ハイブランドの路面店や話題のショップ、レストランなどが集まる銀座 写真提供:(公財)東京観光財団
公開日:2022.12.30
|更新日:2022.12.30
東京らしさがあふれる大人の観光地、丸の内・銀座をたっぷり楽しむ2Daysモデルプランがこちら。高感度のショップが立ち並ぶストリート、伝統を感じられる老舗の名店、絶好のロケーションを誇るラグジュアリーホテルなど、魅力あふれるおすすめスポットがめじろ押し。ちょっと背伸びしてでかけたい、丸の内・銀座の楽しみ方をご案内します。
<投稿者コメント>
銀座の店舗に在籍するスタッフが実際に過ごしてみたいコースを考案しました。
日本の伝統と最新のトレンドが集まる丸の内・銀座エリアで一流のおもてなし体験や食文化に触れてみませんか。
高級ブランドのカスタムオーダーは、全国でも都内2店舗限定で旅の思い出としてオススメです。
JTB銀座店 安倍/JTBウエディングプラザ銀座本店 大塚
「丸の内仲通り」でショッピング(11:00)
東京の玄関口・東京駅。その丸の内側は、高層ビル群とフォトジェニックな歴史的建造物が入り混じる洗練されたエリア。思わず写真を撮りたくなるスポットがたくさんあります。
緑が美しい石畳の「丸の内仲通り」。冬期はイルミネーションも開催
ショッピングを楽しむなら、東京駅のすぐそばにある「丸の内仲通り」へ。有名ブランドショップやハイセンスなレストラン、カフェなどが立ち並ぶ丸の内のメインストリートです。
「ロイヤル コペンハーゲン 本店」で限定のテーブルウェアを手にとったり、手作りキャラメル専門店「NUMBER SUGAR 丸の内店」でギフトを選んだり。立ち寄りたいショップがいっぱい!
そして、「丸の内仲通り」はアート鑑賞も楽しみのひとつ。三菱地所株式会社と彫刻の森芸術文化財団による「丸の内ストリートギャラリー」は、2022年で50周年を迎えました。通りにさまざまなパブリックアートが点在し、舟越桂氏の作品をはじめ、19点の彫刻作品を鑑賞できます。街歩きがさらに楽しくなりますね。
都会のオアシス「日比谷公園」をおさんぽ(13:00)
江戸時代、大名屋敷だった場所にある「日比谷公園」 写真提供:(公財)東京都公園協会
ショッピングを楽しんだら、今回の宿泊先「ザ・ペニンシュラ東京」に荷物を預けて「日比谷公園」へ。ホテルから公園までは徒歩2分の近さ。おさんぽにぴったりのスポットです。
中央に鶴の噴水を配した雲形池(くもがたいけ) 写真提供:(公財)東京都公園協会
「日比谷公園」は日本初の近代的洋風公園として、明治36年(1903)に開園した歴史ある公園。約16万平方メートルある広大な園内には、花壇やイチョウ並木などが整備され、都心にいながら緑を身近に感じられます。5・10月のバラ、7月のユリなど、四季の花々も魅力です。
夜はライトアップもされる大噴水。8~21時の間、28分間隔で水が吹き上がります 写真提供:(公財)東京都公園協会
公園のシンボル・大噴水や樹齢400年以上といわれる巨木・首かけイチョウなど見どころもいろいろ。イベントも多く開催されているので、チェックしてでかけるのもおすすめです。
「マリアージュ フレール 銀座松屋通り店」でアフタヌーンティー(14:30)
「ザ・ペニンシュラ東京」でチェックインを済ませて、次は銀座をぶらり。ホテルから銀座へは徒歩10分ほど。大人の観光地として知られる銀座には、気品あふれるショップが集まっています。
ティータイムを楽しむなら、「マリアージュ フレール」がおすすめ。1854年にパリで創業した紅茶ブランドの直営店で、サロンではお茶を使った料理やスイーツなどを味わえます。銀座エリアには、銀座本店をはじめ店舗が複数ありますが、今回はその中でも、マリアージュ フレール 銀座松屋通り店でティータイムを。
季節のアフタヌーンティーは、目にも華やかでテンションがあがること必至! ティースタンドには、セイボリー4種、スイーツ4種、スコーン2種が盛られています。紅茶はティーフロー(飲み放題)。なんと100銘柄以上からを好みの銘柄を選べるんです(一部追加料金が発生する銘柄があります)。
アフタヌーンティーは1人1万450円。ペア及び3人以上の場合は9350円
アフタヌーンティーは12時30分~、13時30分~、14時30分~の三部制で、各回2時間制。予約してから、おでかけを。
「ザ・ペニンシュラ東京」で優雅にステイ(17:30)
皇居外苑と日比谷公園のそば。ラグジュアリーな雰囲気が漂うホテルです
丸の内・銀座観光の拠点は、エレガントなホテル「ザ・ペニンシュラ東京」。モダンなデザインのゆったりとした空間で、至福の時間を過ごすことができます。
快適な客室。ホテルが建つ土地をイメージし調香されたサステナブルなアメニティもチェック!
