激動の北海道開拓史の生き証人。ドラマや漫画の舞台としても人気【北海道 博物館網走監獄】

北海道
激動の北海道開拓史の生き証人。ドラマや漫画の舞台としても人気【北海道 博物館網走監獄】
かつての監獄が移築復原された野外歴史博物館
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公開日:2022.08.10
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更新日:2022.08.10
網走刑務所をご存じでしょうか? 北の大地、北海道にある刑務所で、当時は脱出不可能な監獄として恐れられたといいます。古くは、映画『網走番外地』シリーズの舞台として知られ、ここ最近では明治時代の北海道を舞台にした漫画に登場したことでファンの間で人気となっています。 この「博物館網走監獄」は、実際に使われていた網走刑務所の旧建造物を移築復原し、保存公開している野外歴史博物館です。東京ドーム 3.5 個分相当という広大な敷地には、国の重要文化財や登録文化財に指定されている建物も多く、見ごたえたっぷり。当時の囚人たちの暮らしぶりも再現されていますよ。 現在の網走刑務所とは別の施設なのでお間違いなく。

絶対に見逃せない!国の重要文化財指定の「舎房及び中央見張所」

扉の両脇に竪格子が。上部には鉄格子付の窓が設置されている
扉の両脇に竪格子が。上部には鉄格子付の窓が設置されている
博物館で絶対に見逃せないのが、「舎房及び中央見張所」です。中央見張を中心に、5つの舎房が放射状に延びているため「五翼放射状房」とよばれています。 中央見張と舎房は渡り廊下でつながっており、ここからどの舎房も目視で確認できる構造になっています。扉の両側には堅格子が施されていますが、向かい房同士は見通せないなど随所に工夫が凝らされています。 ガラスの天窓を見上げると、どこかに「脱獄王」がいるとか。ぜひ探してくださいね。

囚人たちの過酷な北海道開拓の様子をいまに伝える

音と映像で、臨場感たっぷりに囚人の生活を再現
音と映像で、臨場感たっぷりに囚人の生活を再現
「監獄歴史館」にある迫力ある体感シアター「赫い囚徒の森」では、130年前に囚人たちの手によって行われた道路開削などの過酷な北海道開拓の様子を知ることができます。

網走刑務所秘伝の味がここで食べられる。監獄食を体験

サンマがメインの監獄食の一例
サンマがメインの監獄食の一例
博物館にある「監獄食堂」では、現在の網走刑務所で収容者たちが実際に食べている昼食メニューを再現。「体験監獄食」として提供しています。麦飯や焼き魚、小皿、中皿、味噌汁(本来は番茶)がついていて、栄養バランスもよさそうですね。 意外なおいしさの「秘密のレシピ」をお楽しみください。
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