風情たっぷりな「ひがし茶屋街」の美しい街並みを散策(1日目10:00)
「ひがし茶屋街」の情緒あふれる街並みは撮影にもピッタリ ©金沢市
まずは美しい街並みの散策から旅のスタート。かつて茶屋町としてにぎわった街並みが保存されている「ひがし茶屋街」では、町屋をリノベーションした飲食店や土産店が並んでいます。大通りだけでなく周辺の路地にも隠れ家的なお店があるので、タイムスリップ気分で街を探索しながらお気に入りの店を見つけたいですね。
絶品揃いの「近江町市場」で海鮮ランチに舌鼓(1日目12:00)
約170もの店が軒を連ねる「近江町市場」 写真提供:近江町市場商店街振興組合
散策に疲れてきたら、「金沢市民の台所」ともよばれる「近江町市場」で絶品ランチを味わいましょう。金沢市の中心部に位置するこちらの市場は、江戸時代から約300年ものあいだ市民の食卓を支えてきました。ここでは旬の魚介類を使った海鮮丼・お寿司はもちろん、お惣菜や地元の野菜が出迎えてくれます。活気あふれる市場で、ここでしか出会えない食材を存分に楽しみましょう。
「金沢21世紀美術館」でアートに触れ、旅の思い出を撮影(1日目13:00)
光沢のある屋外展示には金沢の街並みが映る 撮影:渡邉修 提供:金沢21世紀美術館
「近江町市場」から徒歩でもアクセス可能な「金沢21世紀美術館」では、現代美術を多数収蔵しています。実際に触れて体験できるフォトジェニックな作品が多く、無料でも楽しめる展示エリアもあり、気軽に立ち寄りやすいところが大きな魅力です。カフェも併設されているので、アートを感じながらやすらぎのひと時を過ごすこともできます。
「兼六園」で自然の趣を全身に感じる(1日目16:00)
銀世界に立つ雪吊りは息を呑むほどの絶景 提供:兼六園
日本三名園にも数えられるこの庭園では、春には桜が咲き乱れ、秋は紅葉の赤色が鮮やかに輝きます。園の代名詞とも呼ばれるスポットも多数存在し、なかでも「雪吊り」は必ず見ておきたい場所の一つです。冬の時期、雪の重さで枝が折れてしまうのを防ぐために施される雪吊りですが、その美しい形と幾重にも伸びる線が優雅で洗練された情景を作り出しています。また、一年を通じて定期的にライトアップイベントが開催されており、日中とは違った神秘的な光景を目撃できるチャンスです。
1日目の宿泊エリアは、金沢駅周辺がおすすめです。兼六園からも短時間で戻ることができ、翌日もさまざまな観光スポットへ簡単にアクセスできます。地元の食材をふんだんに使った「金沢おでん」や濃厚なルーに乗ったカツを先割れスプーンで食べる「金沢カレー」など、ご当地グルメを堪能しましょう。
「千里浜なぎさドライブウェイ」を爽快ドライブ(2日目08:30 )
レンタカーを使っての観光ならぜひとも訪れたいのが「千里浜なぎさドライブウェイ」です。日本で唯一の車で走れる砂浜道路であり、全長8kmに及ぶ海岸線を走り抜けられます。海と空の青、そして砂浜とのコントラストを眺めながらのドライブは盛り上がること間違いなし。砂が乾いて白くなっている部分はタイヤがはまりやすいので、注意して走行してくださいね。輪島までの道のりには、穴が開いた巨岩「金剛能登」や座禅体験ができる曹洞宗の大本山「總持寺祖院」があるので、ぜひぜひ立ち寄ってみてください。
「輪島朝市」でご当地グルメ・能登丼をかきこむ(2日目11:00)
日本三大朝市のひとつにも数えられる「輪島朝市」に立ち寄ったら、ぜひとも試していただきたいのがご当地グルメ「能登丼」です。メイン食材に地元の魚介類や肉・野菜を使用したこちらの丼ぶりは、どのお店もオリジナリティがあふれたメニューで提供されています。地元食材を頬張りお店の活気にパワーをもらえば、2日目も全力で楽しめること間違いなしです。朝市は12時には終了する店舗が多いので、朝寝坊には気をつけましょう!
世界農業遺産「白米千枚田」の連なる田んぼを散策(2日目12:30)
国の名勝にも指定されている「白米千枚田」。地元住民やボランティアによって手作業で手入れされている棚田は、その数なんと1004枚。人気の理由は、棚田と海が織り成す絶景が季節や時間によってさまざまな表情を見せることにあります。水田が青空を映し出す春や雪に覆われる冬はもちろんのこと、期間限定で行われるLEDライトアップでは幻想的な景色が視界に広がるので、訪れる時期によって何度も新しい発見があることでしょう。
「道の駅 千枚田ポケットパーク」で輪島の特産品の味わう(2日目13:30)
地元食材をふんだんに使ったグルメが盛りだくさんのこちらの道の駅は、小休憩にピッタリのスポット。おすすめのグルメは千枚田のお米を使用した「棚田米おにぎり」。イカの一夜干しや岩のりをはじめ数種類の具が揃う人気メニューです。ほかにも、ここでしか味わえない麺類やスイーツが楽しめるので、旅のひと休みにぜひ活用してみてください。グルメはもちろん地域の能登エリアの特産品も揃っているので、旅の締めくくりに能登半島ならではの特産品を買ってみてはいかがでしょうか。