今更聞けない…江戸切子って、何ですか?
江戸時代後期、日本橋びーどろ問屋加賀谷久兵衛が当時の切子細工を工夫したものが江戸切子の始まりとされています。組み合わせによって変化する紋様は無数にあり、どれも美しく思わず見とれてしまいます。
今回訪れたのは、100年以上続く老舗の硝子メーカーから墨田区認定の工房として独立したショップ、すみだ江戸切子館。江戸切子の歴史、制作過程や道具類が展示されており、ガラス越しに職人さんの技を直接見学することもできます。
ドキドキしながらドアを開けると、煌びやかな江戸切子がズラリ!伝統工芸品だからお高いものばかりなのでは…と思っていましたが、3,000円程度のものなど、手が届く商品もありました。桜の紋様など可愛らしいデザインのものもあり、普段使いできそうです!
初めてでも大丈夫!まずはとにかくやってみよう!
職人さんの手によって美しく仕上げられた商品を購入するのももちろん素敵ですが、今回は自分でグラスの制作にチャレンジします!やる気さえあれば、手ぶらでOKな気軽さが嬉しい。
早速スタッフの方からレクチャーを受けます。体験あるあるですが、見ている分には簡単そう…。
まずは練習用グラスで挑戦!…するも、思ったように彫れず、「もしかして紋様なんて付けられず、ただ傷をつけて終わるのでは…?」と一抹の不安がよぎります。ですが、優しくしっかりアドバイスをくださるので、20分ほどすればだんだん感覚が掴めてきます!
さあ、どれを選ぶ?なにを彫る?
お店の方とも相談しながら、マーカーで下書き。デザインするのも楽しい!
用意されたグラスの中から、好きなものをチョイス!このグラス自体も、ひとつひとつが職人さんの手作りです。今回は初心者でも扱いやすいという、側面が真っ直ぐな形のものを選びました。理想のデザインを描きつつ、先ほどの練習を踏まえて自分の技量と相談しながらペンを動かします。
いざ、マイグラス制作!
いよいよ本番!集中して取り組みます。彫り進めていくと、グラスの色が消えて光が差し込む瞬間があるのですが、それが本当に美しく…。ガラスがシュルシュルと動く様子が見え、自分とグラスだけの世界に入り込んだかのよう。思わず見とれてしまうので、彫りすぎないように注意します!
やってみるから分かる楽しさ・奥深さ
世界に一つだけのマイグラス!早速晩酌で使いました。
あっという間に体験が終了!リピーターの方もいるとのことでしたが、納得の楽しさです。一生懸命作ったグラスは、我が子のようにかわいいもの。大切に、末永く使っていきたいものが一つ増えました。
また自分で体験してみることで、お店に並ぶグラスがいかに素晴らしい技術をもって作られたものかということも、改めて感じることができました。
伝統と最新鋭が混ざり合い、様々なモノやコトが生まれる街、東京。行ってみたい!やってみたい!が叶えられる魅力的な都市だからこそ、自分流に掘り下げてみてはいかがでしょうか?
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