のどかさとたくましさを兼ね備えた日本の原風景「白米千枚田」の楽しみ方【石川県】

石川
【石川県】のどかさとたくましさを兼ね備えた日本の原風景「白米千枚田」の楽しみ方
8 Views
公開日:2022.09.09
|
更新日:2022.09.09
日本初の世界農業遺産に指定された、奥能登を代表する観光地「白米千枚田」。季節や時間帯によって全く違う表情を見せることから、訪れた人はグッと心を掴まれること間違いなし。ここでは、何度も訪れたくなる石川観光の必見スポット「白米千枚田」についてさらに深掘りし、その魅力をご紹介します。
JTBリモートコンシェルジュ

一枚一枚手作業で守られてきた「1004枚の棚田」

稲刈りの時期にはボランティアを募集している
稲刈りの時期にはボランティアを募集している
50センチ四方という最小の棚田を有する「白米千枚田」では、農業機械を入れることができません。そのため、現在でも田植えから稲刈りまで地元住民やボランティアの手作業で行われています。また、会費を支払うことでマイ田んぼを1枚所有できる「オーナー制度」も実施されており、収穫米の一部とともに、地元の山菜を使用した佃煮がプレゼントされます。この取り組みは景観の保全だけでなく、地域活性化にも大きく貢献しています。

あざやかなグリーンから夕陽を映す水鏡に「田んぼの神秘」

春ごろの田植えは一大イベントとなっている
春ごろの田植えは一大イベントとなっている
「白米千枚田」がほかの絶景スポットと一線を画す大きな理由のひとつは、「田んぼ」であることではないでしょうか。一年を通じて人の手による田植えや稲刈りが行われ、棚田は神秘的な変化を遂げ続けます。時には夕陽や朝日を映す鏡になったり、黄金の稲穂を揺らす絨毯になったりと、その変化は同じ場所とは思えないほど。訪れる際は稲作の状況をチェックしてみてもいいかもしれません。どの季節でも旅の締めくくりに見る夕焼けに染まる棚田はきっと心に残るものになるでしょう。

秋冬限定のイルミネーションイベント「あぜのきらめき」

ライトは日没を検知して自動で点灯する
ライトは日没を検知して自動で点灯する
2011年のスタート以降、秋冬にこの地を訪れる人々の楽しみとなっているのが棚田のあぜ道に設置されたLEDライトが幻想的な夜景を演出するイルミネーションイベント「あぜのきらめき」です。2万個以上のLEDライトがゴールド・ピンク・グリーン・ブルーの4種類に光り輝き、息を呑むほどの絶景を作り出しています。日没から約4時間のライトアップなので、冬はもちろん、秋の季節にも防寒具はお忘れなく!
●スポット情報 【白米千枚田(しろよねせんまいだ)】 電話:0768-23-1146(輪島市産業部観光課) 住所:石川県輪島市白米町99-5 料金:無料 時間:24時間 休み:無休
この記事が気に入ったら...
LINE
X
記事一覧へ戻る
国内の新着記事
すべての記事から探す
記事一覧へ戻る