ロス・カラコレス(Los Caracoles)
ゴシック地区にある1835年創業の老舗「ロス・カラコレス」は、天才画家・ダリも訪れたという名店。風情ある店内には多くの著名人のサインが飾られており、お店の盛況ぶりが伺えます。
名物はカタツムリを辛めのトマトソースで煮込んだ「カラコレス」。スペインでは、カタツムリは路上でも売られているほど一般的なおつまみです。巻貝を食べるように楊枝を使って食べます。百聞は一見に如かず! 食べてみると、意外にジューシーな味わいに驚かされることでしょう。
Los Caracolesの情報
住所:C. dels Escudellers
営業時間:13~24時(料理提供は13時~15時30分、19時30分~22時30分)
定休日:火曜(夏季と1月に長期休暇あり)
ジュリベルト・メウ(Julivert Meu)
壁に並べられたワインの数々、天井付近に飾られたお皿がノスタルジックな雰囲気を醸し出す「ジュリベルト・メウ」。カタルーニャの素朴な郷土料理を扱うレストランで、昔からの変わらぬ味を大切にしています。「ブティファラ」は豚肉を腸詰めにしたカタルーニャのスタンダードな料理で、豚の血入りと血なしから選ぶことができます。ほかには、焼き野菜にヤギのチーズのキャラメリゼを乗せた「エスカリバーダ・コン・ケソ・デ・ガブラ」€9.50などがおすすめ。カタルーニャやスペイン北部を産地とする数十種類のワインは、いずれも料理と抜群の相性を誇ります。心ゆくまでカタルーニャ郷土の味を楽しみましょう。
Julivert Meuの情報
住所:C. Bonsuccés 7
営業時間:13時~翌1時(金曜は13~16時、土・月曜は13~24時)
定休日:日曜
カン・クジェレテス (Can Culleretes)
マドリードのボティンに次ぎ、スペインで2番目に古いレストラン「カン・クジェレテス」。創業は1786年で元々はホットチョコレートを提供するカフェでしたが、現在は伝統的なカタルーニャ料理のお店になりました。看板料理「カネロニ」は板状のパスタでひき肉を巻き、クリームソースをかけてオーブンで焼いた一品で、カタルーニャ定番の家庭料理です。仔豚がパリッと焼かれた「レチョン・ア・ラ・カタラナ」€21や鴨のロースト「パト・ギサド・コン・シルエラス」€15などの肉料理もおすすめ。一部に創業時の内装を残す歴史ある店内で、思う存分カタルーニャの郷土の味をいただきましょう。
Can Culleretesの情報
住所:Quintana, 5
営業時間:13時30分~15時30分、20時~22時30分
定休日:月曜、日曜の夜
ラ・マル・サラーダ (La Mar Salada)
バルセロネータに店を構える「ラ・マル・サラーダ」は、オーナーが毎朝市場から魚介を仕入れてくる本格的な地中海料理店。清潔感あふれる白を基調とした店内も良いですが、海風を感じるテラス席でシーフードを味わうのがおすすめです。こちらのお店の名物「フィデウア」は米の代わりに2cmほどのショートパスタを使用し、魚介と一緒に調理した“パエーリャの亜種”。米を切らしていたのでパスタを使用したというお茶目なエピソードが起源とされています。
La Mar Saladaの情報
住所:Passeig de Joan de Borbó, 58
営業時間:13時~15時45分(土・日曜は13時~16時15分)、20時~22時45分
定休日:火曜、日曜の夜
カン・マジョ (Can Majó)
同じくバルセロネータにある「カン・マジョ」は、この地で50年以上続く家族経営のお店。テラス席では地中海を眺めながらの優雅な食事を楽しめます。新鮮な魚介を使ったオーブン焼きや鉄板焼き、多種多様な米料理は、地元の人も太鼓判を押す絶品揃い。
アガサエビ、イカ、ムール貝、アンコウ、白身魚などをトマトベースのスープで煮込んだ「サルスエラ」は、メニューには書いていない“シークレットメニュー”。直接お店の方に注文を伝えましょう。茹でたポテトを加えたタコ料理「プルポ・ア・ラ・ガジェガ」€19もおすすめの品です。
Can Majóの情報
住所:Almirall Aixada 23
営業時間:13時~22時30分(火・日曜は13時~16時30分)
定休日:月曜