スプリングボックスが10年ぶりに南半球制覇! ワールドカップ・スコッド31人も発表
こんにちは!南アフリカ観光局です。
やりました!南アフリカ代表スプリングボックスは南半球の強豪4カ国が争う「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の最終節でアルゼンチン代表ロス・プーマスと敵地サルタで対戦し、46対13の大差で勝利を収め、2009年のトライネーションズ以来となる南半球王者の栄冠に輝きました。
怪我で欠いたシヤ・コリシ選手に代わって、この試合でキャプテンを務めたデュエイン・フェルミューレン選手は「これまでのハードワークが報われた想いでとても嬉しい。ワールドカップ制覇という大きな目標に向けて一歩前進したと言えるものの、まだ多くの準備を重ねる必要がある」と気を引き締めていました。
その翌週、スプリングボックスはプレトリアのロフタス・ヴァースフェルド・スタジアムで再びロス・プーマスと対戦。
接戦となったこの試合ではウィングのシブ・ンコシ選手が2本のトライを決める活躍を見せ、日本出発前のホームでの最終テストマッチを勝利で締めくくり、12年ぶり3度目のワールドカップ制覇に向けて弾みをつけました。
この試合でラッシー・エラスマス ヘッドコーチ(HC)を何よりも喜ばせたのは、今年5月のスーパーラグビーの試合で膝を負傷し、長期の戦線離脱を強いられたシヤ・コリシ選手の復帰。
タックルやボールキャリーの際にも不安な様子は見られず、52分間にわたってプレーを続けたコリシ選手の回復ぶりにエラスマスHCは安堵の表情を浮かべていたそうです。
その後、スプリングボックスはブルームフォンテーンでの合宿に入り、8月26日にはワールドカップの最終登録メンバーの発表をヨハネスブルグで迎えました。
南アフリカ ラグビー協会のマーク・アレクザンダー会長が31人の名前を読みあげた発表の席はテレビでも生中継されるほどの注目が集まりました。
最終メンバーには3回目のワールドカップ出場となるベテラン選手3人(フランソワ・ステイン、テンダイ・ムタワリラ、フランソワ・ロウ)に加えて2回目となる中堅12人など、代表キャップ50以上を持つ5人を含む経験豊富なメンバーを揃えると同時に、2015年の前回ワールドカップ以降に代表デビューを果たした若手14人を選出。
このうちの6人(ハーシェル・ヤンチース、チェスリン・コルビ、シブシソ・ンコシ、マカゾレ・マピンピ、クワッガ・スミス、RG.スナイマン)は2018年3月のエラスマスHC就任後に代表入りした選手となっています。
ちなみに31人の中で最多キャップ110を誇るのはテンダイ・ムタワリラ選手、381の最多得点を記録しているのはハンドレ・ポラード選手となります。
エラスマスHCは「選出された最終メンバーには満足している。昨シーズンの初めからワールドカップ・スコッドの選考に取り組んできたが、経験豊かなベテランとエキサイティングな若手が顔を揃えたバランスの良い構成となった。選出された31人の選手たちは南アフリカを決勝トーナメントへと導き、傑出したパフォーマンスを見せてくれると確信している。開幕が待ち遠しくてならない」と述べています。
エラスマスHC率いる南アフリカ代表スプリングボックスは、8月30日に日本へ向けて南アフリカを発ち、9月6日に埼玉・熊谷ラグビー場で催される日本代表との注目の一戦を前に、岐阜県関市での事前キャンプに入ります。
間もなく開幕を迎えるラグビーワールドカップ2019™日本大会で南アフリカは“Stronger Together(一緒ならもっと強くなれる)”をスローガンに掲げ、ニュージーランド(9/21@横浜国際総合競技場)、ナミビア(9/28@豊田スタジアム)、イタリア(10/4@静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)、カナダ(10/8@神戸市御崎公園球技場)との試合に挑みます。
Go Boks!
※「写真提供:南アフリカ観光局」
活気溢れる南アフリカ最大のタウンシップ「ソウェト」
そして最後になりますが、今回のワールドカップ最終登録メンバーが発表されたヨハネスブルグは、300万人以上が暮らすアフリカ大陸で2番目の規模を誇る都市。 “ジョーバーグ(Jo’burg)“や”ジョーズィー(Jozi)”とも称され、世界的に定評のある人気レストランやおしゃれなカフェ、笑い声に満ちたバー、洗練されたショッピングモール、トレンド発信基地でもあるマーケット、歴史を物語る博物館や記念碑、躍動的なタウンシップ、モダンなアートギャラリー、ファンキーなナイトクラブやジャズクラブなど、多彩な観光資源を備えています。
※「写真提供:南アフリカ観光局」
「マンデラ・ファミリーミュージアム」は、1946年から長期投獄される直前の1962年まで、マンデラ氏が家族とともに住んでいた家。
※「写真提供:南アフリカ観光局」
ヨハネスブルグでは、文化・歴史・音楽などエネルギッシュで多様性豊かな雰囲気を実感できます!!
急速な発展とともに躍進するヨハネスブルグは世界各地からの旅人を心から歓迎するとともに、誰もが欲求を満たせる南アフリカの心臓部に他なりません。
南アフリカ旅行の際にはヨハネスブルグの魅力を体験してみてください!
以上、南アフリカ観光局レポートでした。
記事協力:南アフリカ観光局