北海道の人気温泉地 おすすめ10選

北海道
洞爺湖温泉(とうやこおんせん)
洞爺湖温泉(とうやこおんせん)
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公開日:2023.03.09
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更新日:2024.05.30
北の海で水揚げされる毛ガニやウニ、イカなど、鮮度抜群の海産物が魅力の北海道。札幌ラーメンやジンギスカンといった、北海道ならではのグルメも楽しみです。大雪山をはじめ阿寒湖や摩周湖、世界遺産の知床、ラベンダー畑が広がる富良野など、大陸的で雄大な大自然にも出会えます。多種類の源泉が自然湧出する登別温泉を筆頭に、層雲峡温泉、定山渓温泉など人気の温泉も随所に湧き出ています。そんな北海道の温泉地10選をご紹介!
JTBホームページ エディター 石原 優子
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定山渓温泉

定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)
定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)
四季折々の美しい渓谷美が魅力の札幌の奥座敷国立公園に指定される定山渓温泉へは、札幌市街から車で45分ほど。豊平川が温泉街の中央を静かに流れる、北海道有数の温泉郷の一つである。渓谷の豊かな自然が訪れる人々を新緑や紅葉、雪景色など、風情ある四季折々の鮮やかな彩りで迎えてくれる。大型の旅館・ホテルを中心に、豊平川に沿うように20数軒の宿泊施設が立ち並ぶ。日帰り入浴が可能な宿も多いが、温泉を気軽に楽しめる足湯や手湯もある。また、周辺の自然を満喫できる軽登山やウォーキング、ラフティング、カヌー、テニス、スキーなどのスポーツも楽しめる。自然と触れ合える憩いと安らぎのエリアだ。
定山渓温泉の情報
所在地:北海道札幌市南区定山渓温泉 泉温:70~80℃ 源泉:56 湯量:8600リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、胃腸病、慢性皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、婦人病など 宿泊施設:23 アクセス:(公共交通機関)JR札幌駅からじょうてつバス定山渓温泉行きで1時間10分、バス停:定山渓湯の町などで下車(車)札幌市街から国道230号経由27km

ニセコ温泉郷

ニセコ温泉郷(にせこおんせんきょう)
ニセコ温泉郷(にせこおんせんきょう)
羊蹄山やニセコアンヌプリを仰ぎ、アウトドアと湯巡りをニセコ連峰の山麓にあるニセコ町、蘭越町、倶知安町の3町に点在する温泉の総称。噴煙をあげる大湯沼を源泉とする湯本、ニセコアンヌプリの西南に湧く野趣満点のニセコ五色、ニセコ国際ひらふスキー場にあるひらふ、東山、昆布川、昆布、ワイス、アンヌプリ、新見などの各温泉が点在。個性的な湯巡りが楽しめる一方、羊蹄山やニセコアンヌプリを仰ぎながら、夏はカヌー、ラフティング、熱気球、冬はスキーなど、広大な自然の中で、アウトドアのアクティビティが楽しめる高原リゾートとして人気を集めている。
ニセコ温泉郷の情報
所在地:北海道虻田郡ニセコ町・蘭越町・倶知安町 泉温:37~79.4℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:不可 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、皮ふ病、婦人病など 宿泊施設:約30 アクセス:(公共交通機関)JRニセコ駅から車で10分(車)後志道余市IC国道5号、道道58号59km

層雲峡温泉

層雲峡温泉(そううんきょうおんせん)
層雲峡温泉(そううんきょうおんせん)
壮大なパノラマが楽しめる道北最大級の温泉郷大雪山連峰の麓、大雪山国立公園内にある道北最大級の規模を誇る温泉郷で、峡谷に沿って10軒ほどの宿泊施設が立ち並ぶ。極寒の2~3月には氷結する銀河の滝や流星の滝、約24kmにも渡る断崖絶壁と、ダイナミックな景観が訪れる者を魅了する。行楽地としての知名度も高く、年間約200万人もの人々が訪れ、とくに紅葉の季節は大いに賑わう。昭和63年(1988)に再開発が行われた温泉街は、季節の花などを配して愛らしい町並みになった。層雲峡温泉街を見下ろしながら、軽装で大雪山登山が体験できる「層雲峡黒岳ロープウェイ」の空中散歩も楽しみたい。人気の旭山動物園を訪れるツアーの宿泊地にも組み込まれている。
層雲峡温泉の情報
所在地:北海道上川郡上川町層雲峡 泉温:48~97℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:一部可 泉質:硫黄泉、単純温泉ほか 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、切り傷、慢性婦人病など 宿泊施設:10 アクセス:(公共交通機関)JR上川駅から道北バス層雲峡行きで30分、バス停:終点下車(車)旭川紋別道上川層雲峡ICから国道39号経由20km