ホテル内にはリラクゼーションルームなどがある「ザ・ペニンシュラ スパ」、20メートルの温水プールを備えた「スイミングプール」など、リフレッシュできる設備も。
館内にはアーティスト90名ほどによる約1000点にも及ぶ作品が飾られていたり、ダイニングやショップが充実していたりと、滞在中の楽しみが尽きません。
夕食は「まんてん鮨 丸の内店」で(18:00)
夜は再び街へ繰り出しましょう。名店ひしめく丸の内エリアでチョイスしたのは、味はもちろん、コスパの良さも評判の「まんてん鮨 丸の内店」。
複合施設「丸の内ブリックスクエア」の地下1階にある寿司店
ランチ、ディナーともにおまかせコースのみ。おまかせコース6930円は、その日一番おいしい魚介を寿司とおつまみで楽しめます。趣向を凝らした逸品が次々と目の前に。食材の持ち味を吟味して適度に熟成させるなど、職人技が随所に見てとれます。繊細な技が光る江戸前寿司を心ゆくまで堪能!
“旬の食材をちょっとずつ、たくさん”がコンセプト。大満足のコースです
まんてん鮨自家製の「ガリエール」もマスト! たっぷりのすりおろしショウガとハチミツで仕上げたジンジャエールは、料理との相性もばっちりです。
お寿司の余韻に浸りつつ夜の街を散策したら、ホテルに戻ってまったり。2日目に備えて、癒やしの時間を過ごしましょう。
ホテルの朝食を楽しんでチェックアウト(11:00)
ぐっすり眠って、目覚めもすっきり。優雅な朝食もホテルステイの魅力です。「ザ・ペニンシュラ東京」では、1階の「ザ・ロビー」のほか、お部屋でも楽しめます。
朝食メニューは、和洋中またはヘルシーメニューからセレクト可能。洋食は、パンケーキやエッグベネディクト、オムレツなどからメインディッシュを選べるボリュームたっぷりのセット。そのほか、和食は「京料理たか木」(兵庫県芦屋市)のオーナーシェフ・高木 一雄氏の監修による京料理朝食、中華は中華粥と点心のセットです。
チェックアウトは12時なので、朝食後の身支度もゆっくりでOK。
準備ができたら、いざ、2日目の銀ぶらへでかけましょう!
「ロンシャン ラ メゾン銀座」でオリジナルバックをオーダー(12:00)
2日目は、銀座でのショッピングからスタート。高級ブティックや老舗百貨店などが並ぶ中央通りは、土・日曜、祝日は歩行者天国になり、街の雰囲気を感じながら買い物を楽しめます。
その中央通りに面する「ロンシャン ラ メゾン銀座」は、1948年にパリで誕生したブランド「ロンシャン」のフラッグシップストア。ラグジュアリーなバッグを豊富に揃えています。
ゴールドとホワイトのメタルを基調とした外観は“光”がテーマ
銀座店ではカスタムオーダーも可能。ロンシャンを代表するバッグ「ル プリアージュ®」をカスタマイズできるサービス「マイ プリアージュ®️」では、好みのサイズや素材、カラーを組み合わせてバッグを作ることができます。カスタムオーダー常時対応の直営店は日本では銀座店、表参道店のみ。旅の記念にぜひオーダーを!
カスタムオーダー一例。ショルダーバッグ4万5100円など ※記事内の情報は投稿日またはそれ以前の取材時や草稿時のものです
銀座ならではの洋食店「銀之塔」でランチ(14:00)
老舗の洋食店が点在する銀座。ランチはシチューの専門店「銀之塔」でいただきます。
創業は昭和30年(1955)。歌舞伎座のそばにあり、多くの歌舞伎役者にも愛され続けている洋食店です。
戦前、質蔵だった建物を改装した店内。老舗ならではの落ち着きがあります
シチュー2950円(タンシチュー4250円)。グラタンとのセットは4200円(タンシチュー5500円)
看板メニューは、土鍋に盛られたシチュー。ミックス、ビーフ、野菜、タンの4種類から選べます。3日間かけてじっくり煮込んだシチューはコクがあり、上品な味わい。和風に仕上げているので、セットのごはんや小鉢、漬物にもよく合います。ホロっとやわらかな肉も存在感バツグンです。
そして、エビとシイタケ入りのグラタンも人気。シチューとグラタンのセットもあるので、どちらも食べたい欲張りさんはこちらがおすすめですよ。
「GINZA KABUKIZA」 に寄り道(15:00)
歌舞伎座の開業は明治22年(1889)。現在の建物の意匠設計は隈研吾氏が担当
お腹が満たされたら、すぐ近くの「GINZA KABUKIZA」へ。「GINZA KABUKIZA」は、歌舞伎専用劇場「歌舞伎座」とオフィスビル「歌舞伎座タワー」の総称で、食事処やギャラリー、屋上庭園などもある複合施設です。
食事処やショップなど、観劇者以外も入れるスペースがいろいろ
観劇しなくても楽しめる「GINZA KABUKIZA」。地下2階「木挽町広場」には、歌舞伎関連のグッズはもちろん、和雑貨、和菓子など、さまざまなおみやげが並びます。人気キャラクターとコラボしたアイテムや隈取グッズなど、歌舞伎座ならではのおみやげをゲット!
