会津若松のシンボル「鶴ヶ城」を歩いて楽しむ
至徳元年(1384)築城の「鶴ヶ城」。戊辰戦争では藩士や新島八重など多くの民が籠城し、新政府軍と戦いました。現在の天守閣は昭和40年(1965)の再建。幕末当時の様子を随所で忠実に再現しています。
戊辰戦争の際、会津藩士に正確な時を告げるのに使われたという「鐘撞堂(かねつきどう)」や、帯郭から本丸へ通じる「鉄門(くろがねもん)」、本丸と二の丸を結ぶ「廊下橋」など、天守閣以外の遺構も多く、散策しながら城の特徴を学ぶことができます。千利休の息子・少庵が造ったと伝わる「茶室麟閣(りんかく)」も必見。茶室前の庭園では、抹茶とお菓子で一服もできます。
会津の歴史を学べる、見ごたえたっぷりの天守閣
ARアプリを使って、江戸時代の風景と見比べることもできる
国内唯一の赤瓦が美しい鶴ヶ城の天守閣。内部は2023年4月にリニューアルしました。最上階の五層には展望台があり、磐梯山や飯盛山など城下町を360度のパノラマで見渡すことができます。一層から四層は展示ホールで、歴代藩主ら会津ゆかりの先人について、また戊辰戦争や白虎隊についてパネルや映像で解説しています。鶴ヶ城に使用されていた瓦や装飾の一部も見ることができますよ。
レトロ風情ただよう「七日町通り」でグルメ&おみやげ探し
レトロな雰囲気に合わせて、レンタル着物に着替えての散策も人気
藩政時代から栄える会津の中心地・七日町周辺は、明治~昭和初期にかけて建てられた蔵や洋館が並ぶエリア。老舗の酒蔵や和菓子店、赤べこや絵ろうそくなど伝統工芸品を扱う店が多く、会津若松ならではのおみやげが見つかります。古い建物を改装したレトロモダンなカフェは、ランチやティータイムをゆっくり過ごすのにぴったりです。