これぞ名湯! 総ヒバ造りの大浴場で湯治場風情を堪能する【青森県 酸ヶ湯温泉旅館】

青森
これぞ名湯! 総ヒバ造りの大浴場で湯治場風情を堪能する【青森県 酸ヶ湯温泉旅館】 | JTBリモートコンシェルジュ トラベルコンサルタントのおすすめ旅
160畳もある総ヒバ造りの大浴場は圧巻!
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公開日:2022.02.15
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更新日:2022.02.15
温泉好き、秘湯好きから圧倒的な人気を誇るのが、青森県八甲田山麓にある湯宿「酸ヶ湯温泉旅館」です。江戸時代から約340年にわたって湯治場として親しまれ、昭和29年(1954)には「国民保養温泉第1号」に指定されました。名物は、総ヒバ造りの「ヒバ千人風呂」。160畳もの広さを誇る混浴の大浴場で、今も昔も多くの人々を癒やしてくれています。昭和の香りが残る館内も情緒たっぷり。古きよき湯治場の風情を感じることができますよ。 温泉は数々の文人墨客に愛されたことでも知られます。なかでも版画家の棟方志功はここに滞在して作品を彫ったそう。館内にはミニギャラリーもあるので、ぜひチェックしてください。

源泉の異なる4つの湯で、こころも体もポカポカに

女性専用の「玉の湯」
名物「ヒバ千人風呂」には、源泉が異なる4つの温泉が引かれています。手前の「熱湯」はあたたまりの湯。長い時間温もりが持続することからこの名前が付けられたとされています。奥にある「四分六分(しぶろくぶ)の湯」は入ると熱湯より熱く感じますが、温もりの持続は熱湯より短く、四分(よんぶ)から六分(ろくぶ)ほどといわれることからこの名前がついたそうです。 広い浴場全体が混浴になっていますが、混浴が苦手な女性のために朝と夜に1時間ずつ女性専用の時間も設けられています。専用時間以外は、男女別の「玉の湯」を利用できますので安心です。ちなみに、お湯は強い酸性なので、アクセサリーはすぐに酸化してしまいます。必ず外してから入浴してくださいね。

昭和の時代にタイムスリップ。湯治場の風情に浸る

昭和の香りが残る1階ロビー。館内は湯治場の趣たっぷり
複雑に入り組んだ館内は旅館棟と湯治棟に分けられており、お部屋は全部で139室。旅館棟にある「1号館」はベッド付の洋室です。2019年にリニューアルしたばかりなので、機能的で快適に過ごせます。「イ棟」と「7号館」は木造2階建て。縁側や床の間が付いた、昔ながらの和室です。 長期滞在型の湯治棟には、ひなびた温泉宿らしい簡素な和室が並びます。アメニティは最小限ですが、テレビや冷蔵庫、浴衣、タオルなどは備え付いています。長逗留できるよう、炊事場を利用できるのもうれしいですね。

大広間や個室も準備。地元の旬食材をふんだんに

青森の旬がつまったお膳料理(一例)
夕食は青森の旬の食材を盛り込んだお膳料理を楽しめます。お部屋によって食事の場所が異なっており、7号館に宿泊している方は100畳ほどもある大広間でいただけます。1号館のゲストは落ち着きのある個室で、イ棟は部屋食を楽しめますよ。湯治棟は、自炊ができるほか、程よい分量の湯治食も用意されています。5~6品の日替わりなので、長期滞在におすすめです。 ▶宿の基本情報・アクセス・地図はこちら

青森駅から車で60分。酸ヶ湯温泉に泊まるおすすめ旅行プラン

午前中に新青森駅に着いたら、2021年に世界遺産に登録されたばかりの「三内丸山遺跡」へ。北海道・北東北の縄文遺跡群のひとつで、縄文時代の暮らしにふれることができる貴重な遺跡です。 その後、青森駅に向かい駅の近くの「ねぶたの家 ワ・ラッセ」へ。ここはねぶたの歴史や魅力を体感できる施設で、歴代入賞作品の展示は圧巻です。ここから酸ヶ湯温泉までは車で60分ほど。ゆっくりと旅の疲れを癒やしてください。もう1日余裕があれば、奥入瀬渓流にも足を延ばせます。
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