歴史を紡ぐ芦ノ湖畔のリゾートホテル、唯一無二の時を贅沢に過ごす【神奈川県 箱根ホテル(富士屋ホテルレイクビューアネックス)】

神奈川
洗練された建築デザインの芦ノ湖畔のリゾートホテル
48 Views
公開日:2023.08.08
|
更新日:2023.08.08
2023年6月15日、この日、「箱根ホテル」は創業100周年を迎えます。ホテル名に「富士屋ホテルレイクビューアネックス」の名があるように、箱根ホテルは宮ノ下の「富士屋ホテル」を中心とする富士屋ホテルズ&リゾーツのグループホテルの一つです。富士屋ホテル3代目社長山口正造が、江戸時代から参勤交代で利用されていた旅籠「はふや」を買い取り、1923年(大正12年)6月15日に開業したという箱根ホテル。芦ノ湖とその向こうの秀麗な富士山の景観とともに、その長い歴史の中で多くの人々に愛されて来たホテルです。
JTB地域ナビゲーター 神奈川県担当 山本 梓左
2022年に増設したレイクビューラウンジ「イル ラーゴ」のお洒落なテラス席
箱根ホテルは、「箱根関所」や芦ノ湖の遊覧船発着場のすぐそば、芦ノ湖に面して立っています。2022年4月には、コンセプトを「美しい時間を楽しむ、湖畔のリゾート空間」として、客室や施設の一部をリニューアルし、さらに快適に過ごせるホテルになりました。宿泊者専用ラウンジやレイクビューラウンジ&BAR「イル ラーゴ」のテラス席も新しくできた施設で、ここで遊覧船が行き交う芦ノ湖を眺めながら、ホテル特製のスイーツやライトミールを楽しむのもおすすめです。洗練された気配りのあるサービスにも癒されながら、湖畔でゆったりと過ごす休日はとてもエレガントで素敵な休日になりますよ。

朝夕に姿を変える芦ノ湖と富士、名画のように景観を愛でる

芦ノ湖を正面から一望できるスーペリアツイン
ほぼL字型のホテルの建物は4階建てで、フロントデスクとロビーは2階に。48室あるお部屋は2階以上にあります。大規模なホテルではない分、館内全体がゆったりと落ち着いた雰囲気に満たされています。どのお部屋も広くゆとりがあり、2~4階に17室あるスタンダードタイプのモデレートツインでも34㎡と広々。シックなカラーデザインで統一された室内には、寝心地のよいシモンズ社製のベッドをはじめ、快適に過ごせる設備やアメニティが完備しています。 広さ38m²のスーペリアツインは15室。大きな窓枠が額縁のような効果を発揮して、芦ノ湖と富士山がまるで一枚の風景画のように眺められるお部屋です。2022年4月にリニューアルした最上階4階の7室のスーペリアツインは、アーチを描く高い天井が開放感と優雅さを感じさせ、窓からの景観と相まって美術館のような雰囲気がとても魅力的なお部屋です。2台のベッドを寄せ合わせたハリウッドスタイルなのでキッズとの添い寝でも安心。 家族連れやグループなら、同じくリニューアルした2階のプレミアムフォースを。110m²もある、ホテルで唯一の4ベッドルームです。芦ノ湖と富士山を一望できるプライベートバルコニー付きで、湖のブルーを随所に取り入れたインテリアがステキ。リビングのあるデザイナーズ和室も6名まで宿泊できます。
ベッドからの眺めが自慢のレイクビューダブルは2室限定
時間とともに変わり行く芦ノ湖と富士山の景観を、窓から正面に眺められるお部屋の中では、2・3階に1室ずつあるレイクビューダブルがカップルにおすすめです。朝、目覚めた時に、キングサイズのベッドから身体を起こすと、正面の窓から美しい芦ノ湖が。このお部屋には湖を眺めながら入浴できるビューバスも付いています。 プライベートバルコニーやリビング、ビューバス付きの最上階レイクビュースイートや、レイクビューのバルコニー付きジュニアスイートもあり、どちらも居心地と眺めの良さは自慢できます。夕日に染まった芦ノ湖の風景も幻想的なので見逃さないようにしてくださいね。 モデレートツインは南向きで、正面に芦ノ湖の全容を見ることはできませんが、ガーデン越しに緑豊かな湖畔の風景と、遊覧船の箱根海賊船の発着を眺められることで人気ですよ。