旭岳温泉

旭岳温泉(あさひだけおんせん)
旭岳温泉(あさひだけおんせん)
標高1050mの高原に湧く温泉2000m級の山々が連なる大雪山連峰の中でも、ひときわ高くそびえる標高2291mの主峰・旭岳。その中腹、標高1000mを超える高原地帯に位置するのが旭岳温泉だ。宿泊施設は山間に8軒ほど点在し、温泉街を形成しているわけではないが、リゾートホテルや洒落た造りのロッジ、歴史を感じさせる山小屋風の宿などがある。高山植物が咲き出す初夏、紅葉が色づく秋、雪景色になる冬。それぞれの楽しさ、美しさがある。旭岳ロープウェイの空中散歩とともに満喫したい。
旭岳温泉の情報
所在地:北海道上川郡東川町旭岳温泉 泉温:41~52℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:一部可 泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉、塩化物泉ほか 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など 宿泊施設:8 アクセス:(公共交通機関)JR旭川駅から旭川電気軌道バスいで湯号で1時間、バス停:旭岳温泉入口・キャンプ場前などで下車(車)道央道旭川北ICから道道37号・1160号経由45km

阿寒湖温泉

阿寒湖温泉(あかんこおんせん)
阿寒湖温泉(あかんこおんせん)
カルデラが生んだ湖のほとりに湧き出す肌にやさしい湯国の特別天然記念物に指定されている「マリモ」で有名な阿寒湖。このカルデラ湖の南のほとりに湧く温泉が発見され、温泉地として開けたのは、100年以上も昔の明治34年(1901)のこと。以来、恵まれた北の大自然と、そこに生息するヒメマス、ヒグマ、エゾシカ、オオワシなどの野生生物、そして良質の温泉によって阿寒は人気を博し、毎年全国から多くの旅人を迎えている。アウトドアスポーツを楽しめる環境も整っており、湖畔には20軒ほどのホテルや旅館・民宿が集まっている。湖を一望できる宿も多く、日帰り入浴を受け付けている宿や足湯、手湯などもあり、気軽に温泉を楽しめる。
阿寒湖温泉の情報
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉 泉温:40~73℃ 源泉:12 湯量:3900リットル/分 飲用:不可 泉質:単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾など 宿泊施設:21 アクセス:(公共交通機関)JR釧路駅から阿寒バス阿寒湖畔行きで2時間、バス停:終点下車(車)道東道阿寒ICから国道240号・241号経由40km

川湯温泉

川湯温泉(かわゆおんせん)
川湯温泉(かわゆおんせん)
開湯以来、泉質のよさ故に高評価を受け続けて110余年阿寒摩周国立公園内にあり、屈斜路湖の東、摩周湖の西に位置する川湯温泉は、今も活動を続ける硫黄山を源泉とし、源泉の多さと豊富な湯量を誇る。7軒の宿泊施設と共同浴場が1カ所あり、道東では大きな温泉地だ。全国でもトップクラスの人気を誇る名湯・群馬県草津温泉と同じ強酸性の硫黄泉は、古くから万病に効くといわれ、美肌効果をはじめ幅広い効能が人気の理由となっている。冬期にマイナス20℃を超えると、空気中の水分が凍って氷晶となることによって生じる、ダイヤモンドダスト現象が観測できることでも知られている。
川湯温泉の情報
所在地:北海道川上郡弟子屈町川湯温泉 泉温:44~55℃ 源泉:不明 湯量:不明 飲用:可 泉質:酸性硫黄泉ほか 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、糖尿病、高血圧、切り傷、呼吸器疾患、痔疾、婦人病など 宿泊施設:7 アクセス:(公共交通機関)JR川湯温泉駅から阿寒バス川湯温泉行きで10分、バス停:終点下車(車)道東道阿寒ICから国道240号・241号経由90km

ウトロ温泉

ウトロ温泉(うとろおんせん)
ウトロ温泉(うとろおんせん)
世界自然遺産・知床の豪快な風景に出会えるオホーツク海に突き出た、知床半島の西岸に位置する斜里町ウトロにある温泉。国道334号(知床横断道路)で東側の羅臼と結ばれており、世界自然遺産・知床観光の拠点となっている。温泉は昭和48年(1973)に湧出した比較的新しい温泉だ。ホテル、民宿、ゲストハウスなどの宿泊施設は20軒ほどあり、オホーツク海に沈む夕日や、ウトロ港を眺められる露天風呂・展望大浴場を備えた宿が多くある。一年を通じてさまざまなネイチャーツアーが催行されているので、旅のスケジュールに上手に組み入れたい。
ウトロ温泉の情報
所在地:北海道斜里郡斜里町ウトロ 泉温:61.2℃など 源泉:5 湯量:不明 飲用:一部可(条件や宿による) 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、切り傷、糖尿病、高血圧、慢性婦人病、痔疾など 宿泊施設:20 アクセス:(公共交通機関)JR知床斜里駅から斜里バスウトロ温泉行きで50分、バス停:終点下車(車)旭川紋別道丸瀬布ICから国道333号・39号・334号経由168km

