心地よい細やかなもてなしに“指宿の迎賓館”の神髄を見る【鹿児島県　砂むし指宿白水館】

青い海と緑濃い豊松庭を眺める客室棟の「離宮」

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公開日：2022.03.11

更新日：2022.03.11

大隅半島とともに鹿児島湾（錦江湾）を挟むように伸びる薩摩半島。その先端部に位置する「指宿温泉」は、摺ヶ浜や弥次ヶ湯、二月田などの温泉から成る温泉群の総称です。指宿市内の源泉は1000カ所以上、総湧出量は1日約12万トンとも。豊かな自然と多彩な観光スポットにも恵まれた指宿温泉は西郷隆盛が愛した地としても知られています。「鹿児島砂むし指宿白水館」があるのは「砂むし」で有名な摺ヶ浜温泉。JR指宿駅南東の海岸沿いにある温泉地で、大きなお宿が集まっています。なかでも昭和初期の1947年に創業したこのお宿は指宿温泉屈指の老舗宿です。松の緑が美しい約5万坪の敷地には、フロントのある本館をはじめ、個性ある4棟の客室棟や「元禄風呂」の大浴場棟、薩摩の秀逸な伝統工芸品を鑑賞できる「薩摩伝承館」などが立ち並んでいます。その佇まいはまさに“指宿の迎賓館”。クオリティーの高い細やかなもてなしにも定評がある日本旅館です。

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多彩なタイプが揃う上質な空間で、最高の居心地よさを満喫インパクトある元禄風呂と砂むしで良質の温泉をめいっぱい実感和・洋・イタリアンの繊細な味わいの料理を、幻の焼酎とともに

多彩なタイプが揃う上質な空間で、最高の居心地よさを満喫

大きな窓から海を眺める「離宮」の和洋室（一例）

7階建ての「離宮」、「花の棟」、「薩摩客殿」と、3階建ての「磯客殿」の4棟の客室棟に、多彩なタイプの195室の客室が用意されています。全室がオーシャンビューの一番新しい棟が「離宮」です。和洋室をメインとする客室は、松の庭園と青い海、その向こうに大隅半島の山々を一望できる半円形の大きな出窓を持ち、広々として落ち着く客室です。同じく全室がオーシャンビューの檜風呂付客室の磯宮殿、趣の異なる和室、洋室、和洋室が揃う花の棟、質のよい和洋室の薩摩客殿など。どの客室も、日本の美を感じる設えで、やすらぎのあるゆったりとした日本旅館のよさを楽しめます。

インパクトある元禄風呂と砂むしで良質の温泉をめいっぱい実感

雰囲気たっぷりの「元禄風呂」の女性用大浴場（イメージ）

敷地内から湧き出る泉温約70度の塩化物泉の温泉は、天然の保湿成分・メタケイ酸が含まれた美肌の湯です。本館2階の大浴場「松雲風呂」は大きな湯船に温泉が溢れ、庭園の眺めがよいお風呂。浴場棟の「元禄風呂」は1000坪もの広さがある男女別の大浴場です。江戸のお風呂をイメージしたという情緒ある浴場内には、それぞれ泡泉のある大きな湯船を中心に、サウナの原型のような江戸柘榴風呂、樽風呂、寝風呂などが揃っています。釜風呂、打たせ湯のある露天風呂は階段を上がった先に。元禄風呂から利用できる指宿名物「砂むし温泉」（有料）は、温かい砂の適度な重みと温泉成分に包まれ、いつの間にかウトウト。男女一緒に利用できる岩盤浴処もおすすめです。

和・洋・イタリアンの繊細な味わいの料理を、幻の焼酎とともに

黒毛和牛のしゃぶしゃぶが付いた特選会席料理（イメージ）

お食事処は「料亭羽衣」や「料亭薩摩屋敷」、薩摩伝承館内の「リストランテフェニーチェ」など全部で5カ所。いずれも月替わりの献立で、枕崎産のカツオや錦江湾産キビナゴ、屋久島産トビウオなどの新鮮な魚介類をはじめ、鹿児島の肥沃な大地で育てられた黒豚や黒牛、鹿児島県産減農薬米など、鹿児島ならではの食材を数多く使っています。「西郷どん蒸し」や「黒豚の角煮」など、素材の旨みが凝縮され、ハイセンスな器に盛られたお料理は見た目も美しくおいしさもひとしお。幻の焼酎といわれる「森伊蔵」や地元のお酒も一緒にどうぞ。約200種類の焼酎が揃う焼酎バーの「焼酎道場」では、無料の試飲タイムがありますから要チェックですよ。 ▶宿の基本情報・アクセス・地図はこちら

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