芦ノ湖を眺め、空を仰ぐ湯船で、効能豊かな温泉に癒される

内湯と半露天風呂の両方の湯船から湖が眺められる「芦ノ湖の湯」
丸く穴が開けられた天井がユニークな露天風呂付き「大観の湯」
こぢんまりとしながらも好評の温泉(宿泊者専用)。3階に「大観の湯」、4階に「芦ノ湖の湯」があって、男女入れ替え制で利用できます。四季を感じる芦ノ湖の眺めがいいのは芦ノ湖の湯で、内湯と温泉半露天風呂の湯船の両方から芦ノ湖を眺められます。大観の湯はジャグジー機能のある湯船を備えた内風呂に、温泉露天風呂を備えています。露天風呂の天井に開けられた丸く大きな穴から見上げる箱根の青空や星空はとてもロマンチック。 温泉の源泉は元箱根温泉。源泉温度が80℃近くある単純硫黄泉です。加水をして適温にしていますが、わずかに硫黄の香りがする肌にやわらかな温泉は、箱根での休日の気分を確実にアップしてくれますね。

素材の旨味に幸せを感じる四季を映した繊細な一皿を味わう

100周年記念ディナー(イメージ)
天井のアーチ状のフォルムが印象的な「イル ミラジィオ」
ホテルでの食事は1階のフランス料理「イル ミラジィオ」か鉄板焼「山桜」で。ヨーロッパを彷彿させるアーチ状の天井が素敵な「イル ミラジィオ」は、朝食、ランチ、ディナーと利用できるレストラン。本格的な創作フランス料理が味わえる。季節感のある繊細な盛り付けの一皿一皿に素材のおいしさが感じられて口福感もじっくりと味わえます。アラカルトやキッズディナーのメニューもあります。最後のデザートには、ギャルソンが目の前で調理してくれるフランスの伝統的なデザート「クレープシュゼット」をぜひ。予約が必要ですが、オレンジソースで味わう焼き立てのクレープは、フランベした仕上げのリキュールの風味と香りが格別です。 季節の素材をダイナミックな調理のパフォーマンスで楽しめる鉄板焼の「山桜」では、シェフが引き出す豊潤な素材の美味しさが際立っています。調理風景だけでなく、素材を焼き上げる時の音や香りなど、五感で味わえるのが鉄板焼ならではの醍醐味ですね。
夜にはムードあるバーとしてお酒を楽しめる「イル ラーゴ」
三方がガラス張りの開放感あふれるレイクビューラウンジ&BAR「イル ラーゴ」は、昼と夜の2つの顔をもつラウンジ。2022年のリニューアルで誕生した芦ノ湖を眺めて寛げるテラス席は居心地抜群。オープンサンドなどのライトミールやスイーツメニューが充実していますが、なかでも一番のおすすめはアフターヌーンティーセット。1日8名限定のスペシャルなメニューで、薫り高い紅茶またはギャルソンによるサイフォンコーヒーサービスでどうぞ。18時からのバータイムでは、ノンアルコールのホテルオリジナルカクテル「果実の楽園」がおすすめ。独創的なスイートカクテル「ジェントルマンズ・ショコラ」をスタッフが目の前でパフェに注いで仕上げる「大人の夜パフェ」はこのバーの自慢の一品です。

湖畔のホテルで体験するエレガントで魅力ある時の過ごし方

ゆったりと思い思いに過ごせる宿泊者専用ラウンジ
歴史ある駅伝のエピソードが詰まった「箱根駅伝ミュージアム」
芦ノ湖畔でのホテルステイを豊かにするスポットの一つが宿泊者専用ラウンジです。チェックイン、チェックアウト前後の時間帯に、窓の外に青く光る湖の景観を眺めながらフリードリンクで静かに時間を過ごすことができます。 エステサロン「HAPTIC[ハプティック]」では、「最上級の癒しの時間を」という想いを込めたトリートメントを、アロマ漂う心地よい空間で。予約制で「お疲れ女性のためのゆるまるエステ」もご用意。 緑の芝生が広がるガーデンのガーデンチェアやハンモックで何もしない、という時間の過ごし方もありますが、プライベート桟橋からのレイクアクティビティ体験もおすすめです。芦ノ湖倶楽部が催行するカヌー・カヤックツアーや芦ノ湖クルージングの体験ツアーなど、事前にチェックを。 徒歩2分のところにある、富士屋ホテル運営の「箱根駅伝ミュージアム」も忘れずに。各大会の名シーンを記録した写真、往年の名選手の愛用品などから、駅伝の魅力が伝わってきます。箱根関所や杉並木など、ホテル周辺には観光スポットがたくさんあるので何度でも訪れてくださいね。
記事一覧へ戻る
神奈川の新着記事
国内の新着記事
すべての記事から探す
記事一覧へ戻る