フランス旅行に必要な費用はいくら?
世界有数の観光大国フランスには、美しい街並みや歴史ある建築、グルメなど魅力が詰まっています。そんなフランスをたっぷり満喫するには、どのくらいの旅行予算を用意しておけばよいのでしょうか。3泊と1週間の予算をみていきましょう!
3泊4日(3泊5日)の予算
3泊4日(3泊5日)の短期間のパリ旅行であれば、1人あたり合計30万円以上の予算が必要です。
メインで必要な費用は以下の通り。
・航空券代:20万円~
・宿泊費:6万円~
・現地交通費:5,000円~
・食費:2万円~
・現地観光費:1.5万円~
・レンタルWiFi:5,000円~
ヨーロッパ周遊旅行に組み込む場合は、航空券代を引いて予算を計算してみてくださいね。
1週間の予算
1週間のフランス旅行の場合、1人あたり40万円以上の予算を用意しておきましょう!パリ以外の都市にも足を延ばすなら、現地でかかる交通費も考慮する必要があります。
メインで必要な費用は以下の通り。
・航空券代:20万円~
・宿泊費:10万円~
・現地交通費:1万円~
・食費:3万円~
・現地観光費:2万円~
・レンタルWiFi:7,000円~
宿泊費や食費は、泊まるホテルや食事するレストランのランクによって大きく変わります。訪れたい場所をピックアップして、予算を計算してみましょう!
フランス旅行にかかる費用の内訳
フランス旅行にかかる費用の内訳を詳しくみていきしょう!航空券代や宿泊費はもちろん、現地交通費や食事代を合わせると思った以上の出費になることもあります。旅行に必要な予算を把握して、旅程を組み立ててみてください。
航空券代
フランスへの往復航空券代は、利用する航空会社や日程によって大きく異なります。エコノミークラスの場合、東京からパリへの直行便は20万円以上の予算が必要。
直行便の所要時間は片道約15時間で、航空会社はエールフランス航空や日本航空です。
経由便を利用する場合は、15万円程度から購入可能な場合もありますが、移動時間が20時間以上になることもあるのでスケジュールを考慮して相談してみてくださいね。
ホテル代
パリをはじめフランスの主要都市の宿泊費は、ホテルのグレードや日程によって大きく異なります。2名1泊当たり30,000円程度、1人1泊15,000円以上を準備しておくと安心です。
例えば、日本のビジネスホテルのようなコンパクトな規模の3つ星ホテルなら、1泊1名15,000円程度から。4つ星ホテルなら1泊1名20,000円程度からで、一定のサービスを受けられて、バスタブ付きの部屋もあります。
格式の高い5つ星ホテルは1泊50,000円以上と高額ですが、サービスが行き届いており、部屋も広くアメニティが充実しているのが特徴です。
現地の交通費
パリ市内観光の基本的な移動手段はメトロ(地下鉄)です。距離や行先は関係なく一律料金なので、パリ観光が初めての方でもわかりやすくおすすめ。2024年7月時点では1回2.15€です。
10回分をまとめて購入できる回数券「Carnet」もあります。紙の回数券ではなく、「Navigo Easy」と呼ばれるICカードにチャージする必要があるため注意しましょう。10回で17.35€なのでまとめて購入する方がお得です。
パリ郊外に行く場合は「RER」というパリ市内と郊外を繋ぐ鉄道に乗ります。ディズニーランドやシャルルドゴール空港、ヴェルサイユ宮殿を訪れる場合はゾーンごとの運賃を先に払う必要があります。
さらに遠い都市間を移動するにはフランス国鉄が運航する特急列車「TGV」に乗りましょう!
レンタルWiFi
フランス旅行時のインターネット接続手段として、レンタルWiFiの利用が便利です。ある程度良好な通信環境で使える4GのWiFiルーターをレンタルする場合、1日あたりの料金は2,000円程度。同行者と一緒に利用するなら1人あたり1,000円程度です。
5G対応のWiFiや、通信容量無制限のプランだと料金がさらに高くなるため注意しましょう。空港で現地のSIMカードを購入する方法もありますが、短期の旅行ならレンタルWiFiの方が手続きが簡単でおすすめです。
現地観光費用
現地観光にかかる費用である、観光施設の入場料。フランスの主要な観光名所や美術館の入場料は施設によって大きく異なります。無料で入場できる国営の美術館もあれば、3,000円から5,000円までかかる場所も。
行きたい観光スポットを事前にピックアップして、入場料を調べておくのがおすすめです。
人気観光スポットの入場料(2024年7月時点)
エッフェル塔:8.9€
ルーブル美術館:22€
オルセー美術館:16€
ヴェルサイユ宮殿:32€
食事代
フランスの食事代はレストランの種類やメニューによって費用が大きく異なりますが、外食時は1食当たり2,000円以上用意しておきましょう。物価が高くなっているので、余裕を持った予算計画が重要です。
フレンチのレストランでコースを注文するなら1人7,000円以上はみておきましょう。ビストロなどのカジュアルフレンチレストランでは、アラカルトで注文すると1品1,500円程度です。
ファストフードなら1食1,000円程度で楽しめるので、うまく食事に取り入れれば節約できます。パンやチーズ、ハム、ワインといったフランスらしい食材を使った簡単な食事なら、スーパーで調達して自炊する方法もおすすめです。
フランス旅行ツアーで行くといくらかかる?
JTBでは、フランス旅行のツアー商品を提供しています。航空券代や宿泊費、現地観光費や食事代も含まれるツアーを予約すれば、予算がすぐにわかるので計画が立てやすいですよ。
「ルックJTB」のプランなら、キャンセル料サポートや旅の疑問を相談できるサポートが充実しています。
添乗員同行ツアーから、航空券とホテルを自由に組み合わせられるパッケージまで様々なスタイルがあるので、ぜひ予算と相談しながらご検討ください。
現地観光を楽しめるオプショナルツアー
現地観光を楽しめる、オプショナルツアーを旅程に追加するのもおすすめです。日本語ガイド付きのツアーなら、フランスの文化をより深く知りながら楽しく観光できます。特に美術館を巡る現地観光ツアーは、名作を効率よく鑑賞できておすすめです。
JTBの現地スタッフが教える!フランスの現地通貨はいくら必要?
フランスではクレジットカードが広く受け入れられているため、多額の現金を持ち歩く必要はありません。フランス人自身もスリや泥棒被害を避けるため、財布には数千円程度の現金しか持ち歩きません。
ただし、タクシー利用時の最小料金分や、メトロの切符代、ホテルのミニバー代など、少額の支払いに必要な現金はある程度持っておくことをおすすめします。
両替はできるだけ日本で済ませておき、空港での両替は避けましょう。また偽札が出回っているため、500ユーロ札や200ユーロ札は受け取り拒否されるケースが多いので、50ユーロ以下の小額札を用意しましょう。
キャッシュカードでの引き出しも可能ですが、日本語対応ATMを事前に調べておくことをおすすめします。