JTBスポーツ 八木沼純子 Road to PyeongChang

Road to PyeongChang フィギュアスケート解説者、スポーツコメンテーターとして活躍中の八木沼純子氏によるスポーツコラム。
平昌オリンピックまであと僅か!フィギュアスケートを中心にいよいよ代表を賭けた戦いに注目です。
スポーツ、食、環境、サイドストーリーなど、その時に感じたものを綴ります。

第5回いよいよ平昌五輪の日本代表が決定!

激しい戦いが繰り広げられた全日本選手権。

「必ず五輪へ。」

候補選手たちの演技は、これまで培ってきた技術と経験、また若いパワーを存分に発揮した熱く気持ちのこもった演技ばかり。 高難度のコンビネーションを含むそれぞれのジャンプを成功させ最後まで力強く滑り切り、 個性を生かした演技はもちろんのこと、表現力とスケーティングでも観客を魅了・・・
オリンピック選考基準を考えると本当に誰が選ばれるのか最後の最後までわかりませんでした。
それだけ候補選手の演技は拮抗。
特に女子2枠に関しては、選考委員の皆さんも大いに悩み抜いたのではないでしょうか。

そして、メンバーは皆さんご存知の通り、男子は宇野昌磨、田中刑事、羽生結弦の3選手。 女子は宮原知子、坂本花織の2選手。ペアは須崎海羽&木原龍一組、そしてアイスダンスは村元哉中&クリス・リード組。
前回ソチ五輪に引き続き4種目全てで参加となりました。

ただ、ソチ五輪では団体戦のみの参加だったペア。
9月にドイツで行われた平昌五輪最終予選の結果、出場枠を持っていた北朝鮮が参加の意思表示を示さず、次点の日本が繰り上がったことで個人戦でも参加することが決定しました。

これは大きなチャンスです。
日本は男女シングルはノービスクラスまで才能あるスケーターが続々と増えていますが、ペアやカップル競技に関しては国内にも組が増えてきたとはいえ、まだまだこれから。
すぐに出来ることでは在りませんが、環境を整え、世界大会に何組も出ていけるカップルを増やし、レベルを上げていくこと。五輪で戦うことができる枠を取り続けることで、 ペア・カップル競技を目指す選手を増やして行くことにも繋がるはず。

平昌五輪ではこれまでやってきたことを最大限出して頑張って欲しい。
4年に一度の五輪に想いを馳せながら一つ一つ経験を積んできた選手の皆さん。
それぞれが思い描く演技を、最高の舞台で体現してもらいたいです!

【こちらの出場者も決定しました!】
四大陸選手権(2018/1/22〜台湾)
男子:宇野、田中、無良
女子:宮原、坂本、三原
ペア:須崎&木原組、高橋&柴田組
アイスダンス:村元&リード組、小松原&コレト組、深瀬&立野組
世界選手権(2018/3/19〜イタリア・ミラノ)
男子:宇野、田中、羽生
女子:宮原、樋口
ペア:須崎&木原組
アイスダンス:村元&リード組


■バックナンバーはこちら

第1回
いよいよ、シーズンスタート!

第2回
平昌 競技日程決定!
現地の様子は?

第3回
グランプリシリーズが
始まりました!

第4回
江陵市いろいろ

八木沼純子Yaginuma Junkoスポーツコメンテーターフィギュアスケート解説の第一人者
早くから有望視され、出場した世界ジュニア選手権で2位となる。カルガリー五輪の選考大会であった全日本選手権に初出場し、彗星のごとく五輪の切符をさらった。14歳という記録的な若さで、初のシニアの国際大会が五輪という異例の出場を果たす。スピンの美しさを武器に、その後も数々の国際大会に出場した。大学卒業と共にプロに転向し、18年に渡ってアイスショー「プリンスアイスワールド」に出演。長くチームリーダーを務め、現在は、スケーティングディレクターを務めた後、広報大使・アドバイザーとしてショーに携わる。また、スポーツキャスターとしても活動し、フィギュア解説の筆頭格としてジャパンコンソーシアムの解説なども務めている。

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