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2019.9.10

観戦レポート

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FIBAワールドカップ2019
一次ラウンドvsチェコの観戦レポート!

こんにちは、JTBスポーツバスケ担当です。
今回は中国・上海で開催されているFIBAワールドカップ2019観戦レポートをお送りします!

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アジア地区予選を突破し出場権を手にしたFIBAワールドカップ2019 中国大会は世界の強豪32ヵ国で競われます。 NBA選手も多数代表に名を連ね、リオ五輪で4位だったオーストラリアをねじ伏せ実力を示すと、アジア王者のイラン(世界ランク27位)をも破り、自力では21年ぶりとなる本戦出場を果たした現在の日本代表は、まさに“日本版ドリームチーム”と呼ばれています。

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今回中国で開催されるワールドカップは、過去最大規模の大会となり、全世界から、80の各国代表チームがその予選に参加し、予選を勝ち抜いた32チームが、本大会に参加しています。

日本はトルコ、チェコ、そして世界No.1に君臨するアメリカと同じE組となり、日本代表VSアメリカ代表が実現することでも話題となっていますね。
対戦国を見てみると、日本の初戦の相手トルコは2010年のワールドカップ(当時は世界選手権)で準優勝した実力のあるチームです。 今回もNBAの現役選手をそろえた手強い存在で2戦目の相手となるチェコは2016年のリオ五輪最終予選で敗れ、苦杯を味わされた因縁の相手。 そして、NBA選手を揃え、現在ワールドカップは2連覇、オリンピックは3連覇中と他の追随を許さぬ強さを国際大会で見せつけているアメリカを相手に、日本はどんな戦いを演じるのか? 世界中の注目が集まります!

FIBAバスケットボールワールドカップ2019 大会概要
開催地:中国

(中国8都市:北京、上海、南京、武漢、広州、深セン、仏山、東莞)
開催期間:2019年8月31日(土) ~9月15日(日)

参加チームロスター:

Group A: コートジボワール, 中国, ポーランド, ベネズエラ
Group B: アルゼンチン, 韓国, ナイジェリア, ロシア
Group C: イラン, プエルトリコ, スペイン, チュニジア
Group D: アンゴラ, イタリア, フィリピン, セルビア
Group E: チェコ, 日本, トルコ, アメリカ
Group F: ブラジル, ギリシャ, モンテネグロ, ニュージーランド
Group G: ドミニカ共和国, フランス, ドイツ, ヨルダン
Group H: オーストラリア, カナダ, リトアニア, セネガル

さて、筆者は9月3日(火)の日本代表“AKATSUKI FIVE”vsチェコ代表戦を観戦するため、会場となる上海オリエンタルスポーツセンター(上海東方体育中心)に向かいました。

上海中心街から地下鉄で「東方体育中心」駅に到着。4、5、6号出口を出て右手のエスカレーターを上がるとすぐスタジアムの建物が見えるのでとてもわかりやすい! ちなみに、会場付近は時間帯によってはタクシーを捕まえづらいので地下鉄がおススメです。

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国際的なスポーツの試合がたくさん開催されている上海で、このスタジアムは歴史が浅いものの、日本でも注目度が高いフィギュアスケート国際大会で使われるなど、今注目のスタジアムです。 なんでも、世界水泳開催に合わせて竣工されたとのことで、スタジアム周辺の水辺に囲まれた建物としても観るものを魅了させてくれます。

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会場外では多くの参加国関係者、ファン等が試合前から駆け付け、なかでも日本からのお客様も多く見受けられます。

入場入り口では、荷物のセキュリティチェックがあり、ライターやマッチの他、ペットボトルや缶などの飲料持ち込み、ビデオカメラやフラッシュ付きカメラ、三脚、音の出る応援グッズ等も持ち込みが制限されています。

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いざ会場へ入ると、巨大なスタジアムが現れ、中国・上海のスケールの大きさを感じます。 会場付近にはオフィシャルグッズの販売コーナーやバスケ体験ゾーンなどがあり、多くの方がイベント自体を楽しんでいる様子が伺えます。

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会場内にはホットドックや飲料販売もあり、試合前に腹ごしらえし、いざスタジアム席へ。
観客席としては日本にあるアリーナと比較すると、座席の配列にやや角度がついており、メインアリーナを見下ろす感じとなるのが特徴的。

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さて、1次ラウンド第2戦となるグループEの日本代表(FIBAランキング48位)とチェコ代表(同24位)との試合に話を移します。
トルコ代表との第1戦に敗れた日本は田中大貴選手、馬場雄大選手(ともにアルバルク東京)、渡邊雄太選手(メンフィス・グリズリーズ)、八村塁選手(ワシントン・ウィザーズ)、ニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)の5人がスタメン。 チェコはNBAシカゴ・ブルズ所属のトーマス・サトランスキー選手がスターティングファイブの一員に名を連ねます。

両国の国歌斉唱が終わり、試合が開始すると、チェコの3ポイント等で先制攻撃を受けてしまいます。 しかし、ポイントガードで起用された田中選手が3ポイントを沈めるなど活躍を見せ、18-18の同点で第1クォーターを終えました。

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第3クォーターや最終クォーターには八村選手やファジーカス選手の活躍等で追い上げたものの、76-89で敗れ、トルコ戦に続き、2連敗を喫してしまいました。 残念!!
やはり、ワールドカップに出場する国はどこもミスが少なく、確実にシュートポイントも重ねてきているのが印象的。 しかし、大舞台で確実に力を付けている日本は、まだまだ伸びしろも多く、強豪国相手にも手応えのあるプレーを魅せてくれました。

同日、日本代表戦の後に開始されたNBAプレーヤー擁するアメリカ代表vsトルコ代表戦も観戦しましたが、アメリカのポンポン決まる3ポイントシュートでスタートした序盤とは打って変わり、中盤よりトルコの猛攻撃を受けてしまいます。 なんと、第4クォーターに入るとトルコが追いつき、ついに逆転!
序盤と打って変わり、会場内はいつのまにかトルコの大応援団となっています。 試合はオーバータイムへもつれ込みましたが、アメリカがフリースロー2本を沈めて93-92と逆転に成功。 最後のトルコの攻撃もしのいで、何とか勝利をもぎとりました。

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会場内には地元・中国からの観戦客が多く、アメリカ代表を中心に“世界のバスケ”を思いっきり楽しんでいる様がとても印象に残ります。 ぜひ、日本でのスポーツイベントでも日本代表戦のみならず、海外選手のプレーに一喜一憂できるシーンが多くできるといいですね!!

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会場内が一体化となるスタジアム観戦がスポーツの醍醐味。
ぜひ、皆さんも各所で行われているスポーツ観戦にお出かけくださいね!

以上、観戦レポートでした!


記事執筆:2019年9月4日現在のものとなります。

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