、宇野千代などの文化人の利用が多かった「加満田」、露天風呂が自慢の「青巒荘[せいらんそう]」などの旅館があり、落ち着いた自然豊かな温泉地だ。
奥湯河原温泉の情報
所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上 泉温:60~90℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:不可 泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、皮ふ病、動脈硬化症、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:10 アクセス:(公共交通機関)JR湯河原駅から箱根登山バス・伊豆箱根バス奥湯河原行きで20分、バス停:奥湯河原入口などで下車(車)西湘バイパス石橋ICから国道135号、県道75号経由20km

鶴巻温泉

鶴巻温泉(つるまきおんせん)
鶴巻温泉(つるまきおんせん)
小田急線の駅から徒歩圏内の温泉小田急線鶴巻温泉駅から徒歩圏内に、温泉施設が立地する交通至便な温泉地。温泉に含まれるカルシウムの含有量は世界有数という。宿泊施設は、鎌倉幕府の御家人・和田義盛の陣屋跡に建てられた「鶴巻温泉 元湯陣屋」がいちばんの老舗宿。敷地面積1万余坪を誇り、将棋の名人戦なども行われる。日帰り入浴施設には、2つの源泉が楽しめる市営の「弘法の里湯」があり、弘法山ハイキングの帰りに汗を流すハイカーの利用も多い。他に宿泊施設は「大和旅館」、「美ゆき旅館」の2軒がある。
鶴巻温泉の情報
所在地:神奈川県秦野市鶴巻北 泉温:21~38.8℃ 源泉:5 湯量:不明 飲用:一部可 泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:3(温泉を引くのは2) アクセス:(公共交通機関)小田急鶴巻温泉駅下車東名高速秦野中井ICから国道246号、県道612号経由9km

飯山温泉郷

飯山温泉郷(いいやまおんせんきょう)
飯山温泉郷(いいやまおんせんきょう)
都心に近いいで湯、東丹沢の「美肌の湯」小田急線本厚木駅からバスで約25分、首都圏からも1時間程度で行けるのどかな温泉地。pHが高く、全国でもトップクラスの強アルカリ性の鉱泉が湧出し、トロリとした泉質が特徴。肌の角質を柔らかくし、浸かると肌がつるつるになることから「美肌の湯」と呼ばれ、人気の温泉。食事付きの日帰り入浴も受け付けている(事前に各宿に営業日等を要確認)。近くには坂東三十三観音霊場第六番札所の飯山観音長谷寺があり、春はサクラ、初夏はアジサイ、秋は紅葉などが美しい。
飯山温泉郷の情報
所在地:神奈川県厚木市飯山 泉温:17.5~18.5℃など 源泉:不明 湯量:不明 飲用:不可 泉質:アルカリ性単純温泉、温泉法上の温泉 温泉効能:美肌効果、神経痛、筋肉痛、関節痛、打ち身、慢性消化器病、痔、冷え症、疲労回復など 宿泊施設:2 アクセス:(公共交通機関)小田急本厚木駅から神奈中バス本厚木駅5番乗り場から上飯山・宮ケ瀬行きなどで25分、バス停:飯山温泉入口などで下車東名高速厚木ICから国道129号・412号、県道60号経由9km

東丹沢七沢温泉郷

東丹沢七沢温泉郷(ひがしたんざわななさわおんせんきょう)
東丹沢七沢温泉郷(ひがしたんざわななさわおんせんきょう)
肌がつるつるになる「美肌の湯」丹沢の大山東麓、玉川上流の里山に湧出する温泉郷。「七沢温泉」「広沢寺温泉」「かぶと湯温泉」の3つの温泉からなる「東丹沢七沢温泉郷」は無色透明の強アルカリ泉。pHが高く、浸かるとトロリとした泉質が特徴で、肌の角質を柔らかくし、肌を滑らかにすることから「美肌の湯」として知られている。日帰り入浴や昼食付入浴なども受け付けている(事前に各宿に営業日等を要確認)。旬や地のものを取り入れた山菜料理やアユなどの川魚料理、いのしし鍋などの名物料理も楽しもう。
東丹沢七沢温泉郷の情報
所在地:神奈川県厚木市七沢 泉温:23.1~27.7℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:不可 泉質:アルカリ性単純温泉、温泉法上の温泉 温泉効能:美肌効果、神経痛、慢性皮ふ炎症、肩こり、切り傷、リウマチ、疲労回復、やけどなど 宿泊施設:7 アクセス:(公共交通機関)小田急本厚木駅から神奈中バス厚木バスセンター9番乗り場から七沢行きで25分、バス停:七沢温泉入口などで下車東名高速厚木ICから国道129号、県道604号・603号・64号経由9km
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