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SA Rugby Player of the Year Award ピーター・ステフ・デュトイが年間最優秀選手賞の栄冠に輝く!

こんにちは!南アフリカ観光局です。

南アフリカのラグビー界において、最高の栄誉と称される「SA Rugby Player of the Year Award」をはじめとした各賞の受賞者が2月上旬、南アフリカラグビー協会(SARU)より発表され、注目の年間最優秀選手にはスーパーラグビーのストーマーズに所属し、スプリングボックスでフォワード(LO/FL)を務めるピーター・ステフ・デュトイ選手が選出されました。

運動量豊富なフォワードとして高く評価されているピーター・ステフ・デュトイ選手による年間最優秀選手賞の獲得は過去3年で2度目。 1992年以降で年間最優秀選手賞を2回以上獲得している選手はブライアン・ハバナ(2005, 2007, 2012年)、サントリー・サンゴリアスでも活躍したスカルク・バーガー(2004, 2011年)、ジャン・デヴィリアス(2008, 2013年)、サントリー・サンゴリアスや豊田自動織機シャトルズでプレーしたフーリー・デュプレア(2006, 2009年)に次ぐ5人目の快挙となります。

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
ケープタウンの夜景は世界有数の美しさと称えられています。

26歳のデュトイ選手の南アフリカ代表デビューは2013年で、これまでの代表キャップは通算46個。 昨年の代表戦における活躍には目を見張るものがあり、最優秀選手候補にノミネートされた昨年の受賞者マルコム・マークスをはじめアピウェ・ディアンティ、フランコ・モスタート、ハンドレ・ポラードの4人を差し置いての受賞となりました。

昨年のテストマッチ初戦となった米国でのウェールズ戦でキャプテンを務めたデュトイ選手は、年間14試合のテストマッチで合計202回という驚異的なまでのタックルを決めたのに加えて、128回のボールキャリーと28回のラインアウトを記録。 またスプリングボックスが昨年戦った全試合に出場したのも、デュトイ選手とスティーブン・キッツホフ選手の2人だけとなっています。

今回の授賞に際して、SARUのマーク・アレキサンダー会長は「ピーターは疲れを知らない馬車馬として強烈なタックルと力強い走りを見せた他、スプリングボックスにとって重要なリーダーシップを遺憾なく発揮してくれた。まだ26歳と若いピーターには、この先まだまだ成長を遂げる余地が残されており、多くのボックスファンからも期待が寄せられている」と述べています。

また、スプリングボックスのラッシー・エラスマス ヘッドコーチも「昨年のピーターの活躍ぶりは文句なく今回の受賞に値する。決して諦めることのない、疲れ知らずの馬車馬は、リーダーとしの役割を果たしながらチームに大きく貢献してくれた。今回の受賞に心からの祝意を表したい」と讃えています。

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
ケープタウンを象徴する山「テーブルマウンテン」。頂上からの眺めは絶景です!

スプリングボックスは今年、日本でのワールドカップ開幕までに埼玉・熊谷ラグビー場で9月6日に催される日本代表とのウォームアップ試合を含めてテストマッチ5試合を戦った後に、本番でニュージーランド(9月21日@横浜国際総合競技場)、ナミビア(9月28日@愛知・豊田スタジアム)、イタリア(10月4日@静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム)、カナダ(10月8日@神戸・神戸市御崎公園球技場)との予選ラウンドに挑みますが、観戦の際にはラインアウトやスクラムの2列目で存在感を発揮する巨漢、ピーター・ステフ・デュトイ選手に注目してみてください。

ちなみに今回の受賞者発表では、7人制ラグビーのワールドシリーズで2年連続総合優勝を果たしたスプリングボック・セブンズに年間最優秀チーム賞、そしてスプリングボック・セブンズのニール・パウエルHCに年間最優秀コーチ賞も贈られました。

そのスプリングボック・セブンズですが、今季は本領を発揮するまでに至っておらず、去る3月1~3日に開催された7人制ラグビーのワールドシリーズ今季第5戦ラスベガス大会でも準々決勝での敗退後、フィジーとの5位決定戦でも惜敗を喫し、5大会終了時点での総合ランキングでは、首位の米国と31ポイント差の5位にとどまっています。 3月9~10日のバンクーバー大会で南アフリカ代表は、今季これまでの全5大会で決勝まで駒を進めている米国をはじめ、チリ、ウェールズとの予選ラウンドに挑みます。 そして4月には舞台をアジアに移し、伝統の香港セブンズが5~7日、シンガポール・セブンズが13~14日に開催されます。 全10戦で争われる今季の7人制ラグビーのワールドシリーズはこれから後半戦に入るわけですが、スプリングボック・セブンズによる大逆転に期待しましょう!

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
南アフリカのシーフードは絶品!
南アフリカ産ワインと一緒にお楽しみ頂けます。

そして最後も賞に関する話題となりますが、先頃フランスで創設された「The World Restaurant Awards」の授章式がパリで催され、ケープタウン郊外の漁村Paternosterの浜辺にある20席ほどの小さなレストラン「Wolfgat」が見事に世界ナンバーワンの栄誉を獲得しました! 築130年の古い建物を活用して2年前に開業したばかりのこのレストランでは、シェフが漁港で毎日仕入れる新鮮な海の幸を用いた各種コース料理が約7,000円で楽しめるそうです。
今年のゴールデンウィークは最長10連休ですし、ぜひ南アフリカまで足を伸ばしていただき、大切な人と世界最高の食事を南アフリカ産のワインとともに満喫してみてはいかがでしょうか!? ちなみに英国Post Officeによる「お財布に最もやさしい旅行目的地」の最新ランキングでもケープタウンは世界第4位に選出されています!

以上、南アフリカ観光局レポートでした。

記事協力:南アフリカ観光局

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