ホテルステイで川床料理を体験。露天風呂付客室で和の風情に浸れる料亭旅館【京都府 もみぢ家】

京都
京都の夏の風物詩「川床」で、蛍が舞うなか料亭旅館の味を楽しむ
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公開日:2024.07.29
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更新日:2024.07.29
京都市内から車で約30分。京都の奥座敷、高雄に流れる清滝川のほとりに佇む「もみぢ家」は明治40年(1907年)創業の老舗料亭旅館。豊かな自然と静寂に包まれた旅館は本館「高雄山荘」と別館「川の庵」があり、蒸し暑い夏を涼やかに過ごせる「川床」で老舗の味が楽しめると人気です。京都市内のホテルなどに宿泊して、もみぢ家の川床で夕食を楽しめるプランもあり、京都ならではの夏の風物詩を体験することができます。
JTB地域ナビゲーター 京都府担当 中道 牧子
北山杉に囲まれた本館「高雄山荘」の玄関
また、高台に立つ本館の客室や展望露天風呂からは四季折々の風景が一望でき、別館は一軒家に宿泊しているかのようなプライベート感覚で過ごせる露天風呂付きの客室が多く、心がなごむ和の空間でゆったりくつろぐことができます。特に夏は京都市内と比べて気温が3〜5℃低いので過ごしやすく、秋は美しい紅葉に包まれるので、喧騒から離れた自然の中で豊かな時間を過ごしてリフレッシュしたいカップルや夫婦、女子旅におすすめです。

川のせせらぎを聞きながら、京の夏の彩る川床で老舗の味をいただく

川床席でいただく夕食「清涼の里(月)」(一例)
もみぢ家の川床料理は宿泊客だけでなく、京都市内などのホテルに宿泊して日帰りで体験することもできるので、夏の京都を訪れたらぜひ体験したいものです。そこで、川床の魅力について少しご紹介しましょう。 そもそも川床とは、川がよく見える位置や川の上に座敷を造り料理を提供。涼やかな風を感じ、せせらぎを聞きながら、季節によっては蛍が舞うなかで、老舗の味を五感で楽しむことができます。 もみぢ家の川床は別館の近くを流れる清滝川にあり、清滝川に架かる専用の吊り橋を渡ったところに、もみぢ家の川床があります。このつり橋はもみぢ家を利用するお客様しか渡れない橋となっています。特選和牛しゃぶしゃぶコース、特選和牛すき焼きコース、清涼の里(月)などのコース料理を川水面に映る灯りに風情を感じながらいただきます。また、季節や曜日によっては、舞妓さんの京舞や蛍が光を放ちながら飛び交う幻想的な景観を鑑賞することもできます。
明かりが灯るもみぢ家の川床からの眺め(イメージ)
・JTB ホテルに宿泊してもみぢ家の川床夕食を体験するプランはこちらから ・JTB もみぢ家本館高雄山荘の宿泊プランはこちらから ・JTB もみぢ家別館川の庵の宿泊プランはこちらから

個性が光る本館と別館の客室でゆったり過ごす贅沢な時間

8畳2間と露天風呂が付いた、別館「朝ぎり」の客室
客室が本館と別館に分かれているもみぢ家。お食事処「木漏れ日」や和カフェ「時の彩」がある本館は3階建ての館内の渓谷側に、和室10畳、ツインベッドルーム仕様の和室10畳、和室8畳の3タイプの客室があり、窓の向こうには新緑から紅葉のシーズンまでもみじに包まれ、中庭では季節ごとに山花の美しい景観が広がり、佇んで見ているだけで心がなごみます。
本館の和室10畳のツインベッドルーム
季節ごとに変わる景観を一望できる、本館の貸切露天風呂「天空の湯(月)」
本館には高台から高雄の自然を望む展望露天風呂「空の湯」と貸切露天風呂「天空の湯 (星)(月) / 要予約」があります。季節ごとに景色の彩りが変化して、湯に浸りながら自然の息吹と美しさとを実感できます。
別館の「時鳥(ほととぎす)」
別館の客室は露天風呂付離れ2棟と露天風呂付客室が4室、屋内風呂や貸切風呂(要予約)を利用する客室が2室の全8室。すべて自然の地形を生かした造りで、自分たちだけの時間をたっぷり満喫できる大人の隠れ家のような落ち着きのある空間です。 おすすめは、和室8畳にツインベッドルームと露天風呂がある和洋室タイプの離れ「時鳥(ほととぎす)」。2022年11月にリニューアルされた客室で、露天風呂から清滝川に架かるもみぢ家専用の吊り橋と周囲の木々の彩り豊かな景色が楽しめます。ベッドに慣れている夫婦やカップルに好評です。
別館「時鳥(ほととぎす)」客室露天風呂
また、「時鳥(ほととぎす)」「朝ぎり」「山城」「大和」「加茂」「伊賀」の客室に露天風呂がありますが、その佇まいや趣はすべて違うので、間取りはもちろんのこと、露天風呂と眺めを比べて客室を選んでみるのも楽しそうです。女子旅では“インスタ映え“が重要ですからね。
別館「朝ぎり」の木の香りが漂う客室露天風呂
情緒あふれる佇まいを魅せる別館「大和」の庭と客室露天風呂
もみぢ家の代表的な品々が彩り豊かに並ぶ(イメージ)
もみじ家でもてなされる夕食は、四季折々の旬の味覚を丁寧に仕上げた一品一品を会席料理で味わえます。たとえば、春はわらびや朝堀りのタケノコ、夏は鮎やすずき、秋は実りの幸や豆腐、冬は京野菜など、老舗ならではの技で引き出した料理の数々が食膳を彩ります。 また、朝食は爽やかな木々の風景が窓に映る本館「木漏れ日」、別館「高雄」のお食事処で。季節の素材を生かした品々や嵯峨豆腐で有名な「森嘉」の豆腐など、ヘルシーな料理がからだをやさしく目覚めさせてくれます。 朝食を終えて少しのんびりした後は、乱れ積みの石段を登る「神護寺」や五代将軍・徳川綱吉の生母・桂冒院ゆかりの「西明寺」、高雄の古刹「高山寺」の三尾(さんび)めぐりに出かけてみましょう。
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