多くの文人墨客に愛された宿で湯治風情に浸る【鹿児島県 おりはし旅館】

鹿児島
多くの文人墨客に愛された宿で湯治風情に浸る【鹿児島県 おりはし旅館】 | JTBリモートコンシェルジュ トラベルコンサルタントのおすすめ旅
大正風情をそのまま残す本館
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公開日:2022.02.08
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更新日:2022.02.08
湯治宿の名残をあちらこちらに残す、妙見温泉の人気の宿が「おりはし旅館」です。大正時代に建てられたという本館には、当時の雰囲気がそのまま残っています。一歩足を踏み入れると、タイムスリップしたような感覚を楽しめますよ。 宿の名物は、その効能から、古くから「キズ湯」として親しまれてきた源泉かけ流しの湯。湯治の宿として遠方から訪れる人も多かったといいます。いまでも、キズ湯のある別館では長逗留の湯治客を受け入れています。 2016年に完了したリニューアルで、露天風呂など温泉付の離れのお部屋が充実しました。天降川のせせらぎを聞きながら、ゆっくりと過ごしてみてください。

露天風呂付離れで、温泉三昧の休日を

天降川沿いに立つウッドデッキ付の離れ「川霧」
お部屋は大正ロマンあふれる本館に3室あるほか、離れが10室。数寄屋造りの純和風や和洋室など、いくつかのタイプから選べます。離れはすべて内湯と露天風呂付なので、プライベート感もたっぷり。ゆったりと過ごせますよ。 多くの文人墨客が投宿したという「有楽」は大正時代の面影を残す純和風のお部屋。露天つぼ付の離れで、文豪気分も味わえます。 木の香りに包まれた「樟庵」は、広々とした造りの和洋室タイプ。内湯と露天風呂があり、ゆったりとした時間を楽しめます。離れは天降川沿いや竹林の脇など、異なったロケーションで配置されています。露天風呂のタイプもいろいろあるので、お好みのお部屋を選んでくださいね。

源泉かけ流しのキズ湯で湯治文化を満喫

右が名物の「キズ湯」。左が熱めの湯の「竹の湯」
多くのゲストが目指すのが、別館「山水荘」にある「キズ湯」です。明治時代の創業当時から湧く温泉で、妙見温泉の始まりもこの湯だったとか。泉温は33℃とかなりぬるめなので、横にある「竹の湯」で体を暖めてから入るといいそうです。名前のとおり切り傷などに効果があるので、術後の方が湯治にいらっしゃることが多いとか。ちなみにこの「山水荘」は、いわゆる湯治宿の自炊棟です。長期逗留する方もいらっしゃるようです。 また、キズ湯とは別に、男女別の露天風呂もあります。かなり広めでこちらも源泉かけ流し。キズ湯や竹の湯とは別の源泉が引かれており、しっかりと暖まれますよ。また、本館宿泊者専用の内湯もあります。温泉三昧の休日を楽しんでくださいね。

彩り豊かな懐石料理で山海の幸をふんだんに

彩りも鮮やかな夕食の一例
夕食は本館にある個室の食事処でいただきます。料理は、彩り豊かな月替わりの懐石料理。山や川でとれる地のものに加えて、鹿児島ならではの海の幸も取り入れています。器にもこだわっていて、盛り付けも華やか。見ているだけで気分が高まりますね。 ぜひ食べていいただきたいのは、鹿児島産黒毛和牛や黒豚、土鍋で炊いた棚田米など。鮎漁が解禁される6月から10月末は目の前の川で採れた鮎も食卓に上ります。 朝食は2段重ねのお重スタイルで。ひと手間かけた料理が、鮮やかな彩りを見せてくれます。ついついご飯が進んでしまうので、気をつけてくださいね。

鹿児島空港から車で15分。アクセスのよさも人気です

「おりはし旅館」は妙見温泉の温泉街から少し離れた場所にあり、静かな環境が人気です。豊かな自然に囲まれた立地ながら、鹿児島空港からは車で約15分と、訪れやすいのも魅力です。JR隼人駅やJR国分駅からは、予約制のシャトルタクシーも運行しています。気軽に秘湯風情を味わえるのがうれしいですね。 ▶宿の基本情報・アクセス・地図はこちら
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