歌舞伎座の大屋根に位置する「屋上庭園」も見学自由。「五右衛門階段」は大屋根を間近に見られる人気スポットです。大屋根の瓦には1枚だけ「反転した鳳凰の瓦」があるそうなので、探してみてくださいね。
「はまの屋パーラー有楽町」でティータイム(16:00)
「GINZA KABUKIZA」から歩いて15分、喫茶店「はまの屋パーラー有楽町」で旅を締めくくりましょう。
「はまの屋パーラー有楽町」は、昭和41年(1966)に創業した老舗の喫茶店。平成23年(2011)に一度閉店するも、閉店を惜しむ声によって翌年復活しました。現在は日比谷や渋谷、後楽園にも店舗を構える人気店です。
2種類選べるサンドゥイッチは単品800円(トーストの場合830円)。写真は玉子&フルーツ
「はまの屋特製プリン」520円(ドリンクセット870円)
おすすめは、先代の味を受け継ぐ「サンドゥイッチ」。ふわふわの厚焼き玉子をはさんだ「玉子サンドゥイッチ」など6種類あり、持ち帰りもOKです。そのほか、昔ながらの固めプリン、ホットケーキ、クリームソーダなど、レトロな喫茶メニューが充実。
昔ながらのベンチシート型ソファなどがあり、店内もレトロ感たっぷり
長年愛されてきた名物メニューを味わいながら、話題は今回の旅の思い出。居心地のよさと尽きない思い出話で、ついつい長居してしまいそうです。
店をあとにし、旅の余韻を噛みしめながら東京駅へ。丸の内・銀座の魅力がまるかわりの2日間、ぜひ体感してみてはいかがですか。
●スポット情報
【丸の内仲通り(まるのうちなかどおり)】
住所:東京都千代田区丸の内1~3丁目、有楽町1丁目
料金・時間・休み:散策自由
アクセス:JR東京駅・有楽町駅、東京メトロ二重橋前駅からすぐ
【日比谷公園(ひびやこうえん)】
電話:03-3501-6428 (日比谷公園サービスセンター)
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6
料金・時間・休み:入園自由
アクセス:東京メトロ日比谷駅・霞ケ関駅からすぐ
【マリアージュ フレール 銀座松屋通り店(まりあーじゅふれーる ぎんざまつやどおりてん)】
電話:03-3564-1854
住所:東京都中央区銀座4-6-1 銀座三和ビル2階
時間:11~20時(サロン ド テは11時30分~)
休み:無休
アクセス:東京メトロ銀座駅からすぐ
【ザ・ペニンシュラ東京(ざ・ぺにんしゅらとうきょう)】
電話:03-6270-2888
住所:東京都千代田区有楽町1-8-1
1泊17万7100円~(2名1室あたり)
チェックイン15時/チェックアウト12時
アクセス:地下鉄日比谷駅からすぐ
【まんてん鮨 丸の内(まんてんずし まるのうち)】
電話:03-6269-9100
住所:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア地下1階
時間:11〜14時(最終入店)、17時~21時30分(最終入店)、土・日曜、祝日の最終入店は13時30分、20時30分
休み:無休
アクセス:JR東京駅・有楽町駅から徒歩5分、東京メトロ二重橋前駅から徒歩3分
【ロンシャン ラ メゾン銀座(ろんしゃん ら めぞんぎんざ)】
電話:03-5537-1511
住所:東京都中央区銀座5-7-6 i liv(アイリブ)
時間:11~20時
休み:不定休
アクセス:東京メトロ銀座駅からすぐ
【銀之塔(ぎんのとう)】
電話:03-3541-6395
住所:東京都中央区銀座4-13-6
時間:11時30分~20時(短縮営業中。変更の可能性あり、要確認)
休み:無休
アクセス:東京メトロ銀座駅から徒歩2分
【GINZA KABUKIZA(ぎんざ かぶきざ)】
電話:03-3545-4300
住所:東京都中央区銀座4-12-15
時間:公演によって異なる(木挽町広場は9:30~18:30※月により変動)
休み:不定休(公演によって異なる)
アクセス:東京メトロ東銀座駅直結
【はまの屋パーラー 有楽町店(はまのやぱーらー ゆうらくちょうてん)】
電話:03-3212-7447
住所:東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル地下1階
時間:10~18時(日曜は~17時)
休み:祝日(営業の場合あり、要確認)
アクセス:JR有楽町駅からすぐ