新潟県の人気温泉地 おすすめ10選

新潟
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公開日:2022.08.22
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更新日:2024.04.29
全国的に知られる魚沼産コシヒカリをはじめ、米どころ、酒どころとして有名な新潟県。食べ物がおいしく、春の桜祭りや大花火大会など、四季折々のイベントも魅力の県です。自然にあふれた日本有数の豪雪地帯ですが、それだけに越後湯沢温泉や松之山温泉郷、月岡温泉などの肌にやさしく、あったかい温泉は最高! そんな訪れてみたい新潟県の温泉地10選を紹介します。
JTBホームページ エディター 石原 優子

瀬波温泉

瀬波温泉(せなみおんせん)
瀬波温泉(せなみおんせん)
日本海に沈む美しい夕日と新鮮な魚介料理が名物の温泉日本海に沈む夕日が美しいことで知られる温泉地。 明治37年(1904)、石油掘削中に熱湯が噴出し、平成16年(2004)に開湯100周年を迎えた。歌人与謝野晶子が、45首もの歌を詠んだという景勝地だ。瀬波温泉のある村上市は、海、山、川が揃う箱庭のような立地にあり、歌人与謝野晶子が45首もの歌を詠んだという景勝地だ。四季折々の山海の食材を使った料理が楽しめるのもうれしい。宿泊施設は、開湯当初からの風情ある老舗旅館や、日本海を望む海沿いの旅館が軒を連ねる。旧村上藩五万石の城下町の町屋巡りや、日本海の荒波によって浸食されできた奇岩の風景が楽しめる笹川流れなど、観光の拠点としての利用もおすすめだ。
瀬波温泉の情報
所在地:新潟県村上市瀬波温泉 泉温:95℃ 源泉:7 湯量:1800リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム-塩化物泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、肩こり、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など 宿泊施設数:12 アクセス:(公共交通)JR村上駅から新潟交通観光バス岩船方面行きで7分、バス停:瀬波温泉などで下車(車)日本海東北道村上瀬波温泉ICから県道286号、国道345号経由6km

月岡温泉

月岡温泉(つきおかおんせん)
月岡温泉(つきおかおんせん)
設備の整った温泉宿で湯量豊富な美人の湯を楽しむのどかな田園に囲まれた、新潟でも指折の人気を誇る温泉。 大正4年(1915)、石油のボーリング中に湧き出たという湯は、透明感のあるエメラルドグリーンで、日本でも有数の成分含有量を誇る硫黄泉だ。浴後は肌がツルツルに若返る「美人の湯」として、また、体が芯から温まり、湯冷めしにくい「不老長寿の湯」として知られている。温泉街には宿のほか、みやげ店や食事処、寿司店などが軒を連ね、歓楽街を形成。黄昏時には芸妓衆の姿も見かけられ、浴衣でのそぞろ歩きが楽しい。温泉を引く宿泊施設は13軒ほどあり、大型温泉旅館から小ぢんまりした割烹旅館までさまざまな宿が点在する。手軽に楽しめる共同浴場の「美人の泉」も人気がある。
月岡温泉の情報
所在地:新潟県新発田市月岡温泉 泉温:51℃ 源泉:2 湯量:不明 飲用:不可(源泉の杜のみ可) 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉など 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、腰痛、五十肩、冷え性、肩こり、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、糖尿病、痔疾、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設数:13 アクセス:(公共交通)JR豊栄駅から月岡温泉シャトルバスで20分、バス停:月岡仲町などで下車(車)磐越道安田ICから国道290号、県道300号経由15km

えちごせきかわ温泉郷

えちごせきかわ温泉郷(えちごせきかわおんせんごう)
えちごせきかわ温泉郷(えちごせきかわおんせんごう)
清流荒川沿いにこんこんと湧く個性豊かな5つの温泉 新潟県の北部、磐梯朝日国立公園から流れる清流・荒川。その川に沿って湧く、緑豊かな里の温泉郷。最も上流に位置し紅葉の名所・荒川峡の吊橋を渡る「鷹の巣温泉」、宿数が一番多く春は満開の桜に彩られる「高瀬温泉」、共同浴場もあり湯治場ムード漂う「湯沢温泉」、子宝の湯としても知られる「雲母温泉」、日帰り温泉施設「ゆ~む」のある「桂の関温泉」の5つの温泉を総称し、「えちごせきかわ温泉郷」と呼んでいる。
えちごせきかわ温泉郷の情報
所在地:新潟県岩船郡関川村 泉温:40~95℃ 源泉:10 湯量:不明 飲用:不可 泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、単純温泉など 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身、慢性消化器病、慢性皮ふ病、動脈硬化症、切り傷、やけど、痔疾、慢性婦人病など 宿泊施設数:16 アクセス:(公共交通)JR越後下関駅下車(車)日本海東北道荒川胎内ICから国道113号経由15~18km

湯之谷温泉郷

湯之谷温泉郷(ゆのたにおんせんきょう)
湯之谷温泉郷(ゆのたにおんせんきょう)
福島との県境の山間部に湧く個性豊かな温泉が揃う地湯之谷温泉郷とは、奥只見に至る山間部に湧く温泉の総称。奥只見シルバーラインの玄関口に位置する「折立温泉」、開湯1300年の歴史をもち湯量も豊富な「大湯温泉」、子宝の湯として親しまれている「栃尾又温泉」、駒ヶ岳麓に湧きランプの宿として知られる秘湯の「駒の湯温泉」、奥只見湖に最も近い「銀山平温泉」などの温泉が、小出から奥只見に向かう国道352号沿いに点在している。なかには秘湯らしさを味わえる宿もあり、それぞれ個性豊か。設備の整った日帰り温泉施設もある。
湯之谷温泉郷の情報
所在地:新潟県魚沼市大湯温泉・栃尾又温泉など 泉温:37~58℃ 源泉:5 湯量:不明 飲用:一部可 泉質:単純温泉、単純放射能泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、痔疾、婦人病など 宿泊施設数:21 アクセス:(公共交通)JR小出駅から南越後観光バス栃尾又行き、バス停:大湯温泉まで27分、終点まで31分(車)関越道小出ICから国道352号経由9~19km

妙高温泉

妙高温泉(みょうこうおんせん)
妙高温泉(みょうこうおんせん)
標高1800mの南地獄谷から引く美肌の湯新潟県最南端に位置する妙高山東南麓の高台、えちごトキめき鉄道妙高高原駅近くに立地。越後富士とも称される妙高山の眺めが素晴らしいエリアにある。妙高山中腹の南地獄谷にある源泉から約10kmもの距離を地中に埋めた温泉管で引いているという全国でも珍しい温泉だ。「妙高・山里の湯宿 香風館」という旅館がある。日帰り入浴施設の「共同浴場 大湯」でも手軽に温泉に入浴できる。
妙高温泉の情報
所在地:新潟県妙高市関川 泉温:62.3℃ 源泉:数カ所(南地獄谷) 湯量:不明 飲用:不可 泉質:弱アルカリ性単純温泉 効能:神経痛、筋肉痛、疲労回復、血行障害、冷え性、打ち身、ねんざ、痔疾、美肌など 宿泊施設数:1 アクセス:(公共交通)えちごトキめき鉄道妙高高原駅から市営バス池の平経由杉野沢行きで5分、バス停:妙高温泉下車。または妙高高原駅から徒歩15~20分(車)上信越道妙高高原ICから県道39号経由1.5km

岩室温泉

岩室温泉(いわむろおんせん)
岩室温泉(いわむろおんせん)
江戸時代の宿場風情を伝える新潟の奥座敷江戸時代には北国街道の温泉地として、また、越後一の宮・彌彦神社にお参りした参拝者が精進落としをする遊里として栄えた温泉。正徳3年(1713)に湧出した温泉は、羽根の傷ついた雁が泉流に浴して傷を癒していたことから発見されたと伝わり、「霊雁[れいがん]の湯」の名で親しまれている。温泉街は新潟の芸妓発祥の地といわれ、夕暮れ時はお座敷に向かう芸妓さんの姿も見られ、時には宿から三味線の音もこぼれて華やかな雰囲気が漂う。春は丸小山公園の桜が、6月下旬~7月上旬にはホタルの観賞ができる。「高志の宿高島屋」や「ほてる大橋館の湯」などの和風旅館をはじめ、11軒の温泉宿がある。
岩室温泉の情報
所在地:新潟県新潟市西蒲区岩室温泉 泉温:52.2℃ 源泉:1 湯量:235リットル/分 飲用:不可 泉質:硫黄泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病など 宿泊施設数:11 アクセス:(公共交通)JR岩室駅から新潟交通観光バスで10分、バス停:岩室温泉下車(車)北陸道巻潟東ICから国道460号、県道2号経由10km

弥彦温泉

弥彦温泉(やひこおんせん)
弥彦温泉(やひこおんせん)
「弥彦の霊泉」といわれるほど効能豊かな温泉越後平野西端にそびえる弥彦山の麓、彌彦神社の参道沿いに旅館やみやげ処が軒を並べる温泉街がある。2つの源泉があり、旅館で楽しめる弥彦湯神社温泉は、アルカリ性単純温泉で子供からお年寄り、妊婦の方も安心して利用でき、美肌効果も望めると評判。日帰り温泉施設「さくらの湯」では、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉の弥彦桜井郷温泉を使用。旅館は江戸時代から続く老舗あり、リーズナブルで気軽に楽しめる宿ありとバラエティ豊か。いずれも予約でカニや鯛などを使った日本海の海鮮料理が味わえる。
弥彦温泉の情報
所在地:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦 泉温:46.7℃ 源泉:2 湯量:467リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、アルカリ性単純温泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、切り傷、糖尿病、痔疾、婦人病、美肌など 宿泊施設数:10 アクセス:(公共交通)JR弥彦駅下車(車)北陸道三条燕ICから国道289号、県道29号経由12km

越後湯沢温泉

越後湯沢温泉(えちごゆざわおんせん)
越後湯沢温泉(えちごゆざわおんせん)
冬はスキー客で賑わう、川端康成の小説『雪国』の舞台「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。」と始まる、川端康成の名作『雪国』の舞台として知られる温泉。鎌倉時代にはすでに温泉が湧いていたという歴史があり、さらに昭和以降、数回にわたって大規模な掘削が行われて現在の温泉街ができあがった。周辺は苗場山を中心にスキー場が整備され、首都圏から気軽に行けるスキーリゾートとして人気が高い。また、グリーンシーズンも温泉と花を楽しむハイキングがおすすめだ。公衆浴場も含めて個性的な立ち寄り湯が9カ所ある。また、「駒子の湯」など、5つの町営浴場で使える外湯めぐり券も販売されている。温泉旅館は16軒ほどで、近年リニューアルした宿も多い。
越後湯沢温泉の情報
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢 泉温:40~77℃ 源泉:7 湯量:1870リットル/分 飲用:不可 泉質:弱アルカリ性単純温泉、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、単純硫黄泉など 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、痔疾など 宿泊施設数:60(温泉宿は16) アクセス:(公共交通)JR越後湯沢駅下車(車)関越道湯沢ICから国道17号経由2km

松之山温泉郷

松之山温泉郷(まつのやまおんせんごう)
松之山温泉郷(まつのやまおんせんごう)
長野との県境近くの山里に湧く日本三大薬湯のひとつ約700年前の南北朝時代に、一羽の鷹が傷ついた羽を癒していたことから発見されたと伝わる歴史ある温泉。ホウ酸の含有量が多い食塩泉で、古くから薬効の高さで知られ、草津・有馬と並ぶ“日本三大薬湯”のひとつに数えられている。塩分が強く入浴すれば体がぽかぽかと温まり、湯冷めしないのが特徴だ。宿泊施設は12軒、日帰り入浴施設は2カ所ある。発祥伝説の伝わる鷹の湯のほか、「鏡の湯」や「湯田の湯」など、全部で5の源泉が湧く。1月15日、前年に松之山から嫁をもらった初婿を若い衆が5mもの崖から雪の中へ投げ落とす「むこ投げ」と「スミぬり」は奇祭として知られている。
松之山温泉郷の情報
所在地:新潟県十日町市松之山 泉温:85.5~96℃ 源泉:5 湯量:831.8リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、皮ふ病、痔疾、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設数:12 アクセス:(公共交通)北越急行まつだい駅から東頸バス松之山温泉行きで25分、バス停:終点下車(車)関越道塩沢石打ICから国道17号・353号、県道80号経由35km

赤倉温泉

赤倉温泉(あかくらおんせん)
赤倉温泉(あかくらおんせん)
温泉ソムリエの発祥地で、妙高山の麓に広がる湯の街江戸時代に高田藩が藩の事業として温泉を引いたという、わが国唯一の藩営温泉の歴史をもつ。日本百名山・妙高山の東麓にあり、妙高山中腹の源泉より標高800mの高原に引き湯している。大正時代には皇族や名士文化人が別荘を建て、乗馬やテニスなどを楽しむ高級避暑地として発展。現在は冬はスキー、春から秋は避暑やハイキングなどのレジャー基地として賑わう。赤倉温泉発祥のユニークな温泉ソムリエ(温泉アドバイザー)制度があり、現在は25軒の宿にいる公認温泉ソムリエが、温泉の基礎知識や正しい入浴法、効果的な温泉浴法などを教えてくれる。「足湯公園」や、4月下旬~11月上旬の間に開設される「赤倉温泉野天風呂滝の湯」も人気だ。
赤倉温泉の情報
所在地:新潟県妙高市赤倉 泉温:50.2℃ 源泉:数カ所(北地獄谷) 湯量:約3400リットル/分 飲用:不可 泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、肩こり、五十肩、冷え性、打ち身、動脈硬化症、腰痛、胃腸病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、美肌など 宿泊施設数:30 アクセス:(公共交通)えちごトキめき鉄道妙高高原駅から市営バス赤倉温泉行きで20分、バス停:終点下車(車)上信越道妙高高原ICから国道18号・39号経由5km
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