改修された有明テニスの森のこけら落とし!Rakuten Japan Open Tennis Championships 2019(9/28)観戦レポート
皆さん、こんにちは!JTBスポーツです。
今回は男子テニスのATPツアーのひとつ、Rakuten Japan Open Tennis Championships 2019(以下楽天オープン2019)の観戦レポートをお送りします!
大 会 名:Rakuten Japan Open Tennis Championships 2019
(通称:楽天オープン2019)
期 間:【本戦】2019年9月30日(月)~10月6日(日)
【予選】2019年9月28日(土)~9月29日(日)
会 場:有明コロシアム 並びに 有明テニスの森公園コート
(東京都・江東区)
主 催:公益財団法人日本テニス協会
公 認:ATP/ITF
賞金総額:US$ 1,895,290
サーフェス:ハードコート
使 用 球:スリクソン(ダンロップ)
種 目:男子シングルス32名(予選16名)/男子ダブルス16組(予選4組)
車いすテニスシングルス8名(予選なし)/車いすテニスダブルス4組(予選なし)
シングルス=各セット6ゲームオール後7ポイントタイブレーク方式
ダブルス=第1、2セットともノーアドバンテージ方式、
6ゲームオール後7ポイントタイブレーク方式
最終セットは10ポイントマッチタイブレーク方式
今大会は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が東京2020オリンピック競技大会を見据えて来日。
錦織圭選手、ミロシュ・ラオニッチ選手(カナダ)、スタン・バブリンカ選手(スイス)といった面々が怪我で欠場となってしまいましたが、世界ナンバーワンプレイヤーが初めて日本でプレーすることもあり注目が集まっています。
ジョコビッチ選手は今回ダブルスにも出場予定です。
大会パンフレット
会場の最寄り駅は東京臨海高速鉄道りんかい線の国際展示場駅。 東京ビッグサイトも近接しており、イベント開催時には非常に多くの利用者でにぎわう駅です。 会場周辺を含む臨海部は宿泊施設が建設ラッシュとなっており、来年に迫る東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けての準備も着々と進んでいます。
国際展示場駅前
駅を出て右に進むと屋根のある道が続きますが、これに沿って行くと東京ビッグサイトにたどり着いてしまうので注意! 駅に隣接するコンビニエンスストアの脇を直進し、右手に見える歩道橋を目指します。
奥に歩道橋が見えます
歩道橋からは有明コロシアム(センターコート)の大きな屋根が見え、渡り切ればそこは有明テニスの森公園。 それほど混雑もしていなかったので、わずか3分ほどで会場に到着しました。
歩道橋から見た有明コロシアム
有明コロシアム入り口
9月28日は予選日だったので3つのコートで試合を開催。 コート外にある広場は無料で立ち入ることができ、テニス関連のスポーツメーカーのブースやグッズショップ、フードトラックなどが軒を連ねていました。 楽天オープン2019では大会史上初めて車いすテニスの部が開催されることもあり、車いすテニスが体験できるブースも用意されていましたが、この日は体験できず…。 ちなみに車いすテニスの部には国枝慎吾選手が出場予定ということで、こちらも大注目です!
有明コロシアム内に用意されたミュージアムには錦織圭選手や大坂なおみ選手の実使用ラケット、今年のウィンブルドンジュニアを制した望月慎太郎選手の優勝カップなど、テニスファンならチェックしておきたいお宝が盛りだくさんでした。 カフェも併設されているので試合前後に訪れるのがオススメです。
ミュージアム入り口
試合会場となる有明コロシアムは東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のために改修が施され、今大会がそのこけら落とし! 有明コロシアムは座席が青一色になったほか、バリアフリー化が推進され、車いす用の座席も非常に多く用意されていました。 1か所しかなかったコロシアムへの入り口も2階席以上用の入り口が新設されたため、スムーズな入退場ができそうです。 また、有明コロシアムの隣には3,000人収容のショーコート(東京2020オリンピック時のコート1予定)が新設され、こちらも今大会がこけら落とし。 来年5月には現在の広場部分にショーコート2(東京2020オリンピック時のコート2予定)が作られ、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会へ向けた改修が完了する見込みです。
有明コロシアム(センターコート)
ショーコート(コート1)
そんな新生有明コロシアムで行われる初戦には、今年のウィンブルドンで四大大会初出場を果たした内山靖崇選手が登場!
アメリカのスティーブ・ジョンソン選手との対戦です。
楽天オープン2019の予選は2セット先取で行われます。
試合はお互いサービスゲームをキープする中、第1セットの第7ゲームで動きます。
ジョンソン選手のサービスゲームでしたが、内山選手がデュースの続く熱戦を制しブレイク!
勢いに乗った内山選手は続く第8ゲームをキープすると第9ゲームもブレイクし、ゲームカウント6-3で第1セットを奪います。
セットポイントは見事なリターンエースで会場を沸かせました。
第1セット第7ゲーム終了時
内山選手の勢いは第2セットも止まらず、第6ゲームではフォアハンドが冴えわたりブレイク。
中盤以降は得意のサーブでサービスエースを奪うシーンも増え、最終的には6-3,6-3のストレート勝ち!
29日に行われた試合でも勝利し、本選進出を果たしました。
テニスでは応援している、していないに関わらずいいプレーに対して拍手が送られます。
また、観戦した試合では内山選手のブレイクチャンス時には大きな拍手が起きていました。
基本的に静粛な中で行われる競技なので、プレー中の席移動や会話のタイミングには制限があります。
得点後、いいプレーやフェアプレー精神あふれる選手の行動には拍手を送りましょう!
また、楽天オープン2019では主にプラクティスで使用されるコート(東京2020オリンピック時のコート3~11予定)も試合会場となっていました。
仮説のスタンドはコートとの距離も近く、臨場感抜群!
ちなみにこの試合の奥では身長198cmで世界屈指のビッグサーバー、マリン・チリッチ選手(クロアチア)がサーブの練習をしていたのが目に入り、こちらも気になってしまいました。
臨場感抜群のコート
そんな楽天オープン2019は10月6日(日)まで開催予定です。 10月末からは全日本テニス選手権も開催されるので、この秋は新しくなった有明コロシアム・有明テニスの森公園を楽しむチャンス! 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会でも要チェックです!