ケーブルカーで行く谷底の露天風呂、祖谷の秘境で自然に溶け込む【徳島県 和の宿 ホテル祖谷温泉】

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ケーブルカーで行く谷底の露天風呂、祖谷の秘境で自然に溶け込む【徳島県 和の宿 ホテル祖谷温泉】 | JTBスタッフのおすすめ旅記事&ブログ
緑眩しい新緑の中、ケーブルカーで露天風呂へ
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公開日:2022.02.05
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更新日:2022.02.05
四国・徳島を代表する祖谷の秘境。宮崎県の椎葉村、岐阜県の白川郷とともに「日本三大秘境」の一つに数えられる深山幽谷の地です。中心となる祖谷渓は、吉野川の支流・祖谷川の10kmにも及ぶ断崖が圧巻の渓谷で、一帯は平家落人の隠れ里としても知られるところ。渓谷には「祖谷のかずら橋」や「琵琶の滝」などのスポットが点在し、なかでも渓谷を覗き込むように立つ「小便小僧」はとっても可愛くて大人気。その小便小僧の近くにある一軒宿が「和の宿ホテル祖谷温泉」です。渓谷を眼下にして立つお宿は「日本秘湯を守る会」の会員でもあり、四季折々の祖谷渓の景観を眺めながらの温泉入浴は最高。鳥のさえずり、谷を渡る風、大自然の中で、静かに過ぎて行く“時”と温かなもてなしを味わえるお宿。身体も心も癒されます。
JTBリモートコンシェルジュ トラベルコンサルタント 福廣 利恵子

野趣溢れた祖谷の湯と渓谷美、心と身体が感動にふるえる

シャンパンのような気泡のある源泉を掛け流す「渓谷の湯」
「フロノタニ」という地名が今も残るという祖谷の谷。自慢の温泉は、ぬめりがあり、わずかに硫黄の匂いがするアルカリ性単純硫黄温泉。湯船には源泉温度約38度の湯量豊富な温泉を掛け流しにしていて、湯の花が浮くわずかに白濁した湯は温泉そのもの。まずはケーブルカーで5分ほどの、約170m下の谷底にある露天風呂「絹泡夢想の湯[きよらのゆ]」へ。祖谷川にせり出すように造られた、男女交替制の「渓谷の湯」と「せせらぎの湯」の2つの露天風呂には、湯船に自噴している温泉が注がれています。川のせせらぎと新緑や紅葉の木々の中にすっぽり溶け込む湯浴みがたまりません。2021年にリニューアルした館内の展望風呂「雲遊天空の湯[そらのゆ]」は祖谷渓を借景にした一幅の絵画のような眺望と、内外が一体化したような感覚に不思議な感動を覚えますよ。

「和敬清寂」をもって迎えてくれる客室の心地よさ

信楽焼の露天風呂で温泉を楽しめる客室「ふたりじめ」
本館・別館に20室あるお部屋は全てがそれぞれ違う造りのお部屋です。一般客室も和室のほかに、和室にベッドを備えた客室をご用意。月見台付き客室「月雫」は谷にせり出すように造られたテラスからの眺めがスリルもあって絶景。展望風呂付客室「小夜終[さよすがら]」と「花伝」のガラス張り浴室の湯船からは、朝もやに煙る美しい渓谷美を楽しめます。露天風呂付客室は、広い寛ぎの場がある和室「相生」と、和室にベッドを置いた「ふたりじめ」があり、いずれもゆったりとした広さ。和室とベッドルームを備えた、露天風呂・足湯付特別室「雲の上スイート 玉響[たまゆら]」は大きな露天風呂の脇に足湯があり、渓谷を渡る風やせせらぎを五体に感じて贅沢な開放感に満たされます。

祖谷や徳島の食材が“慈食キュイジーヌ”に見事に変身

「祖谷の四季会席」には祖谷の郷土料理も(イメージ)
「自然の恵みの深い味をそのままに」というお料理は、その素材の味わいに新鮮な驚きを感じます。食材は、「源平いも」やしいたけなどの地産野菜をはじめ、そば、雑穀、祖谷豆腐など、祖谷地区や三好市産のものに加え、阿波牛や阿波美豚、阿波尾鶏、鳴門鯛、鳴門金時芋など、徳島県内のブランド食材も使用。6~9月には、吉野川と鮎喰川の伏流水で育てられた香り高い「すだち鮎」も。祖谷そば、そばすべしなどの祖谷の郷土料理とともに、三好市の3つの酒蔵と味噌製造メーカーが共同制作した特製だし汁使用の「お美姫[みき]鍋」も好評です。 ▶宿の基本情報・アクセス・地図はこちら
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