登別温泉

登別温泉(のぼりべつおんせん)
登別温泉(のぼりべつおんせん)
豊富な湯量と泉質を擁する、全国屈指の温泉地ザ・ドリフターズのヒットソング“いい湯だな”でも、いの1番に歌われる名湯“登別の湯”。ひとつの温泉に9種類にものぼる泉質の湯が自然湧出し、「温泉のデパート」と呼ばれる。今なお盛んに熱湯を噴出する地獄谷や大湯沼など、表情豊かな自然に囲まれる一方、硫黄の香りが立ち込める温泉街・極楽通りには、昔ながらのほのぼのとした風情が漂い、鬼のモニュメントが温泉客を迎える。大規模な温泉旅館・ホテルや高級和風旅館が多く、14軒の宿泊施設がある。全国的に人気の高い温泉地だけに、趣向を凝らした湯船を備える旅館・ホテルが多く、日帰り入浴を受付けている宿もある。
登別温泉の情報
所在地:北海道登別市登別温泉町 泉温:45~90℃ 源泉:36 湯量:1万トン/日 飲用:不可 泉質:硫黄泉、食塩泉、明ばん泉、芒硝泉、含鉄泉、酸性泉、炭酸水素塩泉、ラジウム泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、慢性皮ふ病、切り傷、高血圧、眼病、婦人病、美肌など 宿泊施設:14 アクセス:(公共交通機関)JR登別駅から道南バス登別温泉行きで15分、バス停:登別温泉バスターミナルで下車(車)道央道登別東ICから道道2号・350号経由6km

白老・虎杖浜温泉

白老・虎杖浜温泉(しらおい・こじょうはまおんせん)
白老・虎杖浜温泉(しらおい・こじょうはまおんせん)
白老・虎杖浜でプチ湯治を体験白老町には約130カ所以上の源泉があるといわれ、温泉宿泊施設はもとより、一般家庭でも温泉を利用している家もあるほど広く活用されている。全道一ともいわれる豊富な湯量を誇り、4種類の良質な泉質を楽しめるのも魅力。竹浦・虎杖浜地区には日帰り入浴ができる施設が点在し、「美人の湯」とも呼ばれる温泉を堪能できる。白老地区では北海道遺産にも選定された「モール温泉」が湧き出ており、世界的にも珍しい茶褐色の植物性温泉を楽しめる。
白老・虎杖浜温泉の情報
所在地:北海道白老郡白老町字虎杖浜・字竹浦・字萩野 泉温:39~51℃ 源泉:約130 湯量:400~1900リットル/分 飲用:不可 泉質:単純温泉、ナトリウム-塩化物泉、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、硫黄泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、糖尿病、高血圧、婦人病、美肌など 宿泊施設:26 アクセス:(公共交通機関)JR白老駅・または虎杖浜駅下車(車)道央道白老ICから道道86号、国道36号経由15km

洞爺湖温泉

洞爺湖温泉(とうやこおんせん)
洞爺湖温泉(とうやこおんせん)
雄大な山々と静かな湖畔に湧く風光明媚な温泉郷湯量の豊富さ、ホテル・旅館の数で北海道有数の規模を誇り、年間約300万人を超える観光客が訪れる温泉郷。明治43年(1910)、有珠山の寄生火山である四十三山([よそみやま]・明治新山)の噴火活動によって温泉が湧き出し、大正6年(1917)に開湯した。湖畔に宿泊施設が15軒ほど立ち並び、周囲43kmもある洞爺湖を望みながら入浴できる露天風呂をもつ宿も多い。“蝦夷富士”と呼ばれる羊蹄山、今なお白い噴煙を上げる昭和新山など、風光の地が周辺に多いのも魅力。平成20年(2008)には、北海道洞爺湖サミットも開かれた。平成21年(2009)には、洞爺湖有珠山が日本初の世界ジオパークにも認定されている。
洞爺湖温泉の情報
所在地:北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉 泉温:50.3℃など 源泉:11 湯量:1410リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、胃腸病、打ち身、ねんざ、皮ふ乾燥症、切り傷、糖尿病、呼吸器疾患、末梢循環障害、うつ状態など 宿泊施設:19 アクセス:(公共交通機関)JR洞爺駅から道南バス洞爺湖温泉行きで20分、バス停:洞爺湖バスターミナルなどで下車(車)道央道虻田洞爺湖ICから国道230号経由5km
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