緑あふれる「丸の内仲通り」。広場などもあり、散策にぴったり
公開日:2022.12.19
|更新日:2022.12.19
洗練された都会と、風情ある下町の両方を観光できるコースをご紹介。東京駅から程近い「和田倉噴水公園」や「丸の内仲通り」など皇居周辺を散策したら、「帝国ホテル 東京」で贅沢ランチ。午後は豊洲の「チームラボプラネッツ」へ。「月島もんじゃ おこげ 月島本店」で下町ディナーの後は、「晴海トリトン」でショッピングに夜景観賞。移動中の景色も楽しめる、フルボリュームな1日をご案内します!
<投稿者コメント>
都内在住のスタッフが東京再発見をテーマに、1日で東京を満喫できるコースを作成しました!
素敵なフォトスポットがたくさんありますので、写真を撮って旅の思い出を残しませんか?全国から東京にいらっしゃる方も、東京にお住まいの方もぜひ魅力的な東京体験を!
JTBトラベルゲート有楽町 堀口/JTB丸の内店 関根/JTB丸の内店 中西
「東京駅」で記念撮影~「行幸通り」をぶらり(10:00)
旅の始まりは「東京駅」丸の内駅前広場で待ち合わせ。東京駅のシンボル、丸の内駅舎をバックに記念撮影をしてスタートです。
赤レンガ造りが美しい丸の内駅舎は、大正3年(1914)の東京駅開業時に建てられました。平成24年(2012)に復元工事が完了し、約100年前の面影を今も感じることができます。
両脇には東京都の都木、イチョウが植えてあり四季を彩ります
駅舎から皇居に向かって続いているのが「行幸通り」と呼ばれる道。かつては天皇陛下が皇居から東京駅まで移動するときにのみ使われていた道路で、現在も皇室行事などの際に使用されるそう。皇居側に歩みを進めると、左右のビルがなくなり空が開けてきます。
「和田倉噴水公園」で新スターバックスのドリンク片手にまったり(10:30)
行幸通りを進むと右手に見えるのが、次の目的地「和田倉噴水公園」。皇居外苑の中にあり、平成5年(1993)の天皇陛下の御結婚を記念して整備、開放された場所です。昭和36年(1961)に上皇陛下の御結婚を記念して創建された大噴水を中心に、「息吹」「永遠」などそれぞれデザインテーマのある噴水があり、躍動する水の美しさを感じられます。
公園内には「スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店」があります。環境配慮型店舗「Greener Stores」の日本1号店で、廃棄物やフードロスを減らす取り組みなどを行っています。廃材を利用したという、店内のインテリアやアートも素敵です。
「和三盆ムースフォームアーモンドミルクラテ」550円(左・中央)、「和三盆アーモンドミルクフラペチーノ🄬」660円(右)※ともにトールサイズ、店内飲食時のもの
通常メニューのほか、和三盆とアーモンドミルクを使った店舗限定のオリジナルビバレッジの提供も。繰り返し使える「リユーザブルカップ」(特別価格150円で購入)や「借りるカップ」(無料)を使えば、気軽にサステナブルを体験できます。
エコなカップでテイクアウトして、公園のベンチでひと休み。水のせせらぎや木々の葉音に耳を傾けながらリラックスなひと時を。
「皇居外苑」~「丸の内仲通り」を散策(11:00)
皇居前には約2000本のクロマツが。厳かな雰囲気があります
和田倉噴水公園を後に、そのまま「皇居外苑」を散策。芝生やクロマツの緑が気持ちよく、都心にいながら自然を感じられます。また、江戸城址でもあるため、歴史的な遺構も見ることができます。皇居正門前にかかる西洋風の鉄橋、通称「二重橋」や、桜田門外の変で有名な「桜田門」など、見どころが豊富です。
近くには丸の内のメインストリート「丸の内仲通り」もあり、散策をしながらのショッピングもおすすめ。東京駅前の行幸通りと日比谷駅近くの晴海通りを結ぶ通りで、商業施設が立ち並びます。高級ブティックやおしゃれなショップ、レストランが集まるエリアで、欲しかったアイテムや旅のお土産などを探してみては。
「帝国ホテル 東京」のバイキング発祥のレストランでランチ(12:00)
丸の内通りと晴海通りの交差点から徒歩5分、今回のランチスポット「帝国ホテル 東京」へ。本館17階にあるブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」に向かいます。
「好きなものを好きなだけ味わう」バイキングの発祥の地!
ブフェレストラン「インペリアルバイキング サール」は約60年前、日本で初めてブフェスタイルを始めたレストランです。「バイキング」という言葉を‘‘食べ放題’’の代名詞として日本全国に広めた歴史ある場所で、贅沢なランチタイムを過ごしましょう。
ブフェ台に並ぶたくさんの料理。タブレット端末で注文して、席まで運んでもらうことも可能
カレーやポテトサラダといった帝国ホテル伝統のメニューをはじめ、豪華なメニューが約40種類揃います。人気のローストビーフは、注文後にシェフにカットしてもらえるのがうれしいポイント。デザートやフルーツも充実しており、食後もゆっくり過ごせます。
満腹になったら、徒歩10分の新橋駅へ。「ゆりかもめ」に乗って約30分、新豊洲駅まで移動します。車窓から見えるのは、東京タワーやレインボーブリッジ。無人運転で運転席がないため、最前列や最後列からの展望も楽しめます。移動中も東京観光を満喫できます。
「チームラボプラネッツ」の巨大アート空間で没入体験(15:00)
新豊洲駅に到着したら、徒歩すぐのところにある「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」へ向かいましょう。「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は最先端の技術を駆使した体験型アート空間。裸足で歩きながら鑑賞することで、作品の世界に入り込んだような「没入感」が得られると話題の施設です。
入り口前に早速作品が。「空から吹き落ちる、地上に憑依する炎」
まずは「Water Area」へ。「The Infinite Crystal Universe」は、無数の光が宇宙のように無限に広がっている空間。光の輝きや色が刻々と変化し、彫刻のように立体的に空間の表情を変えていきます。スマートフォンアプリ≪teamLabアプリ≫を使って、光のパターンを選んで作品に参加することもできます。
キラキラしたフォトジェニックな空間なので、できれば上手に写真を撮りたいですよね。ここではスマートフォンを逆さまに、カメラを下にしてセッティング。広角レンズを使うのもおすすめです。床の鏡まで写すことで奥行きが出て、光の広がりを表現できるそうですよ。
チームラボ≪The Infinite Crystal Universe≫©チームラボ
「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」は、水の中を歩いて鑑賞する作品。水面に映し出される鯉は、鑑賞する人々やほかの鯉の動きに影響を受けながら泳ぎ、人にぶつかると花になって散っていきます。まるで自分が作品の一部になったかのようです。
写真を撮るなら、鏡の前でスタンバイ。鯉が周りに集まるタイミングを狙えば、一面カラフルな写真が撮れますよ。
チームラボ≪人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング≫©チームラボ
令和3年(2021)7月に新設された「Garden Area」には2つの作品があります。「Floating Flower Garden;花と我と同根、庭と我と一体」は、1万3000株以上の生花で埋め尽くされた空間。花は人が近づくと上に上がっていき、人がいなくなると下がってきます。
飾られているのは切り花ではなく、生きているラン科の植物。日光を浴びて美しく咲く姿やみずみずしい香りとともに、空間の変化を感じてみましょう。
チームラボ≪Floating Flower Garden;花と我と同根、庭と我と一体≫©チームラボ
没入体験を楽しんだ後は、ディナースポットに向けて出発。新豊洲駅から豊洲駅までゆりかもめで1駅、そこから2分ほど地下鉄に乗って月島駅へ移動します。豊洲駅までは、運河沿いの「ぐるり公園」を歩いてみるのもおすすめ。30分ほどかかりますが、橋や船など水辺の景色を眺めながらなら、案外短く感じられるかもしれません。
「月島もんじゃ おこげ 月島本店」で下町名物を味わう(17:30)
月島駅7番出口から地上へ出ると、西に向かって延びているのが、月島西仲通り、通称「月島もんじゃストリート」です。東京下町のソウルフードともいえる「もんじゃ」の専門店が、1㎞圏内に約100店舗も集まっています。どこからともなく香ばしいにおいがしてきて、食欲をそそります。
昔ながらのレトロな雰囲気のお店が多い中、こちらはカジュアルで開放的
今回は「月島もんじゃ おこげ 月島本店」へ。明治4年(1871)創業の豊洲水産仲卸の直営で、毎日仕入れる新鮮な魚介類を使ったメニューが人気です。もんじゃには、魚介に鶏ガラ、香味野菜をブレンドした自家製のだしを使用しているそう。
一番人気の「明太子もちもんじゃ」は、大ぶりな明太子をなんとまるまる一本のせたメニューで、味はもちろん見た目のインパクトも抜群です!
「明太子もちもんじゃ」1408円。明太子の存在感に驚くお客さんも多いとか
もんじゃは自分で焼いて食べるのも楽しいですが、ここでは「一番美味しいもんじゃを食べてほしい」との願いから、基本的にすべて店員さんが焼いてくれます。本場のプロが目の前の鉄板で焼いてくれ、食べ頃のもんじゃを味わえますよ。
ツウなお客さんがよく注文するというのが「いか墨もんじゃ」1738円
タコ、イカ、アサリなど自慢の海鮮を使ったもんじゃのほか、グラタン風、ガパオ風、チーズタッカルビ風といった変わり種など、もんじゃだけで40種類を超えるメニューが揃っています。さらにお好み焼きや、旬の魚介を使った一品料理なども充実。締めはあんこ巻きで、デザートまで下町らしさを満喫してくださいね。
「晴海トリトン」でショッピング~夜景観賞で夜の東京も満喫
夜ごはんが済んだら、最終目的地の晴海エリアに向かってお散歩。10分ほど歩くと「晴海トリトン」があります。
高層オフィスとマンション、約60のショップやレストランからなる複合施設
南ヨーロッパの街並みをイメージした佇まいのショップエリアでは、令和4年(2022)1月にオープンした「ニトリ デコホーム」をはじめ、暮らしに寄り添った生活雑貨やファッションアイテムが手に入ります。フードコートは同年3月にリニューアル。レストランやカフェなどもあり、散策のお供にぴったりのドリンクもゲットできます。
「トリトンキッチン・フードコート」内「GOKUGOKU」でスムージーをテイクアウト
施設の中には水、花、緑のテラスなどのガーデンエリアがあり、四季折々の花や木々に囲まれて過ごせます。夜景を見ながら旅の思い出を語り合えば、心地よく一日を終えられそうです。
夜風にあたりながら夜景観賞。運河沿いを散歩しても◎
もっと夜景を楽しむなら、徒歩10分の晴海臨海公園にある水辺のテラスもおすすめ。月島駅や勝どき駅までの帰り道は、地元ならではの居酒屋やカフェなどをのぞくのも楽しみ。夜が更けるまで、東京をじっくり満喫してくださいね。
●スポット情報
【東京駅(とうきょうえき)】
電話:なし
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
時間:丸の内駅前広場は散策自由
休み:無休
【和田倉噴水公園(わだくらふんすいこうえん)】
電話:03-3213-0095(環境省皇居外苑管理事務所)
住所:東京都千代田区皇居外苑3-1
料金:入園無料
時間:常時開園(噴水の稼働は10~21時)
休み:常時開園
アクセス:各線東京駅から徒歩9分
【スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店(すたーばっくす こーひー こうきょがいえん わだくらふんすいこうえんてん)】
電話:03-6273-4844
住所:東京都千代田区皇居外苑3-1
時間:7~21時
休み:不定休
アクセス:地下鉄大手町駅から徒歩2分
【皇居外苑(こうきょがいえん)】
電話:03-3213-0095(環境省皇居外苑管理事務所)
住所:東京都千代田区皇居外苑1-1
料金:散策自由
時間:散策自由
休み:散策自由
アクセス:地下鉄二重橋前駅から徒歩9分※皇居前広場(二重橋展望エリア)まで
【丸の内仲通り(まるのうちなかどおり)】
電話:なし
住所:東京都千代田区丸の内1~3、有楽町1
料金:散策自由
時間:散策自由
休み:散策自由
アクセス:各線東京駅、地下鉄二重橋前駅からすぐ
【ブフェレストラン 「インペリアルバイキング サール」(ぶふぇれすとらん「いんぺりあるばいきんぐ さーる」)】
電話:03-3539-8187
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館17階
料金:ランチブフェ8800円(土・日曜、祝日は1万1000円)※サービス料別
時間:ランチブフェ11~15時、ディナーブフェ17時30分~22時(土・日曜、祝日は朝食7時~9時30分、ランチブフェ11~15時、ディナーブフェ17~22時)※最終入店は各1時間前(朝食は30分前)
休み:無休
アクセス:地下鉄日比谷駅からすぐ
【チームラボプラネッツ TOKYO DMM(ちーむらぼぷらねっつ とーきょー でぃーえむえむ)】
電話:なし
住所:東京都江東区豊洲6-1-16
料金: 入場3200円
時間: 10~20時(土・日曜、祝日は9~21時)※最終入館は各1時間前
休み: 不定休
アクセス:ゆりかもめ新豊洲駅より徒歩すぐ
【月島もんじゃ おこげ 月島本店(つきしまもんじゃ おこげ つきしまほんてん)】
電話:03-5859-0533
住所:東京都中央区月島3-8-9
時間:10時45分~23時(土・日曜、祝日は10時30分~)
休み:無休
アクセス:地下鉄月島駅から徒歩3分
【晴海トリトン(はるみとりとん)】
電話:03-5144-8100
住所:東京都中央区晴海1-8-16
時間:11~21時(レストランは~23時)※一部営業時間が異なる店舗あり。詳細は各店ホームページを要確認
休み:無休
アクセス:地下鉄勝どき駅から徒歩4分