客室露天風呂と大浴場、地元の美味で心が満たされる老舗の温泉宿【群馬県 福一】

群馬
2023年2月にグランドオープンした万葉館の庭園露天風呂付客室「フォレストスイートプレミア」
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公開日:2024.10.27
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更新日:2024.10.27
創業440年、戦国時代から続く歴史ある老舗の温泉宿「福一」。伊香保のシンボル「石段街」の最上部にあり、山側の眺望が広がる万葉館、石段街に最も近く温泉街の散策に便利な千樹館、離れのことほぎの3つの建物があります。独特の茶褐色が特徴の名湯「黄金の湯」と無色透明で柔らかな湯ざわりの温泉「白銀の湯」のどちらも楽しめる大浴場と貸切風呂。庭園露天風呂付客室やテーマに合わせて空間を演出したコンセプトルームなど多彩な魅力を放つ客室です。雄大な自然が育む上州の味覚が楽しめる料理など、老舗がこだわるおもてなしを五感で楽しむことができます。
JTB地域ナビゲーター 群馬県担当 上田 めぐみ
斜面に建物が連なる「福一」。左手前が万葉館、その右側が千樹館でことほぎが隣接します
「福一」までの交通手段は、電車がJR上越線の渋川駅から路線バスで約30分、伊香保温泉バス停下車後、徒歩約10分。高速バスでは新宿から約2時間42分、伊香保石段街バス停下車後、徒歩約6分。車では関越自動車道渋川伊香保I.C.から約20分です。チェックインを済ませたら、エントランス・ラウンジの「F-CAFÉ」で名物の梅ジュースやコーヒーなどからウェルカムドリンクを選んで乾杯。「福一」を拠点に伊香保温泉の旅をはじめましょう。

黄金の湯と白銀の湯の2湯に浸かれる大浴場と貸切風呂

四季折々に彩る木々に包まれた大浴場「一の湯」の露天風呂
「福一」の温泉施設は、万葉館の3階にある2つの大浴場「福の湯」と「一の湯」と、6階に3種類の貸切風呂があります。それぞれの大浴場には、湯ざわりや泉質の違いを感じながら黄金の湯と白銀の湯が同時に楽しめる2つの大きな浴槽が室内に。露天風呂では、カラダの芯まで温めて血行を促進する効果が期待される黄金湯に浸かりながら四季の自然の景色を望めます。
2つの名湯を湛える大浴場「福の湯」の大浴槽
100%源泉かけ流しの黄金の湯が独占できる貸切風呂「ふわり」
貸切風呂は、黄金の湯が滾々と注がれる「ふわり」とマイナスイオン風呂の「ゆらり」と「さらり」があります。「ふわり」は源泉100%のかけ流しで6名までの入浴が可能。夫婦やカップル、グループで黄金の湯を独占できます。 「ゆらり」は最大28名まで利用できる大きな貸切風呂。マイナスイオン風呂は温泉ではありませんが、心身をリラックスさせる効果が期待されるのでストレス解消や気分転換に役立ちそうです。「さらり」の定員は最大3名なので夫婦やカップルに最適。プライベート空間で癒されましょう。

露天風呂付きとコンセプト和室、庭園付きの客室がおすすめ

季節の景色が目の前に広がる万葉館の露天風呂付き客室「フォレストスイート」
「福一」の客室は全室から山側の眺望が広がる万葉館、山側の高層階から遠くに山並みが広がる千樹館と隣接する離れのことほぎにあり異なる佇まいと魅力を放っています。大浴場へのアクセスが容易な万葉館で注目したいのが、2023年2月に誕生した庭園露天風呂付客室「フォレストスイート」。伊香保の美しい山並みを背景にした庭園を眺めながら、ゆったりとプライベートな湯浴みを楽しめます。室内は12.5畳の和室に和ベッド2台を置いたリビングルーム一体型の快適な空間。広いウッドデッキには露天風呂があり、いつでも自分たちのタイミングで湯を楽しめます。また、さらに広い二間続きの客室「フォレストスイートプレミア」も用意されています。 ※「フォレストスイート」「フォレストスイートプレミア」の露天風呂は温泉ではありません
露天風呂だけではなく、ウッドデッキでティータイムを過ごしてみるのもおすすめです
2タイプある和モダンの客室の1つで「Yogibo」がある「りらく」
万葉館には和洋室や次の間付きの客室などもありますが、落ち着きのある和の空間を洗練された空間に設えた「和モダン」の客室もおすすめです。「ゆらぎ」と「りらく」の2種類のタイプがありますが、広い縁側にビーズクッションの「Yogibo」を配した「りらく」は気ままに過ごして楽しみたい女子旅にぴったり。プランにより異なりますが、万葉館の宿泊者には夕食に創作和会席を用意。プライベートな個室の食事処で味わえます。
リトリートステイに最適な千樹館の最上階にあるコンセプト和室「心結miyu(みゆう)」
では、千樹館とことほぎの客室を見ていきましょう。千樹館でおすすめしたいのは2つの客室タイプ。1つ目は、標高800mの伊香保で一番空に近いフロアといわれる最上階にある3室のコンセプト和室です。眺望が抜群なのも魅力ですが、それ以上に個性を発揮しているのが、「天空リトリートステイ」をコンセプトに日常を忘れてリフレッシュできる演出が客室に施されていること。 たとえば、「心結miyu(みゆう)」では、美しい景色を望みながらキャンドルの光とアロマの香りがするお風呂で極上のバスタイムを体験でき、窓際のハンギングチェアやロッキングチェアに揺られながら何も考えずにくつろぎの時間を過ごすことも。 「心寧 kokone(ここね)」では、ハンモックに身を委ねて変化する景色とともに過ごすことができ、マッサージチェアでカラダを和らげるリラクゼーションも楽しめ、常備されたヨガマットやフォームローラーでウェルネスな旅ができる「心躍 rhythm(りずむ)」もあります。いずれも、和室二間と広縁(リビング)のゆったりした間取りで、最大6名まで宿泊可能です。
庭園を眺めながら和の空間に佇みストレスフリーな時間を楽しむ
おすすめの2つ目は、専用の観賞用庭園がある「庭園テラス付和ベッド客室」です。間取りは12.5畳の和室とソファーがあるゆったりした広縁で、テラスからは季節の彩りを間近で眺めることができます。暮らすように泊まる贅沢な時間を過ごしてみたいですね。 隣にあることほぎの客室は、ツインとダブルのベッドが置かれた全室リビング付のベッドルームになります。どちらも石段街まで歩いてすぐなので散策も楽しんでみましょう。 また、千樹館とことほぎの宿泊者は、夕食時に群馬の味覚を揃えた上州味覚会席を和ダイニングで味わえます。

地元の特産品や厳選素材を活かした料理を目と舌で満喫する

和の伝統と料理人のこだわりが響き合う創作和会席(イメージ)
夕食のメニューと場所は宿泊している建物によって異なります。まず、万葉館に宿泊している方は、旬の食材が持つ味を存分に引き出した料理人こだわりの創作和会席を個室の食事処でいただきます。彩り豊かな前菜や旬を迎えた新鮮なお造り、ブランド肉のメイン料理などを五感で楽しめます。プライベートな空間で大切な人たちと一緒に、季節感と料理人の心がこもった料理を味わい尽くしましょう。
群馬県の郷土料理や地元の食材を中心とした味覚が揃う「上州味覚会席」(イメージ)
千樹館とことほぎの宿泊者は、上州の食文化に育まれた郷土料理や地元食材を使用した「上州味覚会席」を和ダイニングで味わいます。上州牛や上州麦豚、榛名地鶏など名産のブランド肉。郷土料理の「おっきりこみうどん」や刺身こんにゃくなど、メニューはその時々で変わりますが、群馬県の豊かな自然が育んだ食材が持つ味わいを堪能できます。 食後に温泉に浸かってのんびりしていたら小腹が空いてきた。そうしたときは、千樹館19階にある全館個室タイプのお夜食処「四季祭」に向かいましょう。ラーメンなどの麺類のほか、夜食メニューが揃っています。※不定期営業となります。
旬の食材と健康にこだわったメニューが特徴の朝食ビュッフェ(イメージ)
朝食は和洋中のバラエティ豊かなメニューが並ぶ旬菜健美のビュッフェ。カラダに優しい新鮮な野菜やフルーツ、キノコなどを多く使ったヘルシーメニューやレストランで焼き上げたパン、上州のおばんざいをはじめ、朝食に欠かせないたまご料理など定番メニューも充実しています。また、ご飯の上に好みの海鮮をトッピングした「海鮮のっけ丼」や「特製だし茶漬け」も人気メニュー。場所は万葉館の最上階にある一面ガラス張りの展望ダイニング「麗峰」。石段街の最上部にある「福一」ならではの美しい山並みを眺めながら心地よい朝を楽しみましょう。
展望ダイニング
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