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スプリングボック・セブンズ シリーズ2連覇の勢いでワールドカップ制覇へ!!

こんにちは、南アフリカ観光局です。

やりました!7人制ラグビーの南アフリカ代表スプリングボック・セブンズが、6月9~10日にパリで開催された今季ワールドシリーズの最終戦で、ドラマチックな優勝を果たすとともに、総合ポイント争いでリードされていたフィジーを逆転し、見事にワールドシリーズ2連覇の栄冠に輝きました!

全10戦で争われた今季ワールドシリーズにおいて、スプリングボック・セブンズは、全ての大会で準決勝へ進出。 初戦のドバイ大会と最終戦のパリ大会での優勝をはじめ、シドニー、ハミルトン、ロンドン大会で準優勝、ケープタウン、バンクーバー、香港大会で3位、ラスベガスとシンガポールで4位とコンスタントに好成績を収め、5大会で優勝したフィジーを僅差で上回り、シリーズチャンピオンの座を獲得。 さらに今季代表デビューを飾った若手選手を、計7人も起用する大胆な手腕を魅せたニール・パウエル ヘッドコーチも年間最優秀コーチに選ばれました。

南アフリカラグビー協会のマーク・アレクサンダー会長は「この素晴らしいスコッド(※1)は南アフリカの誇り。尊敬の念を抱きながら、謙虚な姿勢を貫くブリッツボックスのチームカルチャーは、誰もが見習うべきものであり多様性に備わる強い力を、南アフリカ国民に証明して見せるとともに、世界の舞台で卓越した力と品格を示した」と敬意を払っています。

この後、七人制ラグビーの舞台は米・サンフランシスコで、7月20日に開幕するワールドカップへと移ります。 キャプテンのフィリップ・スナイマンを含む計15人の選手たちは、すでにステレンボッシュのトレーニングキャンプで大会に向けての準備に入っており、最終的に計12人のスコッドと2人のリザーブを選出した後、7月14日に決戦の地へと旅立ちます。

(※1 スコッドとは、国の代表チームなどの候補選手たちを指す呼称)

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
アルゼンチン代表との初戦が催されるダーバンは、インド洋に面した港町

そして話題は15人制へ。 南アフリカ代表スプリングボックスは、6月のホームにイングランド代表を迎えての3連戦を、ヨハネスブルグ、ブルームフォンテーン、ケープタウンの各地で繰り広げ、初戦でラッシー・エラスムス新ヘッドコーチ(HC)への初勝利を贈るなど、2勝1敗というまずまずの成績を収めました。
今回のテストシリーズで注目を集めたのは、スーパーラグビーのストーマーズに所属するシヤ・コリシ選手。 通算28キャップの代表経験を持ち、ストーマーズのキャプテンを務めるコリシ選手は、今回のイングランド代表とのテストシリーズで、スプリングボックス史上初となる黒人キャプテンの大役を任されたのです。

エラスマスHCは任命に際して
「スプリングボックスのキャプテンを務めるのはとても大きな名誉。チームメイトからの尊敬を集めるシヤは、とても真面目でハードワークに徹するプレーヤーであり、キャプテンとしての役割をしっかり果たしてくれると確信している」と期待を寄せていました。

大事な初戦では序盤に24対3とリードされながらも、見事な逆転勝利を導いたコリシ選手は
「序盤にあれほど苦戦を強いられるとは思ってもいなかったので、かなりナーバスになったけれど、過去に同じような状況を経験しているチームメイトの存在が頼りになった。一方で代表デビュー戦にもかかわらず、パニックに陥ることなく意欲的にプレーを続けた若い選手たちも賞賛に値する。ゲームを支配することに徹底すると決めてからは緊張感も消え去り、チームに一体感が芽生えて全てが噛み合うようになり、自分達の得意なプレーに集中できた。もっといい形でゲームに入っていかねばならなかったものの、時間の経過とともに選手たちが見せてくれた気概は素晴らしかった」と述べていました。

この後、南アフリカ代表スプリングボックスは南半球の強豪国であるニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの代表チームを相手にしのぎを削る「ザ・ラグビー・チャンピオンシップ」に挑み、8月18日にダーバンで催される、アルゼンチン代表との初戦を皮切りに、プレトリアで10月6日に催されるニュージーランド代表との最終戦まで、ホーム&アウェイ方式で各国の代表と計6試合を戦います。 Go Boks!

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
ムプマランガ州には、緑に覆われた峡谷では世界最大の「ブライデ・リバー・キャニオン」もある

最後になりますが、先日ムプマランガ州の「バーバートン山岳地帯」が近く、南アフリカで10カ所目のユネスコ世界遺産として登録されることが、確実視されていると明らかになりました。 この一帯には、地球最古の火山岩や堆積岩が最高の状態で保たれており、岩石中の化石によって、地球上で最も古い生命体がいくつも確認されています。 始生代から残る岩石を観察できる場所は極めて稀で、生命の創成期を物語る場所として「バーバートン山岳地帯」はすでに世界各地で注目を集めています。 地球の生命誕生の手がかりを追いに、南アフリカへの探検旅行に出かけてみてはいかがですか?

以上、南アフリカ観光局レポートでした。

記事協力:南アフリカ観光局

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