空手1プレミアリーグ2019東京大会(9/6)観戦レポート
皆さん、こんにちは!JTBスポーツです。
今回は空手1プレミアリーグ2019東京大会で東京2020オリンピックの新競技種目でもある「空手」の魅力に迫ります!
大会名:空手1プレミアリーグ2019東京大会
日時:2019年9月6日(金)~8日(日)
会場:日本武道館
主催:世界空手連盟(WORLD KARATE FEDERATION)
共催:東京都
主管:公益財団法人全日本空手道連盟
後援:スポーツ庁、外務省、公益財団法人日本武道館、(予定)日本武道協議会、公益財団法人日本スポーツ協会、 公益財団法人日本オリンピック委員会
競技種目
【形】
女子個人 / 男子個人
女子団体 / 男子団体
【組手】
女子個人 -50kg / -55kg / -61kg / -68kg / +68kg
男子個人 -60kg / -67kg / -75kg / -84kg / +84kg
組手の試合
空手には大きく分けて2種類の種目があります。
【形】
・技の正確さ、力強さやスピード・リズム・バランス・極めを争う
・審判7人による点数判定
・世界空手道連盟(WKF)が認定する形リスト(約100種類)から選んで演武する
※空手1プレミアリーグ2019東京大会パンフレットより引用
【組手】
・相対する2人の選手が、決められた部位に突き・蹴り・打ちを早く、正確に、力強くコントロールして極める攻防。
コントロールされていない場合は反則となる。
・有効部位は「上段(頭・顔面・頸部)」と「中段(腹・胸・背中・脇腹)」
・試合時間:男女ともに3分
・試合時間終了時にポイントの多い方が勝利!
同点の場合は、最初にポイントを取った(先取)方が勝ち。
先取がない、または0-0で終了した場合は、審判5人による多数決の判定。
・試合時間終了前でも、8ポイント差がついた時点で試合終了
・ポイントは
「有効」・・・上段への突き、または打ち/中段への突き
「技あり」・・・中段への蹴り
「一本」・・・上段への蹴り/相手を倒しての突き
※空手1プレミアリーグ2019東京大会パンフレットより引用
今回観戦したのは「組手」。
予選は試合場が4つ隣接した中で、競技が行われています。
試合場が4つあり、各カテゴリーの試合が行われます
上部にモニターがあり、誰が試合を行っているのか、ポイントの経過などがわかります。
会場上部にあるモニターでどこで何の試合が行われているかがわかるようになっています
また、観戦時にわかりやすかったのが、ポイントや反則があった際、上部のモニターでポイントの入った技がアイコンで紹介されます。
初めての観戦でも、このモニターを見るとわかりやすいですので、是非参考にしてみてくださいね!
左下のアイコンが決まったポイントを解説してくれます
空手における組手の魅力は、相手の間合いを取りながら一瞬で技を決めるスピード感と気の抜けない緊張感です。
また、技を出す際に出す気合の入った声が技の迫力を一層際立たせます。
一瞬のスピードで技をお互い繰り出します
一本技である相手を倒しての突きを狙います
ちなみに試合中は、監督に1回ビデオ判定を要求できる権利があり、ビデオ判定を要求する際にはベンチから黄色いカードを提示するとビデオ判定が行われます。
監督より黄色のVRカードが提示されると、ビデオ判定が行われます
ビデオ判定後、判定員から緑色のYESカードが上がればポイントが認められ、赤色のNOカードが上がればポイントは認められません。
赤色のNOカードが提示されたためポイントならず
空手は相手を負傷させてしまった際、故意であるなしに係わらず、罰則が与えられ、審判より反則を言い渡された選手は審判に必ずお辞儀するなど礼を重んじる競技です。 見ている私たちも清々しい気持ちになります。
負傷した選手はドクターチェックが入ります
技が決まった際は、会場の拍手や声援によりボルテージが上がります!
ウクライナの応援団
今大会は5階級に分かれていましたが、東京2020オリンピックでは、男子-67㎏級、-75㎏級、+75㎏級、女子-55㎏級、-61㎏級、+61㎏級の男女各3階級となります。
日本には開催国枠があり、形、組手の全8種目に出場ができます。
出場選手はオリンピック・スタンディングというオリンピック出場権専用のランキング制度があり、2020年4月6日に日本人最上位の選手が内定となる予定であり、今大会のプレミアリーグもランキングポイント対象大会となります。
ランキングの詳細はコチラ
⇒http://setopen.sportdata.org/wkfranking/standing_tokyo2020.php#ranking
日本では女子形で世界選手権2連覇したことのある清水希容選手、世界選手権3連覇中の男子形喜友名諒選手、16年世界選手権優勝している女子組手の植草歩選手や男子組手の荒賀龍太郎選手、若手ホープの西村拳選手などメダルの獲得が期待できる選手がたくさんいます!!
観客の声援に答える西村選手
日本発祥の競技が来年の東京2020オリンピックで正式種目として採用されたので、各種目で金メダルを目指して頑張ってほしいですね。
以上、空手1プレミアリーグ2019東京大会観戦レポートでした!