1.ギリシャの基本情報
日本との時差はマイナス7時間、日本が正午のときにギリシャは午前5時。ただし、サマータイム期間(3月最終日曜日~10月最終日曜日)はマイナス6時間です。
年間を通して晴天の日が多く、気温は上昇するものの湿気が比較的少ない気候です。夏は乾燥し、冬は雨が多くなります。
晴れの日が多い!首都アテネの天気
365日のうち300日は晴れと言われるアテネのお天気。傘の心配よりも紫外線への対策が大事といえます。夏の間だけではなく 冬の間も日焼け止めを塗って観光に出かけましょう。
また、ギリシャ観光では遺跡を巡ることが多いですが、日陰を見つけるのに一苦労ということもよくあります。強い太陽の下、サングラスも重宝します。
2.ギリシャの世界遺産・観光名所
「ギリシャ」というと、皆さんが思い浮かべるのはどんな風景でしょう?
それはどこまでも広がる真っ青なエーゲ海と、白い家が連なる景色。そして、世界史の教科書などで必ず見かける、あのパルテノン神殿の姿ではないでしょうか。
ギリシャ全土に点在する古代遺跡は、いずれも2500年前も前に築かれたものといわれ、ギリシャ神話の中にも登場する古代の神々の聖域。いわば、強力なパワースポットだとも言えます。
アクロポリスの丘
ここではギリシャ全土、またヨーロッパ文明の源と呼ぶのにふさわしいパルテノン神殿の堂々とした姿を見ることができます。 パルテノン神殿に祀られているのは、アテネの守護神でもあるアテネ女神。知恵と戦略を司る女神に守られたこの地は、毎日世界中からくる観光客で賑わっています。
アクロポリスの丘に登ってしまうと、その美しい全貌を楽しむことができません。近くにある丘に登って、アクロポリスの丘全体を眺めるというのも、おすすめです。
フィロパポスの丘
アクロポリスを背にして前に広がる2つの丘のうちの左側。遊歩道を左に登っていきます。頂上には古代ローマ時代の執政官フィロパポスの記念碑が建っています。
プニクスの丘
右側の丘。遊歩道を右に登っていきます。紀元前にはアテネ人民集会が開かれた場所で、遺跡も残っています。よくみると古代の陶器のかけらなども見つけることができます。地元アテネの人のお勧めの散歩道にもなっています。
アレオパゴスの丘
アクロポリスと古代アゴラの間にある丘。ここからアテネ市内が一望できます。聖書によると使徒パウロがここで演説を行ったといわれています。
アクロポリス博物館
アクロポリスの丘の麓に位置し、周辺で発見された出土品などを展示している博物館。最上階にあるパルテノンギャラリーからの眺望は、イチオシの絶景ポイントです。また、入口近くにあるミュージアムショップではガイドブックだけでなくマグネット、カレンダー、マグカップなどが売られているので、ちょっとしたお土産選びにも最適な場所です。
また、ただ眺めるだけでなく「食事をしながらアクロポリスの丘を眺めたい」、「ちょっとおしゃれに一杯飲みながら過ごしたい」という方には、バー&レストランもおすすめです。
古代アゴラ
アゴラとは「人の集まる所」を意味し、古代ギリシアでは政治や経済、文化の中心地でした。アクロポリスの丘を背景に古代アゴラと一体化した風景、とりわけ春や秋など、丘の斜面に緑が映える季節は素晴らしい眺めを見ることができます。
オリンピア
こちらはギリシャ神話の神々の中でも、天空を支配する最高神ゼウスを祀った神殿です。 オリンピアといえば、古代オリンピックが行われた場所でもあり、古代の人々が腕を磨き、競い合った場所です。
デルフィ
デルフィは太陽を司るアポロン神の聖域です。アポロン神は恋にまつわる話も多く、中にはアポロンが恋した娘が、彼の求愛を拒んで月桂樹に姿を変えてしまったという悲しいお話もあります。アポロン神が被る月桂樹の冠には、そんな恋の話が込められているといわれています。
メテオラの修道院群
中世の頃から修道士が祈りを捧げてきた修道院が、そびえ立つ奇岩の上にあります。かつて修道士達が、神に少しでも近付こうと、この場所を選んだといわれています。
3.ギリシャのおすすめグルメ・食べ物
ギリシャを訪れた際、ぜひ楽しんでいただきたいのが、アテネ旧市街プラカ地区での夕食です。今なお古い町並みを残すプラカには、100年近く続いている「タベルナ」(※ギリシャ語でカジュアルなスタイルのレストランのこと)などがあります。車が通らないほど狭い路地に並ぶテーブル席では、地元の雰囲気を味わいながらの食事を楽しめます。
メゼ
ギリシャにこられたらぜひ試していただきたいのが「メゼ」。ギリシャ語で前菜の意味です。
ギリシャ人は、ブドウの搾りかすから作る国民的なお酒「ウゾ」をちびちび飲みながら、この「メゼ」をつつきます。日本では焼酎を飲みながら肴をつまむというところでしょうか。このような、お酒とメゼを楽しめるところはギリシャ語では「メゾトポリオ(メゼを売るところの意)」と呼ばれています。
スブラキ・ギロス
ギリシャ人がちょっとお腹がすいた時に食べる、ギリシャ版ファストフードの品々です。
「スブラキ」は一言でいうと、焼き鳥の豚肉版。レモンと塩でのシンプルな味付けは、やみつきになる美味しさです。1本1.50ユーロくらいでテイクアウトできます。
「ギロス」は、大きな肉の塊をグルグルと回しながら焼いたものを削ぎ、トマトやザジキ(ヨーグルトソース)と一緒に平たいピタパンで包んだ料理。これ1つでお腹いっぱいになるボリュームで、テイクアウトのお値段は、1つ2ユーロくらいです。
エーゲ海観光のベストシーズンは春から夏
もしエーゲ海で「思い切って海水浴を楽しみたい!」ということでなければ、4月中旬~6月頃がおすすめです。島を結ぶ高速船が運航し出し、欧米からのお客様もまだ多くないこの季節。ゆっくりと滞在しながら、魅力あふれるエーゲ海の島々のご滞在をお楽しみいただけます。
お土産にもおすすめ!オリーブオイルが絶品
世界的に有名なギリシャのオリーブオイル。そのほとんどが、いわゆる一番絞りのエキストラバージンオイルです。フライやサラダにはもちろん、茹でた野菜にかけるのもおすすめです。アテネ空港の免税店のお店でも、最高品質のクレタ産のものをはじめ、さまざまな種類が売られています。
なお、空港にて液体物をお買い求めの際は、経由する空港により持ち込みが制限されている場合もありますので、購入する前にご確認ください。
ギリシャ発の自然派化粧品
ギリシャの女性は年齢に関わらず、オシャレにとても熱心だといわれています。そんな目の肥えたギリシャ女性たちが愛用する「自然派化粧品」も、お土産などにおすすめです。