和歌山県の人気温泉地 おすすめ10選

和歌山
南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)
南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)
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公開日:2023.03.31
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更新日:2024.05.26
緑深い紀伊山地と美しい海に囲まれた和歌山県は、ミカンやカキ、ウメの収穫量が全国1位。都会では味わうことができない、新鮮な魚介類のおいしさにも定評があります。高野山や熊野三山などの自然景観や、神話時代から受け継がれる日本の伝統文化など、ディープな日本にも出会えるエリアです。1300年以上の歴史をもつ南紀白浜温泉や南紀勝浦温泉、串本温泉がよく知られています。そんな和歌山県の温泉地10選をご紹介!
JTBホームページ エディター 石原 優子

串本温泉

串本温泉(くしもとおんせん)
串本温泉(くしもとおんせん)
橋杭岩などの奇岩が美しい本州最南端・串本に湧く温泉串本温泉は温暖な気候に恵まれた本州最南端の串本に湧く温泉。荒波によって造形された奇岩や巨岩が数多く見られ、なかでも串本の東側海岸から紀伊大島に向って大小40余りもの岩が並ぶ橋杭岩は、人気の景勝地だ。そんな海岸美を堪能しながら湯浴みできる宿も多く、3軒の宿が温泉を引いている。外湯の共同浴場の「サンゴの湯」でも気軽に温泉が楽しめる。温泉に加え、地物の魚料理や名産キンカンの加工品などを味わってみたい。
串本温泉の情報
所在地:和歌山県東牟婁郡串本町サンゴ台 泉温:27.4~40.8℃ 源泉:3 湯量:475リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、やけど、切り傷、婦人病など 宿泊施設:3 アクセス:(公共交通機関)JR串本駅下車(車)紀勢道すさみ南IC(ハーフインター)から国道42号経由25km

南紀勝浦温泉

南紀勝浦温泉(なんきかつうらおんせん)
南紀勝浦温泉(なんきかつうらおんせん)
紀の松島や熊野灘の絶景を望める南紀を代表する湯量豊富な温泉白浜温泉と並び南紀を代表する温泉で、紀伊半島の南東に位置し、10軒の宿がある。この地は、紀の松島と呼ばれる絶景の海岸美が眺められ、熊野灘の荒波に削られた奇岩が点在している。温泉は海岸付近のいたる所で湧出し、多くの宿が自家泉源を備えているのも特徴だ。気軽に利用できる足湯や共同浴場もある。「ホテル浦島」の洞窟風呂「忘帰洞」、「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」の波打ち際の露天風呂「紀州潮聞之湯」など、名物風呂も多い。また近くの勝浦漁港は全国有数の生マグロ水揚げ量を誇り、多彩なマグロ料理を満喫できることでも有名。そのほか、南紀有数の景勝地・紀の松島を遊覧船でめぐるのもおすすめ。
南紀勝浦温泉の情報
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦・天満・湯川など 泉温:25~60℃ 源泉:200 湯量:不明 飲用:一部可 泉質:単純硫黄泉、塩化物泉、単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、皮ふ病、切り傷、やけど、痔疾、慢性婦人病など 宿泊施設:10 アクセス:(公共交通機関)JR紀伊勝浦駅下車(車)紀勢道すさみ南IC(ハーフインター)から国道42号経由56km

南紀湯川温泉

南紀湯川温泉(なんきゆかわおんせん)
南紀湯川温泉(なんきゆかわおんせん)
詩人・佐藤春夫が名付けたゆかし潟畔に湧く古湯海水と淡水が混じりあう汽水湖・ゆかし潟湖畔にある温泉。良泉として評判の高い湯は、古くは熊野詣での湯垢離場[ゆごりば]として賑わったといわれ、約1500年の歴史を誇る。静寂な雰囲気での湯あみを満喫したい。宿泊施設はエコノミーな料金で宿泊できる「恵比寿屋」がある。日帰り入浴施設には「きよもん湯」、「ゆりの山温泉」、「四季の郷温泉」の3軒が湖畔周辺に点在している。
南紀湯川温泉の情報
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町湯川・二河・橋ノ川 泉温:36~37℃ 源泉:5 湯量:300~400リットル/分 飲用:可 泉質:単純温泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、糖尿病、便秘、痛風、慢性婦人病など 宿泊施設:1 アクセス:(公共交通機関)JR紀伊勝浦駅から車で5分(車)紀勢道那智勝浦IC国道42号4.5km

太地温泉

太地温泉(たいじおんせん)
太地温泉(たいじおんせん)
古式捕鯨発祥地・太地のシーサイド温泉熊野灘に突き出た小さな半島の町・太地町に湧く温泉。温泉を引く宿は、「花いろどりの宿 花游[かゆう]」と「いさなの宿 白鯨」など3軒がある。「花いろどりの宿 花游」では、熊野灘を望む庭園露天風呂で湯浴みが楽しめる。夕刻からは、日帰り入浴も可能だ(営業時間等は要確認)。ともに塩分を含む温泉を引き、皮ふ病などに効能があるほか、保温効果も抜群。温泉とともに太地ならではの南紀勝浦港に水揚げされる、海の幸のグルメも味わいたい。
太地温泉の情報
所在地:和歌山県東牟婁郡太地町太地 泉温:23.5~32.5℃ 源泉:2 湯量:43リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム-塩化物泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、婦人病など 宿泊施設:3 アクセス:(公共交通機関)JR紀伊勝浦駅から車で15分(車)紀勢道すさみ南IC(ハーフインター)から国道42号経由50km

渡瀬温泉

渡瀬温泉(わたぜおんせん)
渡瀬温泉(わたぜおんせん)
大露天風呂で有名な、山峡ののどかな温泉熊野本宮温泉郷のひとつである「わたらせ温泉」は、昭和38年(1963)に開湯した温泉。湯の峰温泉と川湯温泉の間に位置するのどかな山間にある。いちばんの自慢が西日本最大級の規模を誇る大露天風呂。源泉かけ流しで、5つの浴槽が連なった露天風呂は、圧巻の広さだ。また、8カ所ある貸切風呂も10人が一緒に入浴できるビッグスケール。宿泊施設は、わたらせ温泉内に、「ホテルささゆり」、「ホテルやまゆり」、「ホテルひめゆり」など5軒が点在する。周辺には多目的温泉の「渡瀬温泉センターおとなしの郷」もある。
渡瀬温泉の宿をみる
所在地:和歌山県田辺市本宮町渡瀬 泉温:59℃ 源泉:3 湯量:1000リットル/分 飲用:可 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、疲労回復、五十肩、冷え性、打ち身、切り傷、やけど、痛風、美肌など 宿泊施設:5 アクセス:(公共交通機関)JR紀伊田辺駅から龍神バス発心門王子行きで1時間45分、バス停:渡瀬温泉下車(車)阪和道上富田ICから国道42号・311号経由48km

南紀白浜温泉

南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)
南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)
関西屈指の人気リゾートで日本三古湯を満喫白浜温泉は有馬、道後と並び、日本三古湯に数えられる歴史ある名湯。太平洋に突出した半島先端の海辺に湧いた湯は、万葉の時代から人々に親しまれ、1350年余りもの伝統を誇る。古くは「牟婁[むろ]の湯」と呼ばれ、斉明天皇や天智天皇をはじめ、多くの大宮人が行幸した温泉で、現在ではリゾート気分満載のレジャー温泉地として毎年300万人以上の観光客が訪れる。宿は高級旅館・ホテルから民宿まで160軒あるので、予算や目的にあわせて選びたい。また、町営公衆浴場「崎の湯」や「天然温泉 長生の湯」など、日帰り入浴施設も多い。白砂が美しい白良浜海水浴場や点在するレジャー施設、南紀の極上の海の幸と温泉を満喫したい。
南紀白浜温泉の情報
所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町 泉温:40~83℃ 源泉:55 湯量:6000リットル/分 飲用:不可 泉質:ナトリウム-塩化物泉など 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、胃腸病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、婦人病など 宿泊施設:160 アクセス:(公共交通機関)JR白浜駅下車(車)紀勢道南紀白浜ICから県道34号経由10km

すさみ温泉

すさみ温泉(すさみおんせん)
すさみ温泉(すさみおんせん)
壮大な枯木灘海岸に湧く海辺の温泉奇岩の数々や神武天皇にちなむ伝説が残る稲積[いなづみ]島など、神秘的な景色が広がる枯木灘海岸に湧き出る温泉。かつて野口雨情が、すさみの風景を気に入り長く滞在したことで知られる。泉質は無色透明の硫黄泉で、肌の新陳代謝を活発にすることから、美肌をつくる湯として女性に人気がある。「南紀すさみ温泉 ホテルベルヴェデーレ」や「ビジネス温泉ホテル サンセットすさみ」など、温泉を引く宿が4軒あり、日帰り入浴を受け付けているところも。町の魚に指定されているカツオのほか、名物のイノブタ料理も同時に味わいたい。
すさみ温泉の情報
所在地:和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見 泉温:25~26℃ 源泉:2 湯量:64~170リットル/分 飲用:不可 泉質:アルカリ性単純温泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、糖尿病、慢性皮ふ病、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:4 アクセス:(公共交通機関)JR周参見駅下車(車)紀勢道すさみICから国道42号経由5km

龍神温泉郷

龍神温泉郷(りゅうじんおんせんきょう)
龍神温泉郷(りゅうじんおんせんきょう)
日本三美人の湯で名高い、紀州藩の湯処の歴史が残る温泉龍神温泉は清流・日高川の渓谷沿いにある山峡の温泉。日本三美人の湯のひとつで、島根の湯ノ川温泉や群馬の川中温泉と並び、美肌をつくる名湯として知られている。開湯は約1300年前で、紀州藩の藩主が訪れるほど賑わっていた江戸時代の面影を現在も色濃く残す。龍神の地名は空海が難陀龍王[なんだりゅうおう]のお告げによって浴場を開いたことにちなむ。静かな山間に広がるロケーションも情緒があり、渓流沿いに格調高い「旅館 上御殿」、「旅館 下御殿」などの老舗宿が点在する。日帰り入浴施設には、源泉かけ流しの共同浴場「龍神温泉元湯」がある。
龍神温泉郷の情報
所在地:和歌山県田辺市龍神村龍神 泉温:48.2℃など 源泉:4 湯量:140リットル/分 飲用:可 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、慢性消化器病、打ち身、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:17 アクセス:(公共交通機関)JR紀伊田辺駅から龍神バス龍神温泉行きで1時間25分、バス停:龍神温泉下車(車)阪和道有田ICから国道424号・371号経由76km

みなべ温泉

みなべ温泉(みなべおんせん)
みなべ温泉(みなべおんせん)
梅の里・紀州みなべに湧く温泉梅の生産量日本一を誇るみなべ町に湧出する温泉。太平洋に突き出た埴田崎のそばに源泉があり、梅香丘温泉とも呼ばれ、4軒の宿泊施設で入浴が可能。泉質は肌がすべすべになる重曹泉で、美肌効果も期待できる。「国民宿舎 紀州路 みなべ」には、海を望む大浴場のほかにも、岩と檜の露天風呂がある。「料理宿 朝日楼」の最上階にある、海を一望する展望風呂もおすすめ。他に「温泉民宿リッチ」、「温泉民宿にしかわ」も温泉を引く。
みなべ温泉の宿をみる
所在地:和歌山県日高郡みなべ町埴田 泉温:32℃ 源泉:1 湯量:不明 飲用:不可 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、五十肩、冷え性、慢性消化器病、打ち身、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:4 アクセス:(公共交通機関)JR南部駅から龍神バス田辺駅行きで5分、バス停:梅ケ丘などで下車(車)阪和道みなべICから国道424号・42号経由4km

加太淡嶋温泉

加太淡嶋温泉(かだあわしまおんせん)
加太淡嶋温泉(かだあわしまおんせん)
紀淡海峡に面した海辺の湯古くは『万葉集』にも詠まれた景勝地・加太の海岸に湧く温泉で、3軒の宿泊施設がある。炭酸水素塩泉のなめらかな泉質は、美人の湯としても知られる。海を望む露天風呂をもつ宿もあり、夕暮れ時の入浴でその絶景美を確かめたい。紀伊水道から水揚げされたばかりの地元の海の幸が満喫できるのも、海辺の温泉ならではの楽しみ。近くには雛流しで有名な淡嶋神社がある。
加太淡嶋温泉の情報
所在地:和歌山県和歌山市加太 泉温:29℃ 源泉:1 湯量:111リットル/分 飲用:不可 泉質:炭酸水素塩泉 温泉効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身、慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾、慢性婦人病、美肌など 宿泊施設:3 アクセス:(公共交通機関)南海加太駅から車で5分阪和道和歌山ICから国道24号・26号、県道7号経由18km
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