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南アフリカ代表スプリングボックス、ワールドカップ前のテストシリーズに向けて始動

こんにちは!南アフリカ観光局です。

ラグビーワールドカップ2019™日本大会の開幕までいよいよ残り80日あまり。 優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」が開催12都市を中心に巡回を続ける中、出場チームをホストするキャンプ地を含めた国内各地では様々なイベントが展開されており、開幕に向けての期待は否が応でも高まるばかりという雰囲気に包まれています。

そんな中、南アフリカ代表スプリングボックスの計26選手は、7月20日からの「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に向けた本格的準備をプレトリアで6月23日に開始。 幸か不幸か、今季スーパーラグビーのプレーオフに進出した南アフリカのブルズとシャークスは先頃の準々決勝でともに敗退したため、それぞれのチームに所属する代表選手もすでにスプリングボックスへと合流しています。 このことについてニュージーランドのメディアは「スーパーラグビーを終えた南アフリカ勢=スプリングボックスは、ザ・ラグビーチャンピオンシップ開始までの数週間にライバルたちの争いをじっくりと観察できる。ワールドカップ開幕までの限られた準備期間や負傷者が出るリスクなどを思うと、スプリングボックスの本番での脅威は高まったと言える」と警戒感を強めるとともに、クルセイダーズとハリケーンズのニュージーランド勢同士による準決勝、その後の決勝戦で負傷者が出ないことを願っています。

南半球の強豪国であるニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカの4カ国で争われるザ・ラグビーチャンピオンシップでは例年、各チームがホーム&アウェイで計6試合を戦いますが、ワールドカップを控えた今年は各チーム3試合の縮小フォーマットでの開催となり、我らがスプリングボックスはヨハネスブルグのエリスパークで7月20日にワラビーズ、翌週の27日には敵地ウェリントンでオールブラックス、そして8月10日にアルゼンチンのサルタでロス・プーマスと激突します。 スプリングボックスは翌週の8月17日にはプレトリアのロフタス・ヴァースフェルドで再びロス・プーマスとのテストマッチを戦い、来日後のワールドカップ開幕直前となる9月6日には埼玉の熊谷ラグビー場で日本代表との試合に臨むことになります。

さて、ここからは国内の話題をいくつかご紹介。 トップリーグに再昇格したNTTドコモレッドハリケーンズに所属し、日本代表としても活躍する南アフリカ出身のヴィンピー・ファンデルヴァルト選手が大阪観光大使に就任すると先日発表されました。 海外出身選手の目線で食べる、見る、遊ぶ、買うなどの大阪の魅力を国内外へ幅広くPRしながら大阪のイメージアップに務めていくとのこと。 来たるワールドカップの開催都市に数えられる大阪では、55年振りとなる国際博覧会(万博)の開催も2025年に控えていることから、ファンデルヴァルト選手には人情の街とも称される大阪の街と人々の魅力を祖国南アフリカでも伝え広めてもらいたいと願っています。

そのNTTドコモレッドハリケーンズと同様に大阪をホームとする近鉄ライナーズには、スーパーラグビーのライオンズで活躍し、南アフリカ代表キャップ13を持つアンドリース・クッツェー選手が加入することが明らかになりました。 2016年シーズンから3季連続準優勝を果たした強豪ライオンズのユーティリティープレーヤーとして貢献したクッツェー選手は、トップリーグへの再昇格を目指す近鉄ライナーズでも貴重な存在として活躍するに違いありません。 また同じくトップリーグのNTTコミュニケーションズ シャイニングアークスも南アフリカ代表スプリングボックスの大物マルコム・マークス選手の入団を発表。 チームへの合流はワールドカップ後になる見通しで、2019-20シーズン終了後はすでに2021年までの契約延長で合意しているライオンズでスーパーラグビーに参戦予定とのことです。 さらに南アフリカ代表として37キャップを持ち、かつて近鉄ライナーズでプレーした経験のあるダミアン・ディアレンデ選手のパナソニック ワイルドナイツ加入も発表されており、ワールドカップ終了後も日本のラグビー界を盛り上げてくれるに違いない南アフリカ人=Mzansiから目が離せません。

最後になりますが、スーパーラグビーの強豪ブルズの本拠地ロフタス・ヴァースフェルドがあるプレトリアは「ジャカランダシティ」の愛称で広く親しまれています。 その理由は街路樹として植えられている約7万本のジャカランダの木々が、南半球の春を迎える10~11月になると毎年一斉に花を咲かせ、街中を鮮やかな紫色に染め尽くすからに他なりません。

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
約7万本にものぼるジャカランダの街路樹は、プレトリアの名物。

市内ではフォールトレッカー記念碑、市庁舎(City Hall)、国立劇場、ユニオン・ビルディングスなどの史跡名所を巡るツアーを楽しめる他、周辺にはカリナン・ダイヤモンド鉱山(Cullinan Diamond Mine)、マハリスバーグ(Magaliesberg)ハートビーズポート・ダム(Hartbeespoort Dam)といった見所が点在しています。

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
ユニオン・ビルディングスは丘の上に建つ南アフリカ政府の中枢。

ワールドカップ閉幕後は、美しく咲き誇るジャカランダとともにプレトリアでお花見に興じてみてはいかがでしょうか!!?

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
紫色が美しいジャカランダの花。

以上、南アフリカ観光局レポートでした。

記事協力:南アフリカ観光局

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