ノルウェー観光【JTB現地スタッフ厳選】おすすめスポットと旅の過ごし方

ノルウェー
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公開日:2020.10.20
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更新日:2024.08.12

1.ノルウェーの基本情報

日本との時差はマイナス8時間、日本が正午のときにノルウェーは午前4時。ただし、3月下旬から10月下旬にかけてのサマータイム期間はマイナス7時間です。6~8月頃が夏で、涼しく過ごしやすい季節です。また白夜の時期は、一日中明るくなります。11~4月頃は冬で、平均気温もマイナスとなり、日照時間もかなり短くなります。

2.ノルウェーの世界遺産・観光名所

フィヨルド観光

ノルウェーといえば、フィヨルドですが、代表的なものだけでも5箇所(ガイランゲル、ノール、ソグネ、ハダンゲル、リーセ)あり、あるものは男性的、またあるものは牧歌的なやさしさを持つ景観。それぞれに異なる特徴と魅力があります。 また、フィヨルド観光の際の注意点ですが、夏でもフェリーの上では冷たい風を感じますので、ウインドブレーカーのようなジャケット類を持っていくことをおすすめします。

フッティルーテン(沿岸急行船)

北欧では一生に一度は乗ってみたいとも言われるのが「フッティルーテン(沿岸急行船)」。ノルウェー西海岸の南と北を結ぶ定期船です。 沿岸には、岩壁がそそり立つフィヨルド、静かな海に点在する島々や灯台、カラフルな家々といった風景がずっと続き、その絶景に恵まれた航路は『世界で最も美しい船旅』と称されることも。美しい風景を眺め、風を感じながら、ただのんびりと静かに過ごしたいというのが北欧の人の憧れでもあります。船はほぼ毎日、一年を通じて運行しており、出発地・ベルゲンと折り返し地点・キルケネス間の走行距離はおよそ2,400km(オスロ~ローマ間に相当)、大小の港に寄港しながら進む船旅です。定期船のためドレスアップする必要もなく、船旅がはじめての方にもオススメです。 また、フッティルーテンのユニークな点は、定期船なので沿岸住民の方が乗ってくることも。隣の港まで嫁ぐという美しい民族衣装を着たお嫁さんが乗船して来たり、おじいさんが船のカフェでコーヒーを飲むためだけに小さな港から乗船して来たり、沿岸に住むノルウェー人船員が仕事を終え、下船までの時間、船内でくつろぎながらお客さんと談笑していたり。そんなノルウェー人の生活を感じることが出来るのも定期船だからこそ。いわゆる観光クルーズ船ではみられない風景です。 航路の半分は北極圏(北緯66度33分)以北になるので、夏はミッドナイト・サン、秋~冬にかけてはオーロラといった神秘の自然現象に出会うこともできるのも魅力のひとつです。いつまでも沈まない黄金色の太陽や空に舞うオーロラの美しさはまさに感動的です。

ローロス

ノルウェーというと、フィヨルド、氷河等に代表される、ダイナミックな自然が取り上げられることが多いですが、小さな町並みにも見逃せない魅力があります。ノルウェーの首都オスロから北へ約385km(6時間弱)、トロンハイムの東南に約155km(2時間半)の所に位置するローロスの街。歴史の息吹をそのまま感じられるほど、当時の状態が保存された街並みは 1980年ユネスコの文化遺産に設定されました。 1600年代に設計された街並みは木造の建物を中心とした魅力的なたたずまい。フェムン国立公園の近くに位置し、森、山、湖などに囲まれる自然豊かな地域の中のこの小さな街は、近辺の商取引の中心地としても栄えてきました。当時、道路の端から端まで道幅を徐々に広げていくように設計し、目の錯覚を利用してメインストリートを長く見せるように工夫されているのもユニークです。 商人の館や店などが並ぶ街並みは200-300年前からそのまま保存されているもので、ローロスの街自体すべてが博物館のようです。周辺の400にいたる建物は昔のまま保存されており、その中の100の建物は永久保存の対象になっています。様々なテレビ番組や映画のロケ地に使用されたりもします。

3.ノルウェーのおすすめグルメ・料理

ノルウェーワッフル

ノルウェーでぜひお試しいただきたいのが、「ノルウェーワッフル」です。この、ハート型(クローバー型)のワッフルは、ノルウェーの家庭料理としてお馴染みですが、カフェでも召し上がっていただけます。チーズやジャム、サワークリームをのせていただきます。

タラ料理・ルーテフィスク

ノルウェーといえば「サーモン」が連想され、もちろんノルウェーの食卓・メニューに欠かせない素材ですが、実は「タラ料理」もとてもポピュラーです。ノルウェー北沿岸地方ではタラを寒風にさらして干物にしています。この干し鱈はノルウェーの重要な輸出品で大航海時代には長い航海を支える重要な食糧でした。 ノルウェー名物料理「ルーテフィスク」は、日本の棒鱈と同様に天日干しにした非常に硬い干し鱈を木槌でよく叩き、何時間もかけて灰汁で戻して作ります。

ノルウェーコーヒー

ノルウェーのコーヒー豆消費量は、世界でも有数といわれています。バリスタの競技大会でノルウェー出身のチャンピオンも生まれており、上位入賞者も多いそうです。それだけ、コーヒーにこだわりのあるお国柄ともいえ、ぜひカフェでその味を確かめてみてください。
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