ラ・ドゥケシータ(La Duquesita)
スペイン王アルフォンソ12世の王妃・マリア・クリスティーナも通った菓子店「ラ・ドゥケシータ」は1914年創業の老舗です。2017年、この伝統のお店をスペインきっての天才パティシエ、オリオル・バラゲール氏が引き継ぎました。アンティークとモダンが絶妙に調和した店内では、ショーケースの中に色とりどりのスイーツが並びます。
中でもおすすめは「クアトロ・テクストゥーラ」。食感や風味の異なる4種類のチョコレートを組み合わせたムースで、チョコレート好きにはたまらない一品。また、オーソドックスな味から、チョコレートでコーティングされたものまでバラエティに富んだクロワッサンも外せません。
DATA
La Duquesita
住所:C. Fernando VI 2
営業時間:9時~20時30分(土曜は9時30分~、日曜は10時~)
定休日:なし
エル・リオハーノ(El Riojano)
ソレティーリャ€2.20~(写真左)、チョコラーテ€3~(写真右)
旧市街のメインストリートの一つ、マヨール通りに店を構えるのがこちらの「エル・リオハーノ」。1855年創業の由緒正しきお店で、パティスリーの奥にティーサロンを併設しています。スタッコ装飾やステンドグラスが美しいティーサロンで味わう王室御用達のスイーツは格別の味わい。おすすめはココアから手作りする本格派のホットチョコレート「チョコラーテ」で、一緒に「ソレティーリャ」も注文しましょう。チョコラーテにつけて食べるやわらかいビスケットで、マドリードでは定番のお菓子です。また、1個1€ほどで購入できるミニケーキも要チェック。1つ1つに特徴があり、見た目も華やかで写真映えします。自分の好みに合わせてショーケースから選び、オリジナルのアラカルトを作るのも楽しいですよ。
DATA
El Riojano
住所:C. Mayor 10
営業時間:9~21時(6,7月と9月1日~17日の土曜は~20時30分)
定休日:日曜、8月
サンタ・エウラリア(Santa Eulalia)
王宮からすぐの場所にある「サンタ・エウラリア」は、パリの名門料理学校、コルドン・ブルーで修業したホセ・アルベルト・トラバンコ氏がオーナーを務めるベーカリー&スイーツのお店。12世紀の市壁の遺構を利用したという店内は風情があり、落ち着いてティータイムを過ごすことができます。人気の「ババ」はラム酒を染み込ませたケーキ。黄色いチョコカップの中にフルーツが入っており、上に乗ったカカオチョコも手作りというこだわりのスイーツです。そのほか、りんごの酸味が効いた「タティン・デ・マンサーナ」€7.50もおすすめ。フランス仕込みの格別のスイーツをマドリードの地でぜひ。
DATA
Santa Eulalia
住所:C. del Espejo 12
営業時間:8時30分~20時
定休日:月曜
チョコラテリア・サン・ヒネス(Chocolateria San Ginés)
最後にご紹介するのは、チュロスとチョコラーテの専門店「チョコラテリア・サン・ヒネス」。創業は1894年に遡る、マドリードのチュロス店の草分け的存在です。チュロスはスペイン発祥のお菓子で、朝食として食べられるのが一般的。お店の自慢は、揚げたてのチュロスをホットチョコレートにつけて食べる手番メニュー「チョコラーテ・コン・チュロス」。甘さと苦さが絶妙にコラボするホットチョコレートと、素朴なチュロスの食感が最高にマッチします。チュロスよりも太いボラスも試してみてください。
DATA
Chocolateria San Ginés
住所: Pasadizo de San Ginés 5
営業時間:24時間(日~火曜は8~23時)
定休日